語学力ゼロでもヨーロッパ就職は叶う♡
ドイツ在住歴約２０年
ドイツ就職・キャリアアドバイザー
ブットラー惠子です。
ベルリン
ドイツのお隣の国・フランスでは
昨日、大統領選挙の
決選投票がありました。
結果は、ご存じの方も
多いとは思いますが、
現職のマクロン大統領が勝利。
ドイツに住んでいる私にとって、
今回の選挙は、
他人事には感じられず、
結果を聞いて安心しました。
というのも、
EUをけん引しているのは、
ドイツとフランス。
極右政党のル・ペン氏が勝利すれば、
フランスがEU脱退の
シナリオも考えられました。
そうなれば、
EU解体も懸念されていました。
EUが解体されたら、
ヨーロッパで
旅行がしにくくなるだけでしょ、
と思うだけかもしれません。
だけどEUがなくなれば、
各国の経済は恐らく縮小します。
そして先進国で多くの
仕事をしている東欧の人たちも
国に帰らないといけない。
そうなれば、
ドイツ人やフランス人が
やりたがらない仕事を
担う人がいなくなります。
その例が、2020年1月に
EUを脱退したイギリス。
東欧出身でイギリスで
働いていたトラックの運転手は、
ブレグジット後
ビザが理由でEU圏の国に移動。
イギリスではトラックを
運転する人が不足して、
食糧やガソリン供給が不安定な
時期が続きました。
今でも移民労働者が不足し、
農業や製造業で
人材を確保するのが
難しくなったと聞きました。
労働者が不足すれば、
賃金は上がるし、
作れる量が減れば
モノの単価は上がります。
ウクライナ戦争や
中国のロックダウンの影響も受け、
イギリスの今年後半の
物価上昇率は9％の予想。
結果として、
イギリスの来年の経済成長率は
1.2％と先進国でも
最も低くなることが予想されています
（数字の出典はこちら）。
もちろんイギリスや
フランス、ドイツの経済構造は
それぞれ違います。
だけど
移民の労働者に支えられている
というのは共通。
そして反移民を掲げる
極右政党のル・ペン氏が
大統領になっていたら？
EU離脱を初め、
報道規制や移民排除の
法案が導入されたでしょう。
それになんといっても
彼女の政党を支持するのは、
反マクロン氏だけではなく、
反外国人の人たち。
人種による対立が
進む可能性だってあったのです。
今回ル・ペン氏の票が伸びたのは、
マクロン大統領の
政策への不満の現れです。
次の選挙でマクロン大統領は
より多くの人を
満足させる政策を
打ち出す必要があります。
戦争や金利上昇などで
ただでさえ来年は世界中で
景気悪化が予測されています。
そうなれば、
海外就職が難しくなるのは
言うまでもないでしょう。
EU解体という最悪の
シナリオを避けられたのは、
せめてもの救いです。
海外就職に一番
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