KROSS×OVER-CAGE.3-&Level-G PRO
MMAメインはグンター・カルンダがTKOでグレイブディガーに勝利。鬼神 光司と山本 惇は一進一退の攻防の末ドロー。KICKメインは松本徐倫がAIKOからダウンを奪い判定勝利。須藤拓真は足関節で今成 正和から衝撃のタップ奪取。

 

 

 
 
 
▼第18試合 メインイベント KROSS×OVER PRO-MMA -80kg FIGHT 5分2R
×Gravedigger(アメリカ合衆国/Ground Shield Jiu-Jitsu and MMA)
〇GUNTHER KALUNDA(コンゴ民主共和国/フリー)
 ※1R 3’26” TKO パウンドアウト
メインイベントは目下5連勝中で勢いに乗るGravediggerと、ONE CHAMPIONSHIPにも参戦経験のあるGUNTHER KALUNDAとの対戦。

 

 

 

 

1R、強烈なインローを飛ばすのはGravedigger。対するGUNTHERはカーフキックで応戦する。前のめりにパンチを放つGravediggerに対して、先に内股気味でテイクダウンに成功したのはGUNTHER。しかしながらトップキープできないGUNTHERに対して、ケージを利用してバックポジションを奪ったのはGravedigger。それでも強引に上下を入れ替えたグンダーは肘とパウンドを連打で打ち下ろす。

 

 

肩を負傷したか動きが止まったGravediggerを見てレフェリーが試合を止めた。試合後のマイクでGUNTHERは、応援してくれた皆へ感謝の気持ちを伝え、タイトルマッチへの挑戦を熱望した。

 

(※メインをTKO勝利で飾ったグンター・カルンダ)

 
▼第17試合 セミファイナル KROSS×OVER PRO-MMA BANTAMWEIGHT(-61.2kg)FIGHT 5分2R 
△鬼神 光司(CAVE) 
△山本 惇(高本道場)
 判定1-0(19:18 19:19 19:19)
 
1R、開始からケージレスリングの攻防で始まる。身体の入れ替えや細かい膝蹴りなど両者一歩も譲らない。離れるとお互いにパンチを交錯させるが、すぐにケージに詰まって押し込み合いになる攻防が続く。ラウンド終了間際にパンチをかわして低空タックルからバックポジションを山本が奪う。

 

 

2R、テイクダウンされた印象を払拭したい鬼神は、パンチで前に出ると山本に右フックを合わされる。それでも積極的に前に出続ける鬼神に手を焼いている山本に徐々に疲れが見えはじめた。残り1分30秒でダブルレッグからバックについて押し込むのは鬼神。

 

金網に張り付けてパンチで削っていく。反転しようとする山本にタックルを合わせ、試合終了間際には山本のサイドポジションを奪いパウンドを落とす。

 

 

お互いケージMMAらしいハイレベルなレスリングの攻防を見せたが、結果は両者一歩も譲らずドローとなった。

 

 
▼第16試合 KROSS×OVER PRO-MMA FLYWEIGHT(-56.7kg)FIGHT 5分2R 
×野沢 零羽(ONE ROUND/KROSS×OVER NEW GENERATION CUP MMAバンタム級トーナメント2021優勝) 
〇柔龍(Battle King)
※1R 0’40” 一本 バックチョーク
1R、開始直後から首投げで柔龍がテイクダウンを奪う。ブリッジで返そうとする野沢の動きに合わせてバックに着くとチョークで一気に絞め上げて秒殺一本。 

 

デビューから格上相手に2試合連続で秒殺一本勝ちをおさめた新星に今後も注目だ。

 

 

※バックチョークで勝利した柔龍

 
▼第15試合 KROSS×OVER PRO-MMA LIGHTWEIGHT(-70.3kg)FIGHT 5分×2R 
×竹内 幸司(HLC GYM)
〇レトリバー和茂(リバーサルジム久喜WINGS)
※1R 3’36” 一本 ヒールフック
1R、どっしりと落ち着いて見合うのは竹内、対するレトリバーは先制の高速タックルからマウントを奪う事に成功。しがみつく竹内に対して手を焼くレトリバーは口を押えて嫌がらせ、そして肘とパウンドを混ぜていく。

 

 

不利なポジションをブリッジで返そうとした竹内に合わせて踵をキャッチ、レトリバーが鮮やかなヒールフックでタップを奪った。

 

 

