社会保障と所得の共通番号制度
社会保障と所得の共通番号制度の大綱案が6/28にまとまったそうです。
この共通番号制度とは、年金や労働保険、税務などの6分野に共通する番号を
国民一人一人に割り振り、一元管理するものだそうです。
これにより、どんな所得層がどんなサービスを受けているのかを管理することができ、
また同じ番号で管理するため、事務手続きを緩和することができるようになるそうです。
この共通番号制度については、前々から言われてましたが、
やはり、問題となるのは、個人情報の流出でしょう。
また、そもそも導入そのものに異論があったりするので、
実現には多くのハードルがありそうです。
私はというと、個人情報保護が完璧になされるのであれば、
正しい管理が望めるため、基本的には「賛成」です。
ただ、保護ができない場合には、その人の所得、住所、生年月日、財産状況、病歴などの情報が
すべて流出してしまうというとんでもない事態になってしまうので、
個人情報保護のやり方がクリアになり、国民の理解を得られない限りは、
導入はすべきではないと思います。
まあそもそも年金情報の管理やコンピュータ化もまともにできないような国の組織に、
この共通番号制度の導入を任せるというのは大変怖いですね。。
そして、この増税路線(おそらく)の中、また震災復興をしなければならないと言っている中、
共通番号制度の導入コストをかけるという発想が、正直宇宙人レベルとしか思えません。。。
今後の動向をチェックしたいと思います。
K-nosuke