こんにちは、
ブットラー惠子です
こちらからどうぞ♪
ドイツ人の夫に
誕生日プレゼントと
一緒に添えた置き手紙で
別れを告げ、
知り合って半年の
オランダ人会社社長
ペーターの元へ
旅立ったクレ(共に仮名)。
「ペーター、今週は
経済的にトラブルがあったの。
でもそれ以外は大丈夫。」
それに続く彼女の言葉は
こうでした。
「絶対に
私たちまた会えるから」
私たちとは、
オランダにいるクレと
ドイツにいる私。
これはどういうこと?
ちょうどクレの勤めていた
マッサージ店に
予約が入っていた私は、
予約より早めの時間に
お店に行きました。
そして、
クレと未だに頻繁に
連絡を取っている店長に
何か知っているか
聞いてみることにしました。
すると彼は、
二週間前に
クレの旦那さんが
店に来た時のことを
話してくれました
(ドイツでは、
夫婦は一年別居しないと
離婚ができないので、
書類上二人はまだ夫婦です)。
なんとクレは、
置き手紙一枚で
別れを告げた旦那さんに
今でも毎日
連絡を入れているようです
(きっと、彼女は
店長さんにも同様に毎日
連絡を入れているのだと
思いますが)。
彼女は誇り高き女性。
自分が不幸せだとか、
ペーターとの生活も
思い描いていたのとは違った、
ということは
決して誰にも言わない。
その代わりに、彼女は
今から、
買い物に
行かないといけない、
掃除をしないといけない、
ペーターの友達の子供を
学校まで
迎えにいかないといけない、
などなど
自分が常に
家事に追われている
ストレスな毎日について
報告しているそう。
クレはオランダに行く前、
ペーターからは
働かなくていいと
言われていました。
でもそれは
お金を稼がなくていい、
その代わり家事を
請け負うってほしい、
そういうことだったのでしょう。
家事も労働。
それも彼女が手にするのは
月700ユーロ(約8万5千円)
というお小遣いで、
そこからタイの家族に
仕送りをしないといけない。
ドイツで働いていた時より
確実に
収入が減ったワケです。
そこで、
マッサージ店の店長は
クレの旦那さんに
ハッキリ言ったそう。
「オランダまで行って、
クレを取り戻してこい!
クレはあそこで
幸せじゃないんだ。
今ならまだ間に合う!」
それに対して、
クレの旦那さんは
「うーん、でも
彼女がどこに住んでるか
分からないし…」
と及び腰。
「彼女は市民大学で語学を
勉強しているんだから、
そこに迎えに行けばいい。
それがだめなら、
オランダまで行って、
彼女に今から迎えに行くと
連絡をすればいい!」
と店長は説得したそう。
それでも旦那さんは
「そう急に言われても、
どうしたらいいのか…。
うーん。
少し考えてみるよ」
と煮え切らない返事をして
店を後にしたそうです。
私はそれを聞いて、
店長の言う通りだと
思いました。
だって、
何が問題なのでしょう。
不安?
捨てられて
自分にもう自信がない?
それとも捨てられたことへの
こだわり?
それでも、
彼はまだクレに対して
怒りを抱くどころか、
まだ彼女が彼の元に
戻ってくるのを信じている、
と彼と交流がある
友人から聞きました。
だったら、
何を戸惑うのでしょう。
彼にはもうこれ以上
失うものはないのです。
迎えに来て!と言えない
クレのSOSは
旦那さんに届くのでしょうか。
そして、クレの言葉の真意は?
まさにドラマのような展開に
私も気が気でありません。
また何かあったら
すぐに!ご報告しますね。