どうぶつのお医者さん
お迎えしたシムさんと
一緒にシェアハウスしながら
自作シムのエノックが動物病院を
開業、プレイするシリーズの前日譚です。
自作シムの兄弟二人のお話になります。
こちらの記事に少し紹介載せてます
お話をたくさん書きすぎたので
長くなるかもしれませんが、
お付き合いいただけると
嬉しいです。

前回のお話
エノックの話
ジャレッドがStrangerVilleを
去ろうとしている頃…
Selvadorada
フィールド家
・
・
・
エレナ
「やだ!気持ち悪いこと言わないでよー。
ふふふ、そうね、大事な宝物には変わりないわよ。
わかった、じゃあ待ってるから」
エレナ
「うーん…どうしようかな…」
エレナ
「エノック、ちょっといい?」
エノック
「ん?なに?」
エレナ
「ねぇ、エノックは…Selvadorada、好き?」
エノック
「ううん、別に好きじゃないよ」
エレナ
「…そう…え?
好きじゃないの?」
エノック
「うん、観光客も多いし虫も多いし、雨降るとすぐ道はぬかるむし犬も動物もいないし寺院とか興味ないし…」
エレナ
「え?え?
そうだったの?」
エノック
「うん、兄ちゃんともよくなんでこんなとこ住んでるんだろって話してたよ」
エレナ
「…そ、そうなの…。
じゃあ、引っ越そっか」
エノック
「え!?いいの!?」
エレナ
「うん、今日パパにも話すわね」
その日の夜
・
・
・
マシュー
「引っ越し?
なんで!?」
エノック
「もしかして、父さんがSelvadorada好きだったの?」
マシュー
「ん?ああ、大好きだ!
新婚旅行で来たんだよ!
なっ!?」
エレナ
「えぇ、まぁ、そう、なんだけど、まさか住むと思わなかったわ…」
マシュー
「え?もしかして…今まで無理して住んでたのか?」
エレナ
「…」
エノック
「…」
マシュー
「え!?そうだったのか!?
みんな好きだと思ってた…」
エレナ
「旅行先としてはいいところよ!」
エノック
「そうだね!
でも住むのは…」
マシュー
「…実はな、父さんも…会社まで遠すぎて通勤つらかった…」
エノック
「…」
エレナ
「あ、あのね!
実は今日ジャレッドから電話があってね。
あの子戻ってくるのよ」
エノック
「え!?もう!?」
エレナ
「うん、なんか料理失敗して火事起こしたんですって。
それで自分で料理作るの嫌になったそうなの」
エノック
「兄ちゃん全然家事とかしなかったもんね」
エレナ
「まぁね。
でね、ここからStrangerVilleは遠いでしょ?
だから少しでも近いOasis Springsに引っ越そうと思ったのよ」
マシュー
「おぉ!私も会社が近くなる…!!」
エノック
「へぇ!
僕も大学寮入ってもたまに家帰れるかも!」
エレナ
「じゃあ、すぐに引っ越しましょうか。
ちなみにジャレッドが帰ってくるのは明日よ」
マシュー
「急だなっ!!!」
翌日
Oasis Springs
・
・
・
ジャレッド
「ただいまー!
…つっても、自分の家じゃねぇ…」
エレナ
「おかえり!みんなもあっちに待ってるわよ。
それよりごめんね、慣れ親しんだ我が家を捨てちゃって!」
ジャレッド
「いやいいよ、全然」
エノック
「兄ちゃん!おかえり!
僕まだ遊びに行ってないのにもうプレハブ引き払っちゃったの!?」
ジャレッド
「…うん、まぁ…」
エノック
「えー!
遊びに行きたかったなぁ」
ジャレッド
「くんな!」
エノック
「え?」
ジャレッド
「あ、いや…なんか、ちょっと変なところでさ。
来てもつまんねぇっていうか…まぁあんま近づくなよ?」
エノック
「え、う、うん…」
ジャレッド
「あー、その、言い過ぎたな、悪い。
それよりエノックは来年大学だろ?頑張れよ」
エノック
「ありがと!」
・
・
・
ジャレッド
「…」
ジェス
「日々の平穏、そして家族が大事なら…」
ジャレッド
「…そうだな、俺は平和主義者なんだよ。
家族を危険に晒すことはできない。
エノック…一緒に住もうって約束は守れないけど…。
でも絶対、兄ちゃんがお前を守るからな…父さんも、母さんも…。
軍の犬にでもなんでも、なってやるよ…」
6年後
・
・
・
ジャレッド
「大学卒業おめでとう!!」
エノック
「ありがとー!」
エレナ
「さ、今日は卒業祝いよー!」
エノック
「わー!やったー!」
・
・
・
ジャレッド
「なぁ、大学に可愛い子いたか?」
エノック
「え?いないよー!」
ジャレッド
「なんだよ、まだ浮いた話ねぇのかよ」
エノック
「兄ちゃんそればっかじゃん。
兄ちゃんは?恋人できた?」
ジャレッド
「んー、いいなって思った奴はいたけど、付き合うまでは…いねぇなぁ」
エノック
「相変わらずだなぁ…」
ジャレッド
「それより卒業後はどうするんだ?」
エノック
「とりあえず医者になるよ」
ジャレッド
「へー!すげぇな!!」
マシュー
「俺みたいな平凡なサラリーマンの息子が…軍人や医者だなんて…」
ジャレッド
「父さん何泣いてんだよ」
エノック
「兄ちゃんだってもう二等少尉でしょ!?
