こんにちは、
世界のどこにいても
自立していたいあなたの
キャリアとマインドをサポート
ドイツ会社歴16年
グローバルキャリア・アドバイザー
ブットラー惠子です。
昨日は少し
年金の話を書いたのですが、
今日もそれに
関連した話を。
私のドイツ人の同僚は、
64歳です。
私は彼女の後任ということで
数年前に入社。
それ以降
引継ぎをしているのですが、
先輩の経験と知識量には
毎日のように
感嘆させられます。
それもそのはず、
先輩はなんと40年間、
今の会社で働いているんです。
40年前といえば、
私ですら赤ん坊。
このブログを読まれている
方の中には
まだ生まれてないよ、
という方も
多くいらっしゃるでしょう。
いずれにせよ、
そんな先輩も
今年いっぱいで
定年退職の予定です。
でも先輩はお世辞にも、
元気とは言えない。
腰痛に腱鞘炎
おまけに頭痛持ち。
最近は記憶力や気力も
衰えてきている
とご本人に言います。
そんなに満身創痍なのに
まだ働いているのは、
年金が理由なのです。
先輩自身は、
最初のお子さんを出産後、
一度今の会社を退職。
数か月後に
パートタイムで復職されました。
40代で旦那さまと離婚。
そしてその後、
お子さんが大きくなってからも
パートタイムで今日まで
働いています。
ちなみにお子様は
今は2人とも家庭を持って
数年前から独立しています。
だから、
支払った年金の金額が
フルタイムの人と比べると
少ないんです。
しかも、ご存知の方も
多いと思いますが、
定年前に退職すると
年金は控除されます。
だから先輩は
予定の年末より
早く退職すると
さらに支給額が減り
生活が苦しくなるそう。
40年働いたのに、
年金生活は
苦しくなるなんて、
正直切ないですよね。
だからやっぱり思うことは、
若いうちに出来るだけ
年金は払っておいた方がいい
（それとは別に資産運用もね）。
とは言っても、
今海外に住んでいて
この記事を
読んでいらっしゃる方は
こう思うかもしれません。
老後はどこに
住むか分からない。
今は海外在住でも、
パートナーが
いなくなったら、
帰国するかも。
ところが日本は、
フランスやドイツなどと
年金協定を結んでいます。
だから
日本で支払った年金は
申請すれば、
ドイツやフランスでも
年金として受け取れます。
逆にドイツやフランスで
払った年金も
日本に帰国後に
もらうこともできるんです。
それに、
5年間年金を支払うことが、
ドイツでは
永住権をもらえる
条件の一つです。
まだまだ先のことだし、
と思われるかもしれません。
それでも
昨日も書いた通り、
準備は早ければ
早い方がラクです。
将来どこに住むか
分からなくても
年を取って
働けなくことは確実です。
だから
一度皆さんも
今のうちからしっかり
考えてみてくださいね♡
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