自分の本音とつながり
誰にも遠慮せずに生きる決断を

完全一対一のコーチングでサポートします


異文化コミュニケーション歴20年

 🇩🇪ベルリン在住ライフコーチ

    木村グロース暢子(ようこ)です

>>>自己紹介

 

 
悪気がないことはわかっている
 
それでも
 
それだけは聞いてほしくない
という質問がありました
 
 
それは
 
「お子さんいらっしゃるの?」
 
 
 
 
先日、とあるイベントで
初対面の方とお話しする場面がありました。
 
 
共通の知り合いがいたので、
気楽なスモールトークを
始めたのですが...
 
 
会話を始めたばかりの段階で
その方が私に向かって
おっしゃったんですね。
 
 
 
それが冒頭の
 
「お子さんいらっしゃるの?」
 
 
もしこの質問を3年前にされていたら
あるいは10年前だったら、
 
 
私は絶句し、それから
内面の嵐を悟られないように
こう答えていたと思います。
 
「いえ、いないんです」
 
 
でも今回は、状況が全く違いました。
 
 
それに一番驚いたのは
自分自身なんですが、
 
 

私の口から咄嗟に出てきた答えは

これでした。

 

 

 

「生きている」子供はいないんです

 

 

全く無神経な人なら話は別ですが、

ちゃんと相手の話を聴く人なら

すぐに分かるはず。

 

 

この女性は、何らかの理由で

子供を亡くされた方なのだと。

 

 

びっくりしたのは、

彼女からの質問に私の心が

全く動じなかったことでした。

 

 

そして、

 

 

子供を亡くしたのだということに加えて、

 

この質問はこの相手には

適切ではなかったということが、

 

瞬時に相手に分かる回答が

スッと出てきたこと。

 

 

 

その方はハッとした表情で

「あ、ごめんなさい!」と

謝ってくださいました。

 

 

私の答えが反撃砲だったからといって

せっかくの楽しい場を壊してしまうのは

全く本意ではなかったので、

 

 

「でも今は犬を迎え入れて

その子と二人&一匹家族で

すごく楽しくて...」

 

 

と、会話は朗らかに続きました。

 

 

とても気さくで頼り甲斐のある方で

お知り合いになれて嬉しかった。

 

 

それが正直な気持ちです。

 

 

最後の流産をして

ちょうど3ヶ月。

 

 

強がりでも意地でもなく

私は大丈夫なんだな、と

気づいた出来事でした。

 

 

 

子供がほしくてほしくて、

それでもできなくて。

 

 

そういう状況で苦しんでいる女性に対する

「お子さんはいるの?」は、

心を粉々に砕く武器でしかありません。

 

 
同じように、何らかの喪失を
体験した人にとって、

不意打ちを食らう爆弾的質問は

どうしても存在します。

 

 

私だって、知らないうちに

誰かを傷つける質問をきっと

いくつも投げてしまってきた。

 

 

だから今回のエピソードは

自分の強さを認識できたと同時に

 

 

今の自分にできる限りの優しさと

相手の背景を想う柔軟な思考で、

 

 

質問には注意しようという

リマインドになりました。

 

 

 

さて、このイベント。

 

ちょっと想像を絶する

かの有名人のパーティーだったんですが...

 

 

それはまた次回に続きます☺️

 

パーティー会場からの眺めをチラリ