 
▼第14試合 KROSS×OVER PRO-MMA BANTAMWEIGHT(-61.2kg)FIGHT 5分2R 
〇萩原 悠人(リバーサルジム久喜WINGS)
×小川 隼也(フリー)
判定2-0(20:18 20:18 19:19)
1R、先にタックルを仕掛け、かわされながらも金網に押し込み、その勢いで投げ飛ばすのは小川。しかしながら萩原は反転してトップを取り返す。上からパウンド、抑え込みにいきたい萩原であるが、小川に対処されて立たれてしまうう。もつれるように両者が倒れると、先にバックを奪った萩原が後ろからパウンド。

 

脱出した小川は上になってサイドに回りアームロックから腕十字、そして萩原は再びディフェンスから上を取り返し、目まぐるしく上下が入れ替わる展開が続く。
2R、右ストレートから金網に押し込み、小外掛けにてテイクダウンに成功した小川はサイドをキープ。

 

的確な肘打ちから腕十字を試みるが萩原はエスケープ。もう一度タックルに行く小川を切り返して上になったのは萩原。
トップキープをしたいところであるが立たれてしまう。ラウンド終盤には萩原がサバ折からテイクダウン、パウンドをまとめる。両者止まることなく攻め続けた好勝負の結果は、よりパウンドによるダメージを与えた萩原に軍配が上がった。

 

▼第13試合 KROSS×OVER MMA  Sクラス-72kg FIGHT 3分2R 
×西村 翔真(ポルティファミリアジム)
〇寒川 恵伍(MAD CITY GYM)
※2R 1’44” 一本 バックチョーク

 

 
▼第12試合 KROSS×OVER MMA Sクラス BANTAMWEIGHT(-61.2kg) FIGHT 3分2R 
〇山内 瑠士亜(ALLIANCE)
×寒天 ゆうき(BATTLE-BOX)
判定2-0(20:18 20:18 19:19)

 

 

 
▼第11試合 KROSS×OVER MMA Sクラス BANTAMWEIGHT(-61.2kg) FIGHT 3分2R 
△宇都木 勇成(リバーサルジム久喜WINGS)
△福田 龍也(ロデオスタイル)
判定0-0(19:19×3)

 

 

 
▼第10試合 KROSS×OVER MMA Sクラス -66kg FIGHT 3分2R 
立石 康平(BATTLE-BOX)
柳川 健太(FACT MMA)
※柳川の負傷欠場により試合中止
 
▼第9試合 STANDING FIGHT メインイベント KROSS×OVER GIRLS-KICK -43.5kg FIGHT 2分3R
〇松本 徐倫(ボスジム)
×AIKO(AX GYM)
判定3-0(30:27 30:27 30:28)
※AIKOは2R、右ストレートでダウンあり
前王者の松本徐倫が5連勝中のAIKOとリマッチ!

 

 

両者は2年半前に『KROSS×OVER.15』で対戦経験があり、その際は松本徐倫が判定3-0でAIKOを下している。
その後、徐倫は坂田美優との王座決定戦に勝利し、初代王者に輝いたが昨年10月に辻井和花に判定負けを喫してからの久々の復帰戦となる。
一方、AIKOはK-1グループを主戦としながら様々な団体に参戦し、着実に実力を積み重ねて直近4連勝と登り調子である。

 

1R、大きなパンチを振って前に出るのはAIKO、松本はケージを回ってかわす。前進を止めないAIKOに松本も左右のパンチで応戦。頭が当たりそうな場面が何度もあるも、構わず打ち合う激しい展開。

 

 

2R、松本が圧力を強めてAIKOの突進を止めにかかる。AIKOも下がらず手を出し続けるが、カウンター気味に右ストレートを打ち抜き松本がAIKOから先制ダウンを奪う。

 

 

3R、後が無いAIKOは下がらずラッシュを仕掛け、松本はAIKOに応えるように強振パンチで迎え撃つ。そのまま試合終了となり、お互いにパンチ連打を止めない意地のぶつかり合いは、元チャンピオンの松本がパワーで跳ね返しAIKOのリベンジを阻止した。

 

 
▼第8試合KROSS×OVER GIRLS MUAY THAI スペシャルエキシビションマッチ 2分2R
-辻井 和奏(BRING IT ONパラエストラAKK/第2代 スックワンキントーン 女子フライ級王者・他2冠)
-宇野 あいり(SB立志會館)
※高橋アリスが欠場の為、辻井と宇野のエキビションマッチに変更
※エキシビションマッチの為勝敗無し
金網で美しくも力強いワイクルーで観客を魅了してから試合開始。

 

1R、サウスポー同士の立ち合い。辻井は前蹴りから距離を取り、近づいてきた宇野に対して首相撲で押さえつけて膝蹴りを放つ。長身の辻井の蹴りに入り難そうな宇野は左ミドルをキャッチして突進し、辻井を転倒させる場面もあるなどアグレッシブに前に出る。

 

 

