休日はアウトドア志向、クロマーマガジンのシムクロです。

以前から気になっていたのが、スラスランの真下にある小型遺跡「バッチュム」から真東へ伸びる、その名も「王道」。

現在、ベンメリアプリアカン・コンポンスヴァイ へは、国道6号線をドライブし途中から北上する、大きな迂回ルートをとるのが一般的です。ところがアンコール王朝時代、現在の6号線迂回ルートのほかに、アンコールトムからベンメリア、大プリアカンまで一直線の「王道」が建設されたといいます。

いつか全線走ってみたいものですが、今回の目的はMTBでのサイクリング。とりあえず途中にあるチャウスレイヴィボル遺跡まで、王道を忠実に辿ってみることに。

昼下がり、バイヨンをスタート。小回りコース へ入り、タプロームを過ぎてスラスランを右折すると、王道の入り口を発見!

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バッチュムを指す矢印が入り口。バッチュムまでは快適な道で迷う箇所もなく、買い物自転車で来ても大丈夫です。
辿りついた遺跡は残念ながら修復中。看板によると、塔一基(北塔)の修復費用が25000US$!凄い金額です。

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バッチュムから先は予想通り、全くの未整備。道幅は小型車が一台通れるほどですが、厄介なのが砂、砂、砂・・・。ビーチかあ!と叫びたくなるほど地面が柔らかくて、ホイールが嵌まり込むこと数十回。
時々すれ違う村人を観察すると、砂の溜まった道路中央を避けてサイドのわだちを追っていきます。なるほど!

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本当に一直線!!に続く王道と、途中で出会った村の子供。この村では外国人は相当珍しいらしく、みな大はしゃぎ。

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バンテアイスレイへ続く舗装路を横断してしばらく行くと、プノンボックが右手に見えるようになります。そして十字路に到達。ジュースを売る民家に聞くと、左折(北)がプノンボック、右折(南)がロレイ付近に通じるみたいです。フラフラだったのでしばし休憩し、お世話になった家族と記念撮影。こんな田舎でも、1人年配の方から英語で話しかけられました!そうだ、ここはシェムリアップ。

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地図で大体の位置を確認し、ラストスパート!すぐにロリュオス川の渡渉地点に到達しました。ベテランの子供たちに続いて、自分も乗車して渡ろうと試みたものの、上手くバランスがとれません。

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渡渉地点から少し走ると砂が減ってきて、道の真ん中に堅い石が露出しています。この王道、アンコール時代には舗装されたハイウェーだったとか。この石橋ってまさか、その名残?!

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石橋を渡る水牛たち。この光景、12世紀とあまり変わっていないような・・・。手前の石はおそらく、遺跡で石材として使われるラテライトでしょう。ナーガと思しき古い欄干も残っています。

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やがて、ロリュオスから延びる舗装路にぶつかります。T字路なので右折し、僅かに南下した「UNDP GEF SGP/HT」の看板から再び王道に入ります。角を曲がった途端、懐かしい雷鳴が!今年初のスコール(夕立)に遭遇しました!高床の民家の軒下で雨宿りすること40分。
チャウスレイヴィボルは王道沿いの丘の上にあり、改修中の現代寺院の真横に、崩壊しかけた遺跡が残っていました。

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写真好きなら、日没前がオススメです!枯れ木のシルエットや彫りの深い彫刻など、面白い被写体がたっぷり!

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スコール後の冷気をいっぱいに吸い込むこと1時間、出発したのは午後5時半。フィナーレはシェムリアップまで30km弱の国道6号線を、のんびり帰宅しました。

なおアンコール時代の石橋ですが、これより立派なものが、色々な場所で現在も使われています。観光客など滅多と来ない、古道を探訪するツアーの申し込みはコチラ

※政情により目的地(スピアントップなど北西部)が変更になる場合がございますので、予めご了承願います。



※今回ご紹介した王道ルートは、乾季のみ全線通行可能です。挑戦される方は、MTBもしくはダートバイクをレンタルされることをお勧めします。


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