税理士試験
まもなく、税理士試験の日が近づいてきました。
毎年1回、8月の上旬にあり、私もこの試験のための勉強をし、
平成21年に合格をしました。
税理士試験は、難関な試験だと言われておりますが、
根性で頑張れば絶対に合格できる試験だと思います。
試験勉強は、量が多く、理論も暗記したりするので
たいへん時間がかかります。
実際に、気がめいって挫折する人も少なくありません。
でも、合格するということを信じてやっていれば、
光が見えてくると思います。
ただいくら長丁場といっても、すべては、税理士試験当日の
2時間(1科目の受験時間)に照準をあわせなければ意味がありません。
一所懸命がんばってきたけど、当日体調をこわして集中できなかったとなると
それは本末転倒です。
そのたった2時間で最高のパフォーマンスを表現しなければなりません。
私は、その2時間で最高のパフォーマンスを表現するために、
いかにしてモチベーションをそこにもっていくかということを
「かなり」重視しました。
試験当日から逆算して2週間前までのスケジュールを
直前になってあわてることないように、あらかじめ決めておきました。
特に試験1日前は、ビジネスホテルに宿泊し、覚えていた理論を、
その日に全部口に出して確認し、試験で何が出てもよいようにしました。
試験当日は、何時に起きて、何時にどこで何を食べて、
何時の電車にのって、何時にコーヒーショップに入って、
何時にどのルートを通って試験会場に行き、
試験会場に入ったら、ただひたすら音楽を聴き、
20分前位から、音楽をアップテンポの曲に変えて
意欲をたかめ、、、など、試験以外の余計なことを考えないように
あらかじめ、行動パターンを決めていました。
あと、試験前は、午後6時以降は一切勉強しないとか、
(仕事は1週間前くらいから有給休暇をとった)
聴く音楽は、リラックス系のものから激しいものを用意して、
メンタル面をコントロールをしたりしました。
スポーツ選手みたいな考え方ですよね。
そうです。私は陸上競技部に所属していました。
短距離選手だったので、このモチベーションの保ち方は
かなりこだわります。
スタートダッシュで出遅れたら、The endです。
ここに集中力を高めないと勝てないのです。
そのとき取り組んでいたメンタルトレーニングを、
試験勉強にも応用しました。
また、私が努力ができたのは、陸上競技部での練習経験からだと思います。
実際私は、陸上で100mを10秒台では走ったことがありますが、
振り返ると、ケガもしましたし、こうしたほうがとかああしたほうがと
後悔することが多かったです。
なので、自分には、100m10秒台という目標を達成できた
という成功の経験と、その後伸び悩んだという失敗の経験があります。
成功の経験があるからこそ、やればできるんだという気持ちになれますし、
失敗の経験があるからこそ、ここで手を抜いたら後悔するということを
理解しているので、それが試験でもいかされましたし、
現在の税理士の仕事でも、いかされている部分だと思います。
努力するという意味ではいい経験をしていたと思います。
あと、目標設定をするのは大事なことだと思います。
それがひとつの指標になるので、それに向かって動くことができます。
私の場合は、
「試験に合格する」を目標としているのではなく、
「税理士というツールを獲得して、幅広く経営コンサルティングをしたい」という
目標があったので、税理士試験の合格は、それを実現するための通過点のひとつという
位置づけでした。
さらにその先を目標としているのであれば、すぐにでも試験に合格し、
次のステージへ進みたいと思うでしょう。
最後に、これから税理士試験を受ける人は、
試験勉強ができる環境に感謝しなければなりません。
受験するのは自分ですが、それを支える、家族、友人、職場の人、彼氏彼女、
専門学校の講師など、
この人たちの支えがあるから、心おきなく受験することができるのです。
家族であれば、親や兄弟が生活のリズムを合わせてくれたり、
金銭面のサポートをしてくれたり、
彼氏彼女であれば、受験のために遊びを控えてくれたり、
職場であれば、受験勉強のために、誰かしらが仕事の負担を
背負うこととなりますし、
友人であれば、「がんばれよ」って応援してくれますし、
この人たちの支えなしでは、当然試験なんてできませんし、
感謝の気持ちがなければ、受験をする資格などはありません。
よく、勉強しているのが偉いんだと、でかいツラをしている受験生が
多かったりするので(実際近くにもいたので)、その考えは即刻
改めてもらいたいと思います。
試験直前にふと振り返って、いろいろな人の顔をうかべて
感謝の気持ちを身にしみて感じるのもよいのではないかと思います。
(今はそんな余裕はないかもしれませんが)
受験生の方々は暑い中大変ですが、
最後の追い込み、頑張ってください!
K-nosuke