こんにちは、
世界のどこにいても
自立していたいあなたの
キャリアとマインドをサポート
ドイツ会社歴16年
キャリア・コーチ
ジョブ・クラフティ・アドバイザー
ブットラー惠子です。
デュッセルドルフの保険会社
今日も昨日に続いて
保険の話を。
ドイツで働くなら、
ぜひ加入しておきたい保険。
それは
Rechtsschutzversicherung
もしくは
Berufrechtsschutzversicherung
です。
日本語訳は、
訴訟保険、職業訴訟保険だそう。
何かあった時の
弁護士、訴訟費用を
カバーする保険です。
アメリカほどでは
ないのでしょうが、
ドイツでも
雇用解雇をめぐってっは、
割と頻繁に
訴訟が起こります。
ただ仕事ぶりが
イマイチだから、
という理由で
従業員の解雇はできません。
例えば
連絡なしに無出勤が
続いたとか、
会社の費用を悪用した、
とかの
理由が必要です。
もしくは会社の
経営不振を理由に
従業員を解雇するなら、
その後ある期間
新しい従業員の採用は
できません。
経営不振を理由に
自分を解雇した会社が
直後に同じ職種の職員を
募集していたら、
これは不当です。
こんな時に
不当を訴えるために
必要なのが、
訴訟保険です。
連邦行政裁判所の建物
訴訟側の訴えは、
解雇の取り消し・
職場の復帰の他にも
賠償金の請求など。
ドイツも労働者の権利は
しっかり守られているので、
結構色んなケースで
社員が勝訴しています。
例えば
もう数年も前の話ですが、
とある従業員が
勤務時間中、
友人宅のお手洗いに
長時間こもって
仕事をさぼった、
という理由で
解雇されました。
まあ確かに
サボった感じがしますよね。
でも解雇された社員は、
会社に解雇不当を求めて
訴訟を起こしました。
どちらが
勝ったと思いますか。
解雇された社員の
訴えが認められました。
なぜなら
お手洗いに行くことで、
業務遂行の義務は
妨げられない、
というのが、
判決の理由でした(;'∀')
どっちもどっちですが、
解雇された側は
保険に入っていたから
訴訟を起こすことが
出来たのでしょう。
イギリスの裁判所建物
この訴訟保険も
実は多岐に渡るので、
職場の権利に
係る訴訟関係を
専門に扱っている
保険もあります。
日本人は、
自分の権利を知らず、
ついなんでも
会社の言うことに従いがちです。
もちろん、そんな事に
ならないのが一番ですが、
予期せぬことも
起こりかねません。
だからドイツで働くなら、
万が一に備えて
自分の権利も
しっかり守りましょう♡
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