映画「サイダーのように言葉が湧き上がる」の感想 | はじめてのOL一人暮らし雑記

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実家暮らしで家事も何もわからない社会人8年目が、一人暮らしを始めました。
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この映画は、昨年初夏に公開予定だったものが、コロナで延期して、この夏公開となりました。

 

完成されている作品がコロナによってずれるケースは、FateHF編第三章の3月末⇒8月などいろいろありましたが、1年延期は珍しいケースだと思います。

(劇場版コナンも1年延期でしたが、コナンの場合は毎年同じ時期というのがあるので・・・)

 

しかし、見て納得しました。これは「夏」にやらないと味わいが変わる映画です。

絶対に「夏」に見てほしい。

作中の舞台が夏の田舎のショッピングモールなので、暑そうな雰囲気、半そでやキャミソールのキャラクターたち、壊れたクーラー、浴衣、花火などの「夏」要素が頻繁にでてきます。

冬に見たのでは、見終わった後の「いいな~~~」感が変わってしまうというか。

 

このタイトルからして爽やかなのですが、まさに若者の青春という形でした。

話の内容としては、典型的なボーイミーツガールに、ちょっとホロリと泣ける要素を混ぜた素敵な作品です。

作中では、主人公たち2人の「今風」な恋愛と、主人公のバイト先のデイケアセンターのおじいちゃんの「古風」な恋愛の二つが主軸となっています。

主人公の男の子は、SNSに俳句をツイートする趣味の男の子、人見知りであまり他者と関わりません。

一方で、もう一人の女の子は配信者でインフルエンサーの女の子。その二人が徐々にお互いのことが気になって、という典型的な恋愛の成り立ちが描かれます。

 

アラサーになってしまうと、このくらいの年の恋愛にあまり未来がないこと(未来というのは、結婚とかそういうことや、進学・就職での選択肢によって簡単に離れ離れになってしまうこと)もついつい考えてしまうのですが、それはそれとして、初めての心の交流というかたちですごく綺麗な話でした。

お互いのコンプレックスを、お互いが「私は、あなたのそういうところが好き」という交換をしている優しい作品です。

 

映像が非常にPOPで、そういう点でも見ていて楽しい作品です。

レコードがかなり作品のキーになってくるのですが、それもレトロで良いですよね。

この作品は、ビクターの系列である「フライングドッグ」という音楽会社の10周年記念作品という位置づけです。

企画者としてスタッフロールに記載がある方は、フライングドッグの社長であり、現役でアーティストのCD収録時にディレクターなども行っている方です。

そういった点で、レコードという音楽が物語のキーになっているのは、納得です。

 

話の内容としては、大ヒットするような内容ではないと思います。

すごく丁寧に、王道なボーイミーツガールを描いているので。

オリジナルアニメ映画のヒット作は、どうしてもボーイミーツガールだけではなく、それによって主人公がヒロインともども世界を救う壮大な冒険譚になりがちです。(君の名は。、サマーウォーズなどなど)

視聴者の想像を裏切るような驚きの展開がないと、「すごい作品!」となりにくいです。

 

この話は、7月下旬から8月中旬にかけた夏のひと時のラブストーリーであり、世界は救いません。

でも、見て後悔のない「いい話」です。

 

タイトルは主人公の詠んだ俳句です。出てきたとき、「たしかに!」ってなりました。

 

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