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異文化コミュニケーション歴20年

 🇩🇪ベルリン在住ライフコーチ

    木村グロース暢子(ようこ)です

>>>自己紹介

 
 
ベルリン中心部の
とあるプライベート美術館で
先月中旬から働いているのですが
 
 
先週の月曜日
日本人アートディレクターから
こんなメッセージが届きました。
 


暢子さん、お疲れ様です!

 

14日のパーティーイベントなんですが

4時からYoshikiさんの通訳に

ついてもらうことはできますか?

 

 

会場からの景色

 

 

... 話を二週間前に戻します。
 
 
勤務先の美術館の館長が
フランスの老舗シャンパンメーカー
Champagne Pommeryの
欧州取締役と知り合いで、
 
彼から依頼があったそうです。
 
 
Yoshikiがうちと提携して作った
シャンパンボトル4,000本を
ドイツで発売するんだけど
 

プロモーションのパーティ

手伝ってくれない?

 
 
そこからは、パーティを盛り上げるために
美術館の日本人スタッフ達に声をかけて
参加者を募り、
 
美術館オーナーの都合を工面したりして、
館長は色々とサポートに奔走。
 
 
そしてパーティの4日前になって(!)
決まっていた通訳者が急に
来られなくなったらしく、
 
 
館長にまたポメリ社長から
お願いがあったんです。
 
 
きみんとこ、
ドイツ語と日本語の通訳できる
人材いない?
 
 
で、私に白羽の矢が立ったというわけ。
 
 
正装していきました
 
 
そもそも英語が相当流暢なYoshikiに
日独通訳が準備された理由は、
 
イベント主催者である
Champagne Pommery取締役の
 
おもてなし精神
 
 
パーティー開始前に
6社とのメディアインタビューが
予定されていたんですが、
 
もし必要であれば日独通訳も
用意しましたよと言えるための
おもてなし要員だったんですね。
 

ドイツのテレビ局とのインタビュー場面

 

 

結果から言うと、日独通訳は
必要ではありませんでした。
 
 
ポメリ社長が当日インタビューの前に
Yoshiki本人に聞いてみたところ、
 
英語でやりますよ
 
ということで私は、
インタビューを横で見てる「だけ」(笑)
 
 
 
とはいえ、
 
世界に名だたるアーティストが
ドイツ&フランス人のストレートな質問に
丁寧に答える真摯で紳士な姿に心撃たれたし、
 
Yoshikiの生演奏を鑑賞し、
日本国内ではギフトボックス入りで
発売10分で完売したというシャンパンを
味わうこともできました。
 
 
普通は経験できない貴重な時間を
過ごさせていただくことができて
本当に感謝しています。
 
それは紛れもない気持ち。
 
 
一方で...
 
 

 

おもてなし精神(だけ)で

控えさせておいた通訳に対し、

 

その上司である私の勤務先の館長に

報酬の話を一言もしなかったポメリ社長の

 

殿様商売的な傲慢さ

感じてしまったのも事実です。

 

 

 

自分のとこの社員は自分のもの

友人のとこの社員も自分のもの

(まるでジャイアン・笑)

 

 

...みたいな。

 

 

 

 

私は美術館の勤務時間を費やして

通訳として現地に控えていたのだから、

 

 

私の愛する職場の「リソース」を

都合よく利用されたように感じて

 

 

パーティーの最中も終わってからも、

とても複雑な違和感を感じていたのでした。

 

 

 

 

違和感の奥にあったのは
自分の「正義感」でした。
 
 
大型顧客に対する面子を良くするため
だけに呼んだ友人のスタッフに対して、
 
つまりは友人のリソースに対して
敬意を払わない態度が許せなかった。
 
 
 
しかも、言わせてもらっちゃうと、
 
一時間120ユーロでビジネス通訳を
していたプロとしても、
 
知的財産権みたいな考え方が希薄なところも
企業としてどうなのよ?!と。
 
 
 
世界に名だたるアーティストにお会いし
彼の肉声を、生演奏を聴くことができたのは
本当に得難い経験で光栄なこと。
 
一方で、
 
主催者側のやり方に納得がいかない
この気持ちは、別物です。
 
 
感謝の気持ちと、
これは自分の正義に反する
という気持ちは、
 
共存できるんですね。
 
 
そして、それが自立した思考
ということかもしれません。
 
 
なんだか長々と語ってしまいましたが、
色々な意味で忘れがたい一日になったのでした。

 

夫も一緒に招待していただきました

記念にパチリ