カープ黒田投手について | 税理士 K-nosuke の言いたい放題

カープ黒田投手について

広島東洋カープの黒田博樹投手が、現役続行を表明した。


今シーズン、大リーグで、しかも名門ヤンキースでローテーションをはっていた投手が、

日本に復帰、しかも古巣の広島東洋カープに戻ってきた。

しかも、年俸をだいぶさげての復帰ということで、

その記事を見たときは、鳥肌があがったし、心から感動した。


そして今シーズンは11勝をあげてしっかりと役目を果たした。

チームとしては、マエケンことエース前田健太投手が大リーグにいってしまうので、

なんとしても、黒田投手に残ってほしいところだったろう。


記事でしか実際のところはわからないが、黒田投手が言っていたのは、

モチベーションを保つことができるかというところが焦点だったという。


よくその理由なら、本人を口説けばどうにかなるっていう話だというが、

むしろ、そのモチベーションってかなり大事な部分なんじゃないのって思う。


目標に向けてその時を一所懸命がんばると、やり切った感ががあり、

燃え尽き症候群になってしまったりする。

この燃え尽き症候群は、一度なってしまうと盛り返すのに大変時間がかかる。

そうなると、無理にやったとき、すべてが中途半端にならないかが心配でもある。


自分自身が、こういった、燃え尽き症候群の経験があるので、

痛いほどわかる部分だ。

黒田投手の気持ちになって考えたら、

引退もあるだろうと覚悟はしていた。


まあ、黒田投手が結論をしっかりと出したようなので、

期する思いをもって、来シーズンを迎えるのだろう。

本当に楽しみである。



また、黒田投手といえば、

阪神の藤波投手に胸元をつかれて、威嚇したというシーンがあった。


あれをみて、感じ方は人それぞれなんだが、

あれは、チームの闘争心を掻き立てるためにやったことでもあると思う。


というか、最近の選手は、判定とかに食い下がったり、危ないボールを投げられて、

ガン飛ばしたりすることがなくなっている。

チームとして判定が不服のときも、黒田投手がベンチ前で声を上げていた。


こんなことは、若手選手が声をあげることであって、ベテラン選手がやることではない。

むしろ、若手をなだめる側になるはずだ。

そういう生きのいい選手がいないから、黒田投手が声を出しているのだろう。

それだけ、闘争心むき出しの選手が減っているということだと思う。


勝負事は死ぬ気でいく。

その辺のハングリー精神を教えてくれる対応だったと、自分は思っている。


若手選手は、その背中を見て何を感じるのだろう。


そのくらい、一人一人が闘争心をもって戦うチームができれば、

その組織は強くなっていくものだと思う。


来年も黒田投手の活躍が楽しみだ。



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