皆さま、こんにちは☀

今回は新企画「東京街中探訪」です☝
この企画のテーマは
「遠くに行くだけが旅行じゃない」
です。
東京にだって観光出来る魅力的な場所はたくさんあります😊
そんな魅力的な観光スポットを巡るのがこの企画です。


今回の旅では江戸時代〜明治時代にスポットを当てます👀
今回やってきたのは東京都文京区後楽園。


国道254号沿いを西へ向かい10分ほど歩くと
稲荷蕎麦・萬盛
というお店。
近年リニューアルされたのか佇まいは新しいですが江戸時代より続くお蕎麦屋さんで創業400年以上😮


萬盛は傳法院にて修行していた澤蔵司が通ったとされる蕎麦屋。
1620年に澤蔵司を祀った澤蔵司稲荷が建立されて以降、毎朝"初茹で"の蕎麦を澤蔵司稲荷へ奉納しているそうです。
奉納する際には赤い箱に入れているとのこと。
その奉納されているのと同じ物がメニューとしてあります。
それがこちら✨
稲荷箱そば900円也

追加で稲荷寿司250円も😋

お蕎麦もスゴく食べやすくスルスルいけちゃいます😏
そして稲荷寿司はお揚げに味が染みていてとても美味しい😍

400年の味で腹を満たしたら散策再開🚶‍♀️
お店の目の前の伝法院通りを進むと傳法院に突き当たります。
澤蔵司はこちらで修行していたとされます。


傳法院を横目に更に進みます。
沿道には一軒家やマンションが建ち並び、
"THE 生活道路"と言った感じ。


しばらく進むと澤蔵司稲荷に到着。
先ほどのお蕎麦屋さんは江戸時代からずっと毎朝、ここまで初茹でのお蕎麦を奉納し続けているのですね😮


参拝を済ませた後、先ほどの生活道路を進みます。しばらくすると商店の建ち並ぶエリアにやってきました。
この辺りに住む人はこのエリアで生活用品や食料品を買い揃えているんでしょうね😊


更に進むと白山通りに当たります。
都内の主要道路なだけあって車の往来が多いですね👀
そして先程までとは打って変わってオフィスビルが建ち並びます👀


白山通りを越えてしばらく進み、路地へ入ります。


急な胸突坂を登りきると今回の目的地が見えてきました👀


鳳明館本館


ここで鳳明館の歴史を紹介。
明治後期の1898年に下宿屋として建てられました。すぐ近くには東京帝国大学(現・東京大学)があるため、当時この辺りは500軒もの下宿屋が建ち並ぶ下宿街だったそうです。昭和初期になると下宿屋から旅館へと転業が進み、この辺りには約120軒の旅館が建ち並ぶこととなりました。鳳明館も下宿屋から旅館に転業しました。しかし、その後の東京大空襲により多くの旅館は焼失し廃業。今となっては当時の趣きを残した旅館はこの鳳明館だけとなってしまいました。


鳳明館には本館、森川別館、台町別館の3種類があり、日替わりで利用出来る建屋が変わります。
また、現在は宿泊営業はしておらず、デイユースのみの利用となります☝


扉を開けるとまるでタイムスリップしたかのようなエントランス


帳場にてチェックイン手続き✍️
その際に女将さんから色々とお話が聞けました👂
鳳明館が戦災を受けなかった理由として東京帝国大学のすぐ近くにあったからとのこと。当時の米軍は東京帝国大学から半径100m圏内は攻撃してはいけないというルールがあったとか。
戦後、近隣のほとんどの旅館が戦災に遭い焼失しそのまま廃業してしまった一方で、靖国神社への参拝客が増加していた兼ね合いからこの辺りの旅館需要は増えていたとのこと。そのような背景もあり、鳳明館は重宝されたそうです。そのタイミングで内装の改装工事を行ったとのことなので、内装については戦後の造りになっているとのことです。
その後、修学旅行生の利用などで賑わっていったとのこと。