すごいね!!!」
ジャレッド
「はは、俺は…」
ジャレッド
「…まぁな!毎日の敬礼の角度がポイントなんだ!」
エノック
「ははは、なにそれー!」
・
・
・
ジャレッド
「…エノック、お前は凄いよ。
大学も、頑張っていっぱい勉強したんだな…。
お前の兄貴でいれて、良かった…」
ジャレッド
「エノック、せめてお前だけでも、安全な場所に…」
・
・
・
ジャレッド
「選ばれなくても永住できる…家賃、生活費もバチェロレッテ持ちか…」
ジャレッド
「よし、…うん、これなんかいいな…」
・
・
・
ジャレッド
「なぁ!エノックー!」
エノック
「ん?なに?」
ジャレッド
「お前今恋人いるか?」
エノック
「またその話?
僕あんまり興味ないんだって〜」
ジャレッド
「そんなお前にいい話があるぞ!」
ジャレッド
「ほら、これ、知ってるか?」
※既に応募は締め切られております。
エノック
「バチェロ…レッテ?
なに?これ?
(この子可愛いなぁ…。
もふもふしてる…動物じゃなくて、シムなんだ…?)」
ジャレッド
「参加したシムと数日間共同生活して、ハウス内で恋愛して結婚相手を決めるんだってさ」
エノック
「へぇ…すごいね…」
ジャレッド
「エノック、お前行ってきたら?」
エノック
「え!?僕!?」
ジャレッド
「ああ、お前こういう着ぐるみ好きだろ?」
エノック
「(あ、着ぐるみなのか…)
う、うん…。
でも、仕事が…病院に配属されたばっかりだよ?」
ジャレッド
「いいじゃん、長期休暇ってことでさ。
そこそこのポジションだろ?」
エノック
「え、うん…まぁ…。
(仕事…それよりも…。
イエティちゃんか…。
着ぐるみなのかな…本当に?
でも、もしも着ぐるみじゃなかったら…)」
ジャレッド
「エノック?どうだ?」
エノック
「え!?あ!うん!
行く!!!
行くよ!!」
ジャレッド
「おぉ!そっか!
じゃあ行ってこい!
この家のことは心配すんなよ」
エノック
「ん?うん、わかった!
(着ぐるみ…?
でももしも本当に…こんな子がいたら)」
エノック
「じゃあ、僕行ってくるね!!」
ジャレッド
「え?今から?」
エノック
「行ってきます!!!」
ジャレッド
「…はや…。
そんな急に行くのかよ…異世界だぞ?」
エノック
「(もしも、もしも本当に、こんなもふもふの子がいたら…そしたら…!!!)」
エノック、みみさんの世界へ…(完全後付け創作で申し訳ない)
どのリンク貼ろうか迷ったんですけど、推しがいっぱい出場してるので紹介ページからご覧ください。
予選も見てね!推しがいるので!
マッドフェニックスゥゥウゥゥゥゥゥ!!!!
翌日
StrangerVille
・
・
・
ジャレッド
「…テッド町長!
お呼びでしょうか!」
テッド
「空いているよ、入りなさい」
ジャレッド
「はっ!本日のご用命はなんでしょうか!?」
テッド
「あぁ、フィールド二等少尉。
君の…弟くんが、なんでも異世界に行ったそうだね…」
ジャレッド
「なっ…!?」
テッド
「なぜ知ってるか?
さて、なぜだろうね。
なぜ知り得たか、それは大した問題ではない。
…そうだね?」
ジャレッド
「…はっ!」
テッド
「よろしい。
この街のこと、家族にはなんと…?」
ジャレッド
「…っ!
何も話しておりません!!!!」
テッド
「そうか…。
信用、してもいいんだね?」
ジャレッド
「はっ!!」
テッド
「…ところで君は、この赤い実は、見たことあるかな?」
ジャレッド
「…いいえ!」
テッド
「そうか、ではこちらのジュースは?」
ジャレッド
「…い、いいえ…」
テッド
「もしも、君が怪しい動きを見せた時は、君にも、そして君の家族にも、これを飲んでもらうことになる。いいかな?」
ジャレッド
「ぐっ…し、しかし…。
…町長、一つだけよろしいでしょうか」
テッド
「なんだ?」
ジャレッド
「そ、その赤い実は…」
テッド
「これがナニか、知りたいか…?」
ジャレッド
「…い、いいえ…。
知りたくありません」
テッド
「…よろしい。
ではもう行っていい。
くれぐれも、行動には気をつけるように。
ではもう話は終わりだ。
帰っていいぞ」
ジャレッド
「はっ!!!失礼します!」
ジャレッド
「…くっそ…!
でも、これでエノックはとりあえず大丈夫だろう…」
・
・
・
テッド
「これでよろしいので?」
???
「えぇ、十分です」
テッド
「あの…なんのためにこんなことを…?」
???
「ははは、まるでさっきのジャレッドみたいじゃないですか、町長」
テッド
「あっ…いや…」
???
「知らない方がいいこともある、そうですね?」
テッド
「は、はい…」
???
「では、引き続き赤い実の配布もジュースの流通も、この街だけに留めておいてくださいよ」
テッド
「は、はい…」
???
「まだ君に攻略されちゃ困るんだよねー、ジャレッドくん。
ストビルの攻略は君の役目じゃないんだよ…?」
続く…。
エノックはみみさんの世界に行きましたが
こちらの話はまだ続きます。
次はエノックが帰ってきてからの話。
エノック大活躍させてもらいました!
私の推し(たかる兄さん)もいますのでぜひ!
ちなみに、ジャレッドの不穏な話はそのままリリロワに繋がるイメージです。
わかりにくくてごめんね。
最後まで読んでいただき
ありがとうございます
RinのWavebox
いつもスタンプありがとう