2R、宇野は蹴り足キャッチからの左ストレートを狙う。辻井はリズムよく左右の蹴りをジャブのように使い分ける。

 

 

離れた距離の攻防から首相撲の展開まで、両者の技術力の高さが垣間見えたエキシビジョンマッチとなった。

 

 
▼第7試合 KROSS×OVER PRO-MUAYTHAI  -59kg FIGHT 3分3R
〇笠原 淳矢(NEXT LEVEL渋谷)
×幸島 秀之(サンライズジム)
※3R 1’07” TKO 肘打ちによる出血
1R、お互いに思い切りのいいローキックから首相撲の展開。身長で上回る笠原が押さえつけにかかる。幸島は負けじと左ミドルから左右のフックで返していく。笠原の左フックから打ち下ろしのローキックが効果的に見える。

 

 

2R、笠原は手応えのあるローキックを集中的に当て、金網に押し込むと肘打ちで削る。幸島も前に出ようとするが、笠原の攻撃を先に被弾してしまう。
3R、前ラウンドにこめかみから出血のあった幸島へのドクターチェックから始まる。
肘打ちで突進の笠原に対し、気合で迎え撃つ幸島はパンチを振るっていくも、すぐに2回目のドクターチェックが入りドクターストップ。

 

 

肘打ちを何度もヒットさせた笠原がTKO勝利をおさめた。

 

▼第6試合 KROSS×OVER KICK HEAVYWEIGHT FIGHT 3分3R
△KENTA(スポーツジム67'S)
△山根 武夫(K-1ジム川口TEAM SIRIUS)
※Ryanが欠場の為、KENTAに変更
※ドロー  判定0-0(28:28×3)
※1R、山根は右ストレートにてダウンあり
Ryan Pauleyの欠場の為、何と大会前日にも関わらず代打出場のKENTA。
4戦4敗の山根は、なんとか初勝利を収めたいところ。
1R、強い一撃を放ちながらプレッシャーをかけていくKENTA。
上手く距離を取りながら攻撃を当てていく山根。
KENTAが振った右のパンチがタイミングよくカウンターとなり、山根がダウン。

 

 

それでもタフな山根は立ち上がりダメージを見せずに前に出る。山根のローを貰い、KENTAもやや効いた素振りを見せる。
2R 、ローと前蹴りでケージに詰めた山根がラッシュをしかける。
KENTAは被弾するも下がりながらも打ち返す。
途中攻め疲れか失速するも、ラウンドを通して前に出続ける山根。このラウンドは山根が取り返したか。

 

3R 、ボディストレート、前蹴りを放ちプレッシャーをかける山根。
互いにクリーンヒットは無いが山根が手を出し、前に出続ける。
1Rに痛いダウンを喫するも執念で2R、3Rと前に出続けた山根。
試合前日のオファーにも関わらず試合出場を決意したKENTAとのど根性対決は、ドローの痛み分けとなった。

 

 

 
 
▼第5試合 KROSS×OVER KICK WELTERWEIGHT(-67.5kg)
FIGHT 3分3R
×ヤン・マイケル(ルーマニア/ウエストスポーツ) 
〇乾 秀人(Bang Bangジム)
※1R 2’13” TKO 左ストレートにてダウン×2
KROSS×OVERで毎回熱い試合を繰り広げる激闘ファイターヤンに、本日がデビュー戦の乾がどう戦うか?
1R、サウスポーの乾は左ミドルとバックスピンキックでけん制、ヤンは左右のローキックで応戦。まだ力の入っている乾に対してヤンは落ち着いて距離を詰める。残り半分のところで正面衝突するように左ストレートでダウンを奪ったのは乾、明らかにダメージがあるヤンだが、根性を見せ何とか立ち上がる。

 

乾は左ミドルで追って左ストレートを連打、最後は金網に張り付けて左右の強振パンチで試合を終わらせ、デビュー戦をインパクト大の勝利で飾った。

 

 

 
▼第4試合 KROSS×OVER PRO-KICK FEATHERWEIGHT(-57.5kg)FIGHT 3分3R
×佳功(ZEEK GYM)
〇山下 明涼真(TSK japan)
 判定0-3(28:30 28:30 27:30)
1R、プレッシャーをかけながらパンチとローで前に出る山下。
ガードを固めながらロー、カーフと蹴り分ける佳功。
2R、初回と同じ展開が続く。下がる佳功。前に出る山下。

 

 

3R、徐々に山下のパンチが佳功の顔面を捉え始める。
佳功はケージ際で防戦一方になるシーンも。
判定は前に出続けた山下が3-0で勝利した。

 

 

