ドイツの仕事の成績表 | ブットラー惠子 個人向け グローバルキャリア&ビジネスコーチング

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ドイツ会社員歴約20年。【海外で働きたい!】という夢やキャリアパスや仕事の悩みを解決思考力&行動力アップの方法をお伝えします♡

こんにちは

 

ドイツ在住、働き女子の

ブットラー惠子です。

 

 

会社を辞めた時のことを

先日、こちらで↓書きましたが、

https://ameblo.jp/kristallzucker/entry-12532823648.html

 

 

今日は少しそれに関連した話。

 

皆さんが最後に成績表を

もらったのは、

学生の時でしょうか。

 

 

ドイツでは

 

「Arbeitszeugnis

(アルバイツ・ツォイクニス)」

 

という「仕事の成績表」

のようなものがあります。

 

これが発行されるのは

主に退職時。

 

それ以外にも

例えば上司が変わる場合、

元の上司に

成績表を書いてもらえます。

 

 

この成績表には

 

雇用期間、

当人の業務内容、

仕事ぶりへの評価

上司、同僚などへの態度

 

などが明記されます。

 

 

成績表

 

 

この仕事の成績表は

 

恐ろしいことに、

なんと隠語を

含んでいるのです。

 

 

 

この成績表を

一番最初に読むのは、

転職先として応募した会社。

 

 

なので誰かが転職する場合、

その人が現在勤める会社は

次の会社へ隠語で

メッセージを送るんです。

 

 

例えばよく使われる文章で

 

「〇〇さんは、積極的に

問題を解消しようと

努力しました」

 

という表現。

 

一見、好ましい評価に

見えますよね。

 

 

 

でもこれは、

 

「問題解決の

努力はしたけど、

 

解決できなかった」

 

という問題解決能力の

欠如の指摘を暗に

含んでいます。

 

ふー、怖い (-_-;)。

 

 

 

 

ちなみに問題解決能力が

ある人の場合には

 

「問題解決をした」と

はっきり明記されます。

 

 

普通の人がさらっと

読んでも分からない

一見ポジティブな表現の文章。

 

でもその裏には

 

人事担当者などが

読めば分かってしまう

4段階評価が

隠されています。

 

 

もっと詳しく知りたい方は

ドイツ語ですが、こちらどうぞ↓

 

https://www.merkur.de/leben/karriere/bewerbungstipps-sti72406/formulierungen-arbeitszeugnis-diese-noten-stecken-wirklich-dahinter-zr-10352892.html

 

 

ドイツでの転職時には

この成績表が

履歴書と同じぐらい大事。

 

ドイツの日系企業でも

ドイツ人が人事担当だったり、

管理職に就いている

会社も多いですよね。

 

なので、転職の時には

成績表を出してもらうのを

おススメします。

 

 

 

 

日本でも定期的に

人事評価をする会社が

増えているようですね。

 

 

人事評価や

「仕事の成績表」を

常に意識する必要は

ないけれど、

 

やっぱりたまに自分の

仕事ぶりを客観的に

振り返ってみるのは

大事だと思います。

 

 

仕事に全力で取り組んで

いるのに、上手くいかない。

 

もしかしたら

他のやり方が

いいのかもしれない。

 

 

 

報われないって感じる。

 

会社から求められている

以上のことをし過ぎて

いるのかもしれない。

 

 

自分の仕事ぶりを

自分の上司や顧客、

会社側の角度から見る。

 

それだけで

解決の方向性が

見えてきたり、

 

周りとの理解が深まって

苛立たないことにも

つながります。

 

客観的にみて、

皆さんの仕事ぶりはいかがですか。

 

すっかり長くなってしまいました

ので、今日はこの辺で。