
きょうは、 本日から始まった東北歴史博物館の特別展、 『発掘された日本列島2014』 に行ってきました。 この展示は、 近年実施された全国の発掘調査成果を広く公表するために、 文化庁主催で毎年行われている発掘成果の「速報展」です。 (「前年」ではなくて「近年」というところがミソ。今回展示されていた下馬周辺遺跡の現地説明会には私も行きましたが、あれは何年前だったか……) いつもは東京の江戸博から開始で全国巡回ってのが多いですが、 今年は宮城の東北歴博から!

しかも今回は第20回目ということで、 これまでの20年間で発掘された様々な著名な遺跡の出土品が集結し、 『日本発掘』というテーマで、展示の第一部としてまとめられています。 これがすごい見ごたえ。 第二部の、かんじんの速報展を見る前に、おなか一杯になってしまいます。

こちらは、吉野ケ里遺跡で出土した巨大な甕棺。 左の人物と比べると、その巨大さが分かります。 第一部の展示では特に、 三内丸山遺跡で出土した様々な縄文時代の土製品、 今城塚古墳で出土した人物埴輪や家形埴輪などの形象埴輪、 博多遺跡群や瀬戸の窯跡群で出土した豊富な陶磁器などが注目です。

第二部の調査成果速報展では、 平安京で出土した、これまで見つかった中で最古となる「ひらがな」が墨書された土器や、 埼玉の鉄砲山古墳で出土した幕末の軍事教練に使用された鉄砲の鉛玉などが興味を引きました。 仙台関連では、 第三部となる復興事業関連の発掘調査のコーナーで、弥生時代の地震痕跡(地割れ跡)が見つかった荒井広瀬遺跡が、 地域展示のコーナーで、同じく弥生時代に発生した地震による津波によって廃絶した水田跡が見つかっている沓形遺跡・荒井南遺跡が紹介されています。 上の写真は、荒井広瀬遺跡です。 この特別展は、7月9日(水)までとなっています。 その後は全国を巡回します。