こんにちは
海外で自分らしく生きたい
女性を応援。
キャリアアドバイザーとして準備中
ブットラー惠子です
（プロフィールは（こちら）。
ヨーロッパに住んでます
と、いうと
一見華やかなイメージを
持たれますが、
実際には、
日本の日常とは違った
苦労や困難が
待っていたりします。
外国人の彼と一緒になりたくて、
もしくは
旦那さんの赴任で
ドイツに来たけれど、
言葉が分からない、
食事が合わない、
冬は寒いし、日照時間が短い。
おまけに家族や友達を
日本で会えずに寂しいのに、
唯一頼りの
旦那さんや彼氏は
仕事で家に居ない。
こういった理由から
鬱になる日本人は
少なくありません。
私が日舞を通して
知り合った40代女性も
同じでした。
彼女も旦那さんの赴任で
ドイツに来たけれど、
言葉が出来ないし、
友達を作る場もなく
ほぼ家に引きこもり
だったそうです。
出かけるのかは週末、
旦那さんと一緒に買い物に
行くぐらい。
気持ちも塞ぎこんで
体調も悪く、
日本に帰る日を
待ち望む日々。
唯一頼りの旦那さんも
奥さんの状況は
理解していても、
仕事が優先。
でももしかしたら、
旦那さんも
どうしていいのか、
分からなかったのかも。
そんな彼女は救ったのは、
なんと日舞でした。
日本で踊った経験はないけど、
昔から興味があったそう。
偶然お教室が
フランクフルトに
あることを知って、
自分の中で何かがピンと来た、
と彼女は表現していました。
それまで
消極的だったのが
嘘のように、
すぐさま先生に連絡を取り、
着物の用意をして、
お稽古を始められたそうです。
そして、
お稽古を始めて
わずか数ヶ月で
見事に初舞台を
踏まれたのでした。
発表会に間に合うようにと、
ものすごく頑張って
お稽古に励まれたのでは
ないかと思います。
本番直前まで、
「私、(振りの)覚えが遅くて」
と苦笑いをして謙虚でしたが、
壇上では
堂々の踊りっぷり。
私も感動して
拍手をいっぱいしました。
そんな彼女も
昨年の春に日本に帰国。
着物でお花見替わりに
桜道を散歩して、
日本の春を満喫しています、
と連絡がありました。
きっとドイツで長く寒い
冬を経験されたから、
余計に日本の春が
愛おしく思えたでしょうね。
うつを予防するには、
規則正しい生活、
ビタミンDの摂取、
定期的な運動
などと言われています。
それでも
仕事で閉塞感を感じたり、
先が見えない不安があったり、
もしくは先天的な理由で
鬱になるかも知れません。
大切なのは、
うつは誰でもなり得る病気
と認識して、
眠れない、
気分が落ち込む、
食欲不振
などの症状が続いたら
医師に早めに相談すること。
鬱になるのは恥ずかしいこと
ではありません。
軽度の鬱なら
早期の回復も可能です。
彼女のように、
お稽古や習い事がきっかけで
生活にメリハリがつき、
鬱から立ち直る、
ということもあります。
大丈夫、
きっと治りますよ。