女将さんに色々な説明を受けた後、今回僕の利用する部屋へ案内されました。
弥生というお部屋


襖を開けるとこんな感じ✨✨
和室一間で良い感じ😍


大きなガラス窓で陽当たりも最高😍


荷物を部屋に置いたら館内散策です🚶‍♀️
エントランスに戻ってきました。


こちらの階段を上がれば先ほどの僕のお部屋。


館内図


エントランスのすぐのところにあるお土産売り場。
元々はここには中庭があり、吹き抜け構造だったようですが旅館へ転業する際にお土産屋売り場に転用し、鉄骨の上屋根を取り付けたとの事😮


そんなお土産売り場のすぐ裏には蛇口がたくさん。旅館…いや、下宿屋って感じですね😊


少し進むと男子トイレとお風呂
お風呂は現在使用していないので自由に見学してくださいとのことなので入ってみます🚶‍♀️


脱衣所


こちらが浴室♨
タイル張りなところが時代を感じますね😍
修学旅行生たちがワイワイ入浴する姿が目に浮かびます✨


浴槽に入ってもOKとのことだったので入ってみます笑


入浴を終えて廊下へ戻ってきました🚶‍♀️


実は鳳明館にはもう1つお風呂があります。
それが龍宮風呂♨


階段を降りて…

脱衣所


浴室♨
その名の通り、龍宮城がモチーフの浴室。
女将さん曰くインスタ映えスポットとのこと😏


お風呂をあがったので2階へ🚶‍♀️



2階には先ほどの元・中庭を見下ろせる回廊があります。


下宿屋時代は見下ろせば中庭が見えました。そして上屋根はなく吹き抜けになっておりました。


この元・中庭を取り囲んだこのエリアはトイレや洗面台などの共有スペースがあります。



中庭を取り囲む部屋の中に
ゑびす
というお部屋があります☝


こちらが
ゑびす


名の通り、ゑびす様が鯛を釣り上げている障子飾りがあります。
このことから鳳明館では最も縁起の良いお部屋とされております☝


そしてゑびすの目の前の廊下にある小窓の桟にある飾り

こちらはコウモリの形になっております。女将さん曰くコウモリは幸せという字と形が似ていることから縁起が良いとされているとのこと。
ゑびす様とコウモリに挟まれたこの廊下は鳳明館随一のパワースポットとのことです😮



2階を進みます🚶‍♀️


女将さんに案内されたこの木の箱…なんだ?


開けてもらうとどうやら配電盤だそうです😮
家の洗面所にあるアレか!笑


2階の廊下を進みます🚶‍♀️


窓から外を見れば「ここは本当に東京か?」と思わせてくれるような鳳明館の建屋。
でもその奥には「そうだ、ここは東京だった」と思わせてくれるタワーマンションがそびえます笑


廊下を進みます。


日当たりの良い廊下ですね😊


散策を終えて自分の部屋に帰ってきました🚶‍♀️


鳳明館の内装に気を取られていて全然気付きませんでしたが…
ダイヤル式の電話あるじゃんw


しかもどうやら現役で使えるみたいですね😮


散策を終えて、急須で緑茶🍵を飲んでリラックス。
部屋の雰囲気と相まって緑茶がめっちゃ美味い✨


そして畳の上に寝転びます😊
最高すぎる😍


気が付けば1時間くらい爆睡しておりました笑
初めて来たのにスゴく安らぐ……おばあちゃん家のような安心感と言いましょうか…笑
周りは住宅街ということもあり静かですし、とても過ごしやすいです😍

旅館と言えば籠って執筆活動でしょ!という事で本記事をひたすら書いて時間を過ごします笑

あっという間に時間は過ぎ、帰りの時間。
もっと居たいですけど帰りましょう😖

親切だった女将さんに別れを告げて鳳明館をあとにしました。


こうして江戸〜明治期にスポットを当てた今回の旅は終了。
都会の喧騒を忘れ、とても都内にいるとは思えないようなゆっくりとした時間を過ごすことが出来ました😊
身近だからこそ気づかなかった東京の魅力。
今後もどんどん掘り下げていきましょう😏

以上、最後までお読みいただきありがとうございました!

⬇⬇鳳明館  本館・台町別館⬇⬇

 ※2024年6月現在、デイユースプランは楽天トラベル経由では予約出来ないようなので公式HPよりご予約ください。



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