イメージ 1

スタジオジブリ製作、宮崎吾朗監督のアニメ映画『コクリコ坂から』を観ました。

吾朗監督の前作『ゲド戦記』のすさまじさに、今回は観ようかどうか迷っていたのですが、観てよかったです。とても素晴らしかった。
60年代の東京や横浜の街並。当時の暮らしの様子も丁寧に描かれています。

映画自体とても楽しめたのですが、途中「考古学」の文字が登場していたので、そこについてメモしておきます。


映画『コクリコ坂から』は、1963年ごろの横浜の高校を舞台としています。
原作は高橋千鶴さんの少女マンガ。

映画が始まってすぐ、主人公のヒロイン「海」と新聞部部長の「俊」が再会する場所、それがなんと考古学研究会の部室なんです。

ドアの近くの棚には石膏でツギハギだらけの縄文土器が並べられ、壁の棚にはおそらく写真の整理フォルダらしきものがびっしり。

よくみると、長靴だとかエンピ(丸スコップ)などの現場道具もあったりします。

部員は二人だけらしくて、実質的には新聞部や文芸部に部室が侵食されているようです……。
このころ(昭和30年代)は高校の考古学クラブが活発だった時代なのですが、この学校では廃部の危機にあるみたいです。

主人公たちのうしろで、部員の2人が「未整理の資料が……」とかブツクサ言ってます。

劇中では、ヒロインの海が「国分寺遺跡」と書かれたラベルを木箱に貼るシーンもあったりします。


原作のほうには「考古学」なんて文字はまったく出てきません。

吾朗監督のお父さんでこの映画の企画・脚本を担当している宮崎駿さんは、在野の考古学研究者として活動した藤森栄一の心酔者なので、それでこういった要素が追加されたのかもしれません。


以上、長々と書いてしまいましたが、これらは映画のストーリーの流れとは全く関係していません。
ただ、こういうのがちらっとでも描かれていると、ちょっと気になってしまいますよね。