ドイツ会社員歴15年のブットラーです。
先日から、ドイツで知り合ったタイ人女性の
ドラマのような生き様を書いていますが、
思った以上に長くなっています(笑)!
なので、今日は小休憩ということで、
ドイツの飲みニケーションの話を。
私が日本で働いていた時には、
月に一度ぐらい、
同僚たちと近くの美味しいモノを
食べに行きました。
ですが、ドイツには基本的に
会社帰りに同僚と飲みに行く、
という習慣がありません。
もちろん社員同士の仲が良くて
食事に行くことはあります。
でも社員同士の交流を
深めるために飲みに行く、
というのは少し異なります。
いわゆる「飲みニケーション」がないのは、
ドイツ人は
仕事時間中や昼休みの時間を
コミュニケーションを深める場として
活用しているからなんです。
日本人が飲みニケーションを
活用するのは、
・ 勤務時間中は時間がない
・ 「深い」話をする雰囲気じゃない
・ お酒の力を借りて上司や部下との
関係を改善したい
などが挙げられると思います。
でも、そもそもお酒が入った状態で
仕事上や社内の問題に
ついて話し合ったところで、
どれだけ現実的な解決策が
見つかるでしょうか。
ドイツ人にとって、
仕事の問題の話し合ったり、
上司・部下との関係を深めるのは、
「仕事の一部」。
なのでそのために、
自分のプライベートの
時間を削るのは
ドイツ人の働き方にそぐいません。
プライベートの時間はあくまで
家族と過ごしたり、
趣味の時間。
私が会社の同僚のドイツ人と
飲みに行くの(というか食事に行くの)は、
出張の時か年末の食事会ぐらい。
でも普段からコミュニケーションを
図っているので、関係は良好です。
皆さまの会社でも
飲み二ケーションの代わりに
ランチの時間を有効活用しては
いかがでしょうか。