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 毒のある花

お迎えしたシムさんには

指一本触れさせない。

ちょっと危ない人魚たちのお話。

の番外編です。

 

動きのないSSで

ジョセフとリリが話し合ってるだけ

なんですけどね…。

 

前回のお話

 

 

番外編

 

リラがブロディさんと出会う少し前…。

Del Sol Valley

リリの自宅

 

 

リリ

「すまなかったな、わざわざ自宅まで」

 

ジョセフ

「いや、全然っす。

それより用件は…あの話っすか?」

 

リリ

「ああ、そうだ。

以前少しだけ話しておいたな」

 

ジョセフ

「今回の件ってリリさんの独断っすよね?

大丈夫なんすか?」

 

ジョセフ ピーターソン

犯罪者 有能な右腕

 

リリ

「まぁ…正直、バレたらやばいな」

 

リリ ラチエール

犯罪者 小犯罪組織のボス

 

ジョセフ

「マジすか…」

 

リリ

「だから、ジョセフに頼みたいんだ、妹の、監視をな」

 

ジョセフ

「…今もTartosaのビーチ暮らしっすか?」

 

リリ

「ああ、そうだ。

妹は…人魚でな。私と同じだ。

おそらく流れ着いたんだろうな。

勝手に住み着いてるみたいだが、周囲のシムたちもそんなに気にしてはいなそうだ」

 

 

ジョセフ

「そっすか…仕事は、変わらず病院っすか?」

 

リリ

「ああ…そのようだな」

 

ジョセフ

「…そうっすか…なんで妹さん…リラちゃんが狙われそうなんすか?」

 

リリ

「…やりすぎなんだよ、あいつは」

 

 

ジョセフ

「男漁りっすか?

確かに何人もあの子と付き合ってるみたいっすけど…」

 

リリ

「いいや、そんなのじゃない。

もっとやばい橋渡ってるんだ」

 

ジョセフ

「…やばい?

でも野良っすよね?」

 

リリ

「ああ、でもあいつはそこそこ頭がいい。

その上シムへの好奇心も強い。

恋愛面だけならいいんだがな…。

よりによってあの病院だから問題なんだ」

 

 

リリ

「お前は聞いたことないか?

グランホルム、という名前を」

 

ジョセフ

「グランホルム?

昔、ボスがこっちに取り込んだスパイっすよね?

確か…マイルズ…マイルズ グランホルム。

今ボスからそいつが住んでた家与えられてますし。

詳しくは知らないっすけど、今も消息不明なんすよね?

全部ボスが仕組んだって噂っすけど」

 

リリ

「それは兄の方だ。

弟の方は今でもS.I.M.Sで諜報員をしているぞ」

 

ジョセフ

「あ、そうなんすね?」

 

リリ

「それに、ボスが仕組んだわけじゃない。

こちらの組織に取り込んだところまではボスの狙い通りだ。

だがそのあとは…構成員の暴走だ。

マノロって詐欺師がいてな。

そいつが暴走したんだ。

結局貴重な手駒を逃した。

ま、私的には寝返る危険があるやつを置いておくのは反対だったし、マノロには感謝するがな」

 

 

ジョセフ

「ああ!あの蛇教の坊ちゃんっすよね!?

どっかの組織のシムに入れ上げてましたもんね。

あのスパイ、あの坊ちゃんが逃したんすね…」

 

リリ

「結構最近の話だな。

逃したというか献上したらしいがな」

 

ジョセフ

「そのグランホルムとリラちゃんになんか関係があるんすか?」

 

リリ

「ああ、問題は、リラの勤務先の病院だ。

ダニエル グランホルム、今や生きる伝説と言われるスパイだが、その妻がリラの職場にいるんだよ」

 

 

ジョセフ

「え!?

リラちゃん、それ知ってるんすか!?」

 

リリ

「知らんだろうな。

ダニエルの妻は昔は凄腕の外科医になると言われてたんだ。

天才的なセンスと的確な手腕に診断。

だが、男癖が悪かった」

 

 

ジョセフ

「…あの病院そんなやつばっかなんすかね?」

 

リリ

「…で、そんな奔放な凄腕の女医を射止めたのがダニエルらしい」

 

ジョセフ

「へぇ、すげー」

 

リリ

「結婚と同時に退職。

ただ最近子供が全員独立したらしく復職したらしいんだ」

 

ジョセフ

「へぇ…で、そこにリラちゃんが働き出したんすね」

 

リリ

「そうだ。

その妻は、ヘンリエッテというんだが、彼女のいる病院で薬の横流し、臓器、カルテ、患者情報の売買などしてるんだ、狙われて当然だ」

 

 

ジョセフ

「…知らないってすげぇ」

 

リリ

「ただ、ここからが妙でな。

ヘンリエッテがいながら当局が動かないんだ」

 

ジョセフ

「へぇ…」

 

リリ

「その上リラの悪行の取引先がわからない。

うちの組織ではないだろうな…ボスはそんな危ないことはしないだろうし…。

最近何人かこの世界に別の組織の人間が来てるが…それが関わりがあるかもわからないな」

 

ジョセフ

「…政府もかんでる、ってことないんすか?」

 

リリ

「わからん。

だがどこかが動き出してからじゃ危ないからな。

様子を見つつ動きがあったらすぐに動けるようにしたい。

知っての通りリラは男に取り込むのが上手い。

だから…お前に直接頼むのは少し怖いんだが…なるべく内密に済ませたいんだ」

 

 

ジョセフ

「…うーん…それって、俺がリラちゃんと親しくならなくてもいっすか?」

 

リリ

「え?あぁ、別に構わない。

どんな形であれリラの様子が確認できるならそれでいい」

 

ジョセフ

「…じゃ、適任がいるんで大丈夫っすよ。

女経験ないおっさんほど、可愛い悪人に弱いっすからねー」

 

リリ

「…そう…なのか?」

 

 

ジョセフ

「あ、リリさんも可愛い悪人っすね」

 

リリ

「は!?

全く、上司を揶揄うなよ」

 

 

ジョセフ

「はは、すんません」

 

 

 

続く…

 

ダニエルやマイルズの件は

こちらに…

 

 

このあたりの話も

いずれ書きたいと思ってる…。

思ってるだけなんだけど…ごめんなさい…。

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございます

キラキラお願いキラキラ

 

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