今朝も、氷点下5℃以下。本格的な冬がやってきた。

しかし、蔵王の麓が故郷の竜と剛は寒さ知らず。今朝も元気にグイグイ引く。

 

山道を経て、休耕田の畦道を往くと、大きな秋田犬の雄に遭遇。

10歳になるカイ君だった。

このカイ君、非常にフレンドリーで、竜と剛にも寛容。しかも、体重45kg程の堂々たる体躯。今まで見た秋田犬の中で、一番体高が大きいように感じた。

 

竜と剛は、ぶつかり稽古を所望して立ち上がって左右の前脚を振る、いわゆる来い来いをしていたが、カイ君が老犬なので自粛させた。

 

その代わり、筆者がカイ君を撫で回した。カイ君も筆者に体を預け、目を細めて喜んでいた。

秋田犬の飼育頭数は意外に多いようで、この界隈にも何頭か居る。

例外的な1頭を除いて、どれも大人しく人懐っこい。

 

それに反してと言うと、不遜かも知れないが、柴犬には不寛容で神経質な個体が少なくないように感じる。

 

勿論、フレンドリーな柴犬も居るが、例外的だ。

 

四国犬や紀州犬はどうかというと、サンプル数が秋田犬よりも少ないので何とも言えないが、拙宅の近隣に居た雄の白い紀州犬は、初対面の筆者にもフレンドリーだった。

 

さらに不遜なことを言わせて戴く。

多くの柴犬の飼育者と、四国犬、紀州犬、秋田犬の飼育者との違いは、覚悟の違いなのではないだろうか。

 

インターネットでちょっと検索すれば、四国犬、紀州犬、秋田犬は、「飼育が容易ではない」という情報が山程出てくる。

 

それでも敢えて飼おうとする人々であれば、それなりの覚悟を持って飼育するはずだし、筆者もそうしてきた。

 

それに反して、柴犬で検索すれば、異口同音に「飼いやすい」の情報がキリがないほど出てくる。

加えて、柴犬はペットショップで生体販売されているから、ショップでも売らんかなで、「飼いやすいですよ」という安易な勧め方をしている虞もある。

 

こんな情報を鵜呑みにして、覚悟無く柴犬を飼い始めた人が少なくないのは想像に難くない。その結果が、他者に対して不寛容な柴犬の大量出没ではなかろうか。

 

筆者は、柴犬も、紀州犬も、四国犬も、(秋田犬は飼育したことがないので判断を保留するが)飼育の技術的な難易度は大差ないと思っている。違いは、パワーの違いで、何かあった時に力づくで押さえつけるための労力であろうか。

 

柴犬は、悪い意味でペットビジネスに完全に組み込まれた犬種になってしまったから、無責任な情報を鵜呑みにして今後も覚悟無く飼育する輩は増え続けるに違いない。

折しも、柴犬をはじめとした日本犬がブームのような雰囲気を感じるが、安易に飼えるという無責任な情報に踊らされること無く、覚悟を持って飼育して戴けるように、飼育を希望する方々の“飼育リテラシー”の向上を願って止まない。

 

※憂えることが多すぎて、つい上から目線の愚痴になってしまった。