皆様、こんにちは!
昨日から連休明けレッスンがスタートしました♪
これから夏休みまで絶え間なくレッスンが続きます。
早くも梅雨の走りのような天候不順ですが、
健康第一で7月まで駆け抜けたいところです
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さて。
このほど、
とても興味深い番組を見ることができました♪
明朝再放送があるようですので、
こちらに共有します。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240507/k10014441911000.html
ヒトの新生児には音楽のビートを感じ、予測する能力が備わっている、という研究に端を発し、ヒトがなぜ『歌う(音楽をする)』ようになったのかを紐解いていきます。
ヒトが音楽をする時には、
脳の内側前頭前野という部分が活性化する、とのこと。
この部位は、『自己について考える』『他者の気持ちを推しはかる』『道徳について考える』等の認知機能を司っています。
ビートを予測すること、そしてそれが良い意味で(音楽的に)裏切られること、そして音楽の持つ複雑性から、脳が喜び大きな報酬を感じる。
→認知症の改善にも関連する、とても重要な研究成果なのだそう。
この能力は、ヒトに顕著なようです。
(他の霊長類でもビートを感じさせる実験していましたが、いずれの種もどこか動きがぎこちなく、ヒトでなければスムーズにいかない、と結論されていました。)
では、なぜ、ヒトは、そうなったのか。
アフリカ大陸はカメルーン。
その森の奥地に、物語の舞台は移ります。
こちらに住まうバカ族と呼ばれる人たちは、言語より音楽を大切に生きています。
最新のゲノム解析によれば、
彼らは10〜20万年前の人類から枝分かれし、
そのまま孤立した環境で生活してきたそうです。
…つまり。
そんな彼らの音楽は、
人類の音楽の起源に直結するのではないか?
という仮説が立ったのです。
彼らの音楽は、上記にリンクを貼ったページから、その一部を聴く事ができます。
是非一度聴いてみてくださいね!!
☆この音楽に対して、分析が行われたのですが、
唯一惜しまれるのは、今回注目されていたのが、彼らのポリフォニー(全員が違う旋律を歌う)のリズムと音程ばかりであったこと。
実はそのリズムを生み出す根源となる手拍子のビートも非常に複雑(ポリビート、で良いのかしら、ビートの種類が異なる。)だからこそ生成される音楽だと私は思ったのですが…そこには言及が少なく、ダルクローズ・リトミックに関わる立場としては、少しだけ残念。
とはいえ、全体としてはとても興味深いものでした!
次いで、
彼らが歌う時には、他者の担当していない箇所を補ったり、ずらしてみたり。
自分の役割を音楽の中から察知し、実践しているのではないか、との考察がなされました。
それが彼らの社会的な在り方と一致している…
つまり、
一族の皆がそれぞれの『パート』を担当し、
一つの音楽を奏でる。
…皆が平等に、そして協力して生きていく。
その意識を共有することに繋がっているのではないかと。
音楽は、集団の絆として始まったのではないか。
それが、今回の番組の結論でした。
現代日本人の私には、彼らの音楽が、集団の絆であると同時に、人の多様性そのもののようにも聴こえました。
とても、不思議で、しかし幸せな音楽だなあ、と。
それぞれの価値観(ビート)で、それぞれの表現方法で(リズム)、皆んなと関わる(気持ちの良い音程でのアンサンブル)…そんなイメージを抱きました。
個々が、お互いのあり方を大切に、調和していける世界。
彼らの音楽の中に、そんな景色をも見たような気がしています。
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では、今この世界で、
私たちが1人でも音楽を聴くのは…?
"誰かと繋がりたい"
潜在的に、そう希求している瞬間、
なのかもしれませんね。
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