 
▼第3試合 (株)イサミpresentsムエタイスーパーファイト3大決戦
JUNIOR-MUAYTHAI -54kg FIGHT2分3R ※肘なし・顔面膝なし
×渡部 惺(クロスポイント大泉)
〇藤巻 心(藤巻激場)
判定0-3

 

 

 
▼第2試合 (株)イサミpresentsムエタイスーパーファイト3大決戦
JUNIOR-MUAYTHAI -38kg FIGHT2分3R ※肘なし・顔面膝なし
〇松﨑 双獅(北眞舘)
×京極 蓮(team AKATSUKI)
判定3-0

 

 

 
▼第1試合 (株)イサミpresentsムエタイスーパーファイト3大決戦
JUNIOR-MUAYTHAI -36kg FIGHT 2分3R ※肘なし・顔面膝なし
〇田中 春翔(WIVERN)
×平野 裕典(修徳会)
判定3-0

 

 

 
【Level-G PRO】
 
▼第6試合 メインイベント Level-G サブミッションオンリーグラップリング -66kg FIGHT 10分1R
×今成 正和(今成柔術)
〇須藤 拓真(X-TREME EBINA)
※ 1’47” 一本 トーホールド

 

 

メインイベントでは、日本が世界に誇る“足関十段“今成正和 vs Level-Gライト級王者でもある“レッグハンター”須藤拓真の足関頂上対決が実現。

 

 

一年越しのドリームマッチが実現となる。

ダブルガードでの緊張感溢れる足の取り合いが続く
今成に50/50からトーホールド!
今成から衝撃のタップアウトを奪う須藤!

 

 

試合後、須藤は涙ながらに憧れであった今成への想いをマイクで語り、続いて代表の高橋が自身の師である今成、仲間である須藤の両名への想いを語った。

 

 
▼第5試合 セミファイナル Level-G サブミッションオンリーグラップリング -92kg FIGHT 10分1R
〇大嶋聡承(MARRION APPAREL GYM)
×濱岸正幸(CARPE DIEM世田谷)
※4’02” トーホールド
セミファイナルでは日本グラップリング界期待のホープ、大嶋が登場。元ZST王者にして柔術黒帯を巻く強豪グラップラー・濱岸を相手にチョイバー→50/50のマイキームスメシを彷彿ともさせる華麗なトランジッションで1本勝ちを収めた。

 

 

※左 勝利した大嶋聡承

 
▼第4試合 Level-G サブミッションオンリーグラップリング -52kg FIGHT 7分1R
×富松 恵美(THE BLACK BELT JAPAN)
〇坂本 和子(今成柔術)
判定0-3

 

 

 
▼第3試合 Level-G サブミッションオンリーグラップリング -56kg FIGHT 7分1R
×柳 仙香(ALLIANCE)
〇井上 智子(ストライプル茨城)
判定1-2

 

 

▼第2試合 Level-G AMATEUR PROFESSIONAL TRYOUT MATCH サブミッションオンリーグラップリング -61.2kg FIGHT 7分1R
×和田 拓也(リバーサルジム所プラス)
〇喜田 隼斗(NOW OR NEVER)
※0’40” 一本 ストレートフットロック
プレリミナリーファイトに組まれたトライアウト戦では、高橋サブミッションのスパーリングパートナーも務める喜田隼斗が、所英男推薦の和田をストレートフットロックで下し、次大会以降でのプロマッチ出場を内定させた。

 

 

 
▼第1試合 Level-G サブミッションオンリーグラップリング -52kg FIGHT 3分1R
〇白石 遼一(BJA NOBUSHI)
×阿部 湊介(OOTA DOJO)
判定3-0

 

 

 
昼のアマチュア大会から始まり、夜のLevel-G PROとKROSS×OVER-CAGE.3-では衝撃的な結末を迎えた試合が多く見られ、とても盛り上がった大会となった。
次回大会は7.7 KROSS×OVER.26新宿FACE大会となり、
ハルク大城が”無敗のルーキー”石川 蓮太を迎え撃つKROSS×OVER KICK スーパーフェザー級(-60kg)のタイトルマッチに加え、
リベンジと共にベルト奪取を目論む 大久保 峻を、現王者の星 憂雅がKROSS×OVER KICK バンタム級(-53kg)契約で迎え撃つ一戦も組まれている。
そして第2代スーパーバンタム級(-55kg)の王者を決定するトーナメントが開幕し、KROSS×OVER KICK現フェザー級王者の清水俊貴vs中澤誠弥、神田賢吾vs鈴木力也の試合が決定している。他、(株)イサミpresents    宿命16〜syukumei〜     
KROSS×OVER選抜vs"足立区の名門ジム" AX GYM 5対5対抗戦も開催されるなど、豪華かつ盛り沢山の試合内容となっている。