私が「サバだし」のラーメンに出会ったのは大学生の頃、石巻に来て何気なく入った「中華楼本店(現在は閉業)」の中華そばを食べ、

「えっ!これもろ鯖じゃん!😲しかもめちゃうまだし😃」と驚いた。後で調べると石巻地区はとくに「サバだし」を用いた汁物が多いと聞き、東北学院の卒業生が店主の塩竈「来々軒」の中華そばもその影響が強いことも知った。


石巻専修大、石原ゼミの学生との産学連携プロジェクトが石巻飯野川の「サバだし文化」に着目し、それに創業1940年のこの「食堂きかく」も参加。もっとも既に「中華そば」がサバだしを使ったものではあったが、この食堂の歴史・経験、そして何より店主の人柄とスタッフの努力が結実し2011年10月に店独自のサバだしラーメンが誕生する。その後、テレビ番組、ドラマでも取り上げられ人気店となった。


石巻市相野谷飯野川町171

旧河北町の中心であり、店の両脇に計30台ほどの駐車場がある。私はなかなか来るタイミングが合わなかったが今回念願の初訪問!😊


「どぶ漬け唐揚げ」もこの飯野川地区で祝い事があると振る舞われていたものとのこと。店や街並みはレトロだし(但し感染対策の仕切り板等はある)この人情味溢れる風景は好きだニコニコカラ助でとてもお世話になったM川さんもこの飯野川出身であり、M川さんの誠実な人柄もこの「食堂きかく」に来てみて納得がいく😊

ちなみに店内には「サバだしラーメン」のオリジナルソングが繰り返し流されている。

「オリジナルソングが流れる店の麺活」も面白いかも😀





定番の半ソースカツ丼・サバだしラーメンを注文。付け合わせの筍、ほんのり甘く染みて美味しい💕


スープを一口。(透明度が素晴らしい!)

そんなにサバ感はない。

乾燥させたサバの頭と中骨からダシを取り、サバ特有の臭みやクセが出ないようにしているとのこと。

もろサバさかなーを予想されている方にとっては想定外となる。

とても食べやすい💕😊

あとから知ったのだが、常連さんは「半ライス」を頼んでお茶漬けのように食べるとのこと。

なるほど!次回はそれで😁


麺はこのプロジェクトに引き続き関わっている島金商店の細麺で、鯖を練り込んでいるらしい。

中華楼本店を知る私としてはもうすこしちぢれ麺のほうが好みだが、食べてみると


この大量のめちゃ美味いネギと麺がベストマッチングラブウインク❣️

ネギは地元産らしい。

少量のガーリックチップと焦がしネギの味と香りラブ💗

これを堪能するために是非「きかく」にお越しいただきたい!ウインク


チャーシューはソースカツ丼秘伝のタレがほんのり染みて、一見昔ながらに見えるが表現しがたい?美味さ💕

サバのつみれが入っているが、このラーメンを邪魔しないふんわりした味😊「別になくても良いのでは?」とブログに書かれている方もいるが、店主いわく「みんなで考えつくったもの」とのことです^_^



サンドウィッチマン伊達ちゃんも大絶賛の

(ミニ)ソースカツ丼!


これ、ソースとご飯だけでもかなり美味しいラブ照れ❗️

地元では「うなぎのタレ」と言われているらしいが、甘さのみならず、サバ節の渋味、塩味もしっかりある奥深い味😃

分厚く柔らかいカツ、独特な衣も良いですね照れウインク

ちなみに、飯野川では「高松食堂」「高徳」といった食堂でもソースカツ丼を提供していて、こちらは衣に卵がとじてあるそう。


店主がしみじみと私に

「みんなで作っているラーメンなんです」と語ってくださったおねがいまるで野球の監督が「選手・スタッフ全員での勝利です!」と答えているようで、なんかジーンときました😊🍀

「今度は家族で来たいです」と私が言うと、

「そう言っていただけるのが本当に嬉しい」

と答えて下さった店主。

だって、両親も妻も喜びそうだし、子どもたちはこのソースカツ丼、絶賛すると思う😀家族みんなが大好きな唐揚げも次回是非😊


〜おまけ〜

この日午前中は仕事で気仙沼へ。


岩井崎寄ってきました。






まさに大パノラマ絶景!おすすめスポットです😀


道中には「気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館(気仙沼向洋高校跡)」がありました。

いつかまたゆっくり訪れたいと思います😃