ここは仙台市若林区沖野3-6-60

仙台パイパス千代大橋北側の交差点を東へ。我流酸辣湯麺の「拉麺勇気」を過ぎて少しいくと、パチンコ屋の斜め向かいにこの店はある。

以前「福の家仙台店」があったところ。「福の家」は「まぜたん」になって青葉区上杉にある。

「まぜたん」についてはいつの日か是非リポートしたい。


「一芯結」の店主はかつて存在した「ラーメンショップ坂元店」で修業されたそう。

今でこそ、山元町坂元地区には山側に常磐自動車道が走っているが、宮城県民にとっても、国道6号をずーっと東京方面に走るトラックの運ちゃんにとっても、「九州ラーメン」と書かれてやたらと駐車場が広かった

典型的ないにしえのドライブイン 「ラーメンショップ坂元(山元店?)」は県境の道標のようなものだった。そこを越え少し走ればもう福島県なのである。


私も2トントラックで何回か行った。「九州ラーメン」だけを出しているわけではなく、メニューが豊富だった。ちょっと薄いんだけど実に美味しい、やたらとガラ臭い豚骨ラーメンが大好きだった。


「一芯結」のこってりラーメンを食べるとさすがに当時を思い出す。さらに「一芯結」のこってりラーメンはブラッシュアップされている。


他ブログで、「ちょっと薄いのでは?輪郭がはっきりしない」とかいうご感想もあるが、私から言わせると、それがfromラーショ坂元であって、かつてのマニアにはたまらないのである(笑)



さて、今回は「こってりラーメン」とともに看板メニューである

燕三条系らーめんを玉ねぎ追加で注文。

ワシワシ麺を選ぶ。

(実は朝、太平楽六丁の目店に行き、親方が不幸でお休みで、弟子が作ってオペレーションは遅めではあったが   

変わらず美味しかった朝ラー太麺を食べ済みである。)


我ながらほとんどビョーキ、週末はビッチリトレーニングだなと言い聞かせる。


店主自ら持って来てくださった。

前回こってりラーメンを食べたときも自ら持って来てくれて、嬉しい半面、自分の顔になんか書いてあるのか?と思う(笑)

スープを一口。煮干し、イワシ、イリコ?そして上品な地鶏スープ。

エグくない。しょっぱくない。あっさりしているが深ーい味。

この味を出すのは難しいのではないか?


背脂は決してくどくない。むしろ脇役に徹してちゃんとスープの旨味を吸い上げてまろやかにアシストしている!


燕三条系はともすれば慣れてないと背脂の多さとくどさにビックリし、しょっぱいと早々に飽きてしまうのだが、そこはちゃんと計算された味だと感じる。

もし、印象度を上げるならもっと味が濃いほうがよく、もっとニボニボさせるべき。けれども、「また食べたい!」と思わせるならこれで良いのだ。


ワシワシな麺がちゃんとスープを持ち上げ、これに岩海苔とシャキシャキな玉ねぎが絶妙にコラボする!

福島市の老舗羽田製麺がよく店主と打ち合わせて独自のワシワシ麺を生み出している。もうホントに芸術だと感じる。


チャーシューが厚いのにすごく柔らかい。



やっぱりスープから先になくなり、あえそば状態でスープの香りを堪能している(笑)

がっちり(G系)も人気らしい。この裏にご飯もの等のメニューがある。


トイレのお願い貼り紙は皆さん悩むところだと思うが、この貼り紙は私は好感が持てる。

気をつけなきゃ😅



店主も仙台移転に至るまでいろんなご苦労があったらしいし、昨年末は入院したりもしたが、

この地にて大きくはばたいていただきたい!


満足の一杯でした^_^