こんにちは、
世界のどこにいても
自立していたいあなたの
キャリアとマインドをサポート
ドイツ会社歴16年
グローバルキャリア・アドバイザー
ブットラー惠子です。
先日から
会社での
コミュニケーションについて
書いています。
これには実は
きっかけがあります。
私の部の同僚は
皆ドイツ人
(製造部には
ポーランド人も
いますけどね)。
日本人は会社でも
思っていることが
言えなくて
苦労するかもしれません。
でも欧米では
聞いたことがあるかも
しれませんが、
その逆。
みんな
言いたい放題だから
収集が付かなくて
大変です(;'∀')
先日書いた通り
同僚の一人は
もうじき65歳です。
彼女は40年前の7月1日に入社。
出産を機に
パートタイムに
切り替えて
働きたかったそうですが、
会社が拒否したため退職。
ところが
会社側の事情が
変わったようで、
3か月後に復職されました。
ところで
うちの会社では
勤続年数25年と
40年の社員には
お祝いがされます。
そして前社長は、
先輩が退職した期間を
考慮することなく
25周年勤続の
お祝いをしたそう。
ところが現在の社長は、
きっちりしています。
一度退職しているから、
勤続40周年ではない
というのです。
だけど勤続ではないけど、
トータルの勤務年数は
10月に40年になります。
だから10月に
勤務40周年のお祝いを
考えていたそうです。
先輩は
それを知ってか知らずか。
7月1日に社長から
ねぎらいの言葉が
なかったのが
屈辱的
だったようです。
7月2日、
先輩は社長に大声で
ケンカを
吹っ掛けました。
私はその理由を
知らなかったし、
2人が大声で
言い合っている内容も
まったく
聞こえていませんでした。
でも翌日、
私の迎えのデスクに
座る先輩は
私が事情を聞くまでもなく
自分から
話をし始めました。
私には、
どう見ても
会社側の見解が
まともに思えました。
実際には
約勤続32年。
勤務年数だけで見ても、
実際にはまだ40年
経っていないワケです。
でも先輩は、
7月1日に
こだわっている。
社長が企画している
10月のお祝いなんて、
彼女には意味がない。
彼女には
この会社で
勤め始めた7月1日が
40周年の記念日なのです。
まあ勝手な言い分ですが、
私は
彼女の言い分が
理解できました。
そしてこのまま先輩の
機嫌が悪くて
八つ当たりされるのも
割に合いません。
なので機会を見て、
社長に彼女の言い分を
伝えました。
するとやっと、
彼女の気持ちは
社長にも伝わったよう。
でももう後の祭り。
ケンカを売られた以上、
社長は予定を
変えるつもりはない。
そして先輩も
10月のお祝いは
要らない、
とお互いに譲りません。
もし彼女が、
会社側の立場で考えて
事前に社長に
相談していたら、
こんなことにならなかった。
根回しとかではないんです。
ただ
自分を理解してもらうには、
相手の立場で
考えることが大切。
そうしないと、
相手が何を
理解していないのか
分からない。
だから
相手に何を伝えないと
いけないか分からないし、
どう伝えるべきか分からない。
そして
最悪のタイミングで
相手にケンカを売って、
さらに理解されない
ということになるのです。
会社の雰囲気は
残念ながら
未だによくありません。
先輩は年内で
定年退職の予定。
私は、
先輩には
40年この会社で
頑張って良かった、
と思って
退職してもらいたい。
でもすべては、
彼女次第です。
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