僕がその人を視界に入れた時、
周りには木が鬱蒼と生い茂っていた。
ヒントをくれた、かの博士による証言をたどれば…
「Fの弱点はつまり相対性理論に近付きすぎ。
しかし、Mの中では浮きすぎてしまうので、
売却するなら今月中がよろしいでしょう」
とのこと。
サングラスを鼻の上に戻した僕は後を走るネコの存在に気付いた。
即座に音もなくその場を離れる案を採用(なんの迷いもなく)
瞬間接着剤を欲した意図を嫌というほど理解して、
その通りにたどってみた。
しばらく目隠しの中、
足元から響く枯れ葉の悲鳴に気を取られていたら…残念。
なんと僕は吐き気を催す海ほたるまでたどり着いていたんだ…
(正確には海ほたるを見下すちっぽけな灯台)
「…なんてことだろう、あそこまでは三分もかかる」
(何故気づかなかったんだ…)
そっと自分の髪を風がさらった。
滲んだ汗は寒さへと変わる。
「あー…困ったな…」
海ほたるの下には、性質の悪いマグロさえ存在していることだろう。
もちろん、それらの後らには目を光らせる鮫も付き物…
ほとほと気が滅入ってしまう。
しゃがみ込んで左手の銀色を眺めていると、
銀色に揺れる苺が何故だか、
涙が染み込む午後のように思えて仕方ない(口角が吊り上がる)
(頭の中では計算式のみが飛び交って…)
僕が生まれ持ったオノガを好む手癖の悪さが、
なんだかんだで今日び役に立ったように思え、
少なからずの優越感というものさえ湧きだす。
(…Motherに感謝)
そう思った調度その時、
なんと零時を告げるフクロウの声を聞いてしまった…
(聞いた…というのではなく、あくまで聞いてしまった)
目を見開いて間違いではないかと、
どこからか連れてきたタヌキに問いてみる。
「間違いないでございまぁーす」
ニタリと笑った、又、苺が一つ生まれ落ちた。
銀色は惜し気もなく揺れていて、
横目はそれを確認したとき、
目の前には音もなく先程のネコがいた。
「…フクロウ達は理解してくれてました」
連れて来たのがタヌキだったことを、
少なからず後悔こそしたが、
それまで綺麗だった苺が急に光を失って目障りだった。
そして僕は海ほたるの中に溶けていった。
(仕方ない目障りな苺は明日の朝処分しよう…)
これにて、お粗末。
※SANA様可愛い…(唐突
パンダは犯罪だと思います。
最近の通学のお供は、
未完成とギルドなんですが…
口ずさむと変な子に見られます。
てか、
これ分かってくれる人いるのかな…。