国際結婚、離婚、再婚、不妊⇨犬親へ

自立した女性を生きる&支えるをモットーに

美術館長秘書&ライフコーチの

ベルリン暮らし13年目

 

>>>自己紹介はこちら

 

 

一年で一番大切な行事

クリスマスが終わり、

 

ドイツはちょっと気の抜けた

シャンパンのような雰囲気です。

 

 

ここから年末までの間

挨拶として頻繁に耳にする言葉が

日本でいうところの...

 

よいお年を!

 

 

ドイツ語では

 

Guten Rutsch!

 

 

最初これを聞いた時に感じたのは

なんか縁起が悪い...💧

 

というのも、
Rutschは「滑ること」

 

いってみれば

 

新しい年にスムーズに

滑り込めますように

 

みたいな感じ。

 

 

滑る、というのは例えば、

試験に落ちるとか、

思ったようにうまくいかなかった時、

とかに使いますよね、日本では。

 

個人的な感覚からすると、

滑って突入するような

リスキーなことをしなくても、

 

新しい年は向こうから

しめやかにやってくるのだから、

大人しく待っておけばいいのに、

なんて思うわけです(笑)

 

 

 

 

さて、今日のテーマは...

 

嘘も方便

 

はい、正直に打ち明けますと、

この嘘の片棒を担いでもらうために、

先日、心理療法士のところで

カウンセリングを受けてきました。

 

 

どういうことかというと、

その心理療法士さんに

一筆書いてもらうため。

 


ドイツ生活暮らしの中では、

性善説では物事が進みません。

 

相手が理不尽な対応をするなら、

こちらもちゃんとした理論武装をして、

自分の身を守ることが必要です。

 

そのためには主体的に情報収集をして、

使えるコネは全部使って、

攻めの姿勢でいかなきゃいけないな、

 

ということを体験した

エピソードをシェアしますね🫶


ことの発端は...

 

我が家のアパートの大家さんが、

犬を飼うことにOKを出さないこと。

 

じゃあなんで飼っているのかというと、

賃貸契約書で禁止されていないから。

 

うさぎより大きい動物を飼うときは、

大家のOKをもらうこと

 

とは書いてありますが、

ダメとは書いてない。

 

しかも、同じ建物に入っている

別のテナントさんの中にも

犬を飼っている世帯があるので

当然OKだろうと見越して

飼っちゃったんです(笑)

 


もちろんその後

アパートの管理会社を通じて

許可を求める丁寧なお願いメールを

何度も送ったんですが、効果なし。

 

ダメな理由の説明は一切なく、

NOの一択です。

 

話し合いのお願いにも、

応じないんですね。

 


この辺りの経緯については、

こちらの過去記事で詳しく話しています。

 



一度ダメと言われてからは、

お互い無視を決め込んでいる

という状態です。

 

触らぬ神に祟なし。

 


ただ、大家さん側から

「規則に違反しているので退去してください」

という通知がこない保証はどこにもない。

 

それを考えるとやっぱり心配です。

 


同じように、大家さんに内緒で

大きな猫二匹を飼っている

お隣さんに話してみたところ、

 

こういう時にドイツで有効なのは、

お医者さんからのお墨付きである、

という情報を仕入れました。

 

 

つまり

 

「あなたの精神的な健康のためには、

犬あるいは猫と一緒に暮らすことが

とても有効である」

 

みたいな一筆があれば、

大家さんは簡単にテナントを

退去させられないそうで。

 


もちろんこれも100%の保証を

くれるものではないけど、

 

この一筆があるかないかで、

私たちの心の安定感は全く違います。

 


ということで、夫のベンと一緒に、

嘘の片棒を担いでくれる心理療法士さんを

探し始めたのが去年の年末。

 


あちこち問い合わせたり、

知り合いのつてに聞いてもらったりして、

やっとこさアポが取れたのが先日のこと。

 


事情は前もって話してあったので、

当日のカウンセリングでは

その一筆の具体的な内容について話しました。

 


そうして書いていただいたのが、

こんな内容です。

 

Frau Grossは複数回の流産によって、

トラウマ的な不安感を抱えています。

本人の精神の安定のために、

小さな犬を飼うことを強く進めます

 

複数回の流産で心に傷を負ったことは事実。

 

また、愛犬マイラの存在が私の幸福度を

格段に上げてくれていることも本当です。

 

なので、

 

この一筆が嘘八百というわけではありません。

そこに少し、手心(?)加えてもらっただけ。

 


管理会社も余計な衝突は避けたいわけで、

同じアパートに住むお隣さんたちから

犬について何か苦情が出ない限り、

 

おそらくこのままお互いにダンマリを

決め込む状況は続くと思います。

 

万が一管理会社から何か言ってきた時は、

水戸黄門の印籠(!)のごとく、

この一筆を送りつけるつもりです。

 


ドイツでは、医療の専門家からの意見書や

証明書が大きな威力を発揮する国だなぁと、

暮らしていて実感しています。

 

そして、その証明書は、

事実を微妙に曲げていることもある。

 

そういう融通があるんですね。

 


もちろん、

 

どこも悪くなくてピンピンしてる人に、

会社に提出するための病欠証明書を

書いたりはしませんが、

 

心や体が弱っている人ができるだけ

ストレスなく会社を休めるような

システムになっている、というのは確かです。

 


自分の身を守るためには、

既存のシステムを利用することが有効だし、

どう利用するかを知るためには、

 

困った時は誰かに

相談しまくる

 

というアクションは必須です。

 


ドイツに限らず、平和な日本を一歩出たら、

これも大切な処世術なだと痛感したのでした。


貴方は、「嘘も方便」で

身を守った経験は、ありますか?
 

 

 

 

 


現在ご提供している

コーチングの体験セッションは、

 

継続してコーチングを受けることを

検討していらっしゃる方向けに

ご提供しています。

 

来年のびのびと飛躍していくために

継続したサポートが必要だな

と感じられる方は

ぜひ一度ご連絡ください。

 

「体験セッション」と

LINEで一言いただけましたら

詳しいご案内をお送りしますね。

 


【公式LINE】

 

今日の一℃を動かし

明日の決意へ

明後日の行動へ変えていく

コミュニケーションの秘訣を配信中です☺️

 

こちらをクリック!