1浪息子の2度目の挑戦、その後。

前回の話はこちら↓

第一志望の結果発表のあと
息子は悩んでいた。

第2志望の受験を
やめようかと。

理由は
「芸大」ではないからだ。

芸大ではないが
芸術に関する学びがあり
芸大のように実技も多いと

画塾の先生に薦められ
受験を決めた第2志望。

第一志望の受験が終わったときから
ずっと悩んでいたらしい。


息子の想いを聴き、
私の気持ちも一応伝えて
最終的に
息子は受験することを決めた。

決めた後は
最後まで
実技対策も頑張っていた。

試験当日は
かなり早めに出発していた。

帰宅したのも遅かった。


試験の日から約1週間が過ぎ、
結果発表の日がやってきた。


息子は受験番号を私に伝えた。

また、私が
確認することになった。



私は大学のHPを開いた。

そして
息子の受験した学科名を
クリックした。


すぐにわかった。



息子が教えてくれた番号は


なかった。


不合格だった。



嫌な役だ…。

何て息子に伝えよう…

わずか数分の出来事だが
とても長く感じられた。

とても頑張っていた息子に
番号がなかったことを伝える役は
とてもキツかった…


あんなに頑張ってたんだけどな…

ずいぶん上手く描けるように
なっていたんだけどな…


残酷だ。


落ち込む私を気遣ってなのか、 
息子は明るく
私に話しかけてきた。


「やりたいことがあるから。
来年は受験しない」

息子はそう言った。


続く。


最後まで読んでくださり
ありがとうございます。

今日も心からの感謝と愛を。