高瀬くるみさんのことを知ってほしいブログ | カバオの現場探訪記

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ハロプロのこと、現場のこと

先日のひなフェスを見た人たちから「高瀬くるみすげえじゃん」という声がちょいちょい聞こえたので、(元)研修生ヲタの端くれとして、知っていることをここにまとめておきます。

 

彼女の研修生加入以来けっこう長いこと見ている子なので、高瀬ヲタではないけれど、こういう記事を書きたくなるくらいには思い入れもあります。みなさんが彼女を知る一助になれば幸いです。

 

とりあえずハロステの紹介インタビュー。28分18秒から(時間指定してあります、以下同様)。

 

こちらは加入当初の紹介動画(内容は上のと重複してます)。

 

だいたいのことはインタビューに出てきますが、以下唐突にQA。

 

Q.年齢や基本的なプロフィールを教えて

A.栃木県出身、1999年3月16日生まれの19歳。早生まれで学年はいわゆる「ばくわら世代」です。2015年3月にハロプロ研修生に加入したので、すでに約3年、ハロプロにいることになります。趣味は料理で、野菜ソムリエの資格を持っています。発表会のMCでもたまに野菜の話をしています。ハロプロでは嗣永桃子推し。リハ日記などの写真を見る限り私服はかなりかわいい系に寄っている印象。

 

Q.元ロコドルって聞いたんだけど

A.地元栃木で「とちおとめ25」というユニットのセンターでした(MVでもセンターにいます)。つんくの番組に出たこともあります。ロコドルに詳しいヲタクによると、森戸知沙希がいた頃のCoCoRo学園とイベントで共演したこともあるそうです。ロコドル出身メンバーとしては、元のグループが大きい部類です。

そして、とちおとめ25を2014年6月末日をもって卒業し、9ヶ月ほどの空白期間を経てハロプロ研修生入りしました。1人だけの23期ということになっています(他のメンバー同様、ロコドル時代について本人は語りません、よってここでもあまり掘りません)。

実は当時のブログがまだ残っているので、もっと知りたい方はこちらからどうぞ。このブログや、研修生のリハ日記を読んでも、色々細かく書いてくれる子なので、自分としては早くハロメンとしてのブログが始まってほしいです。

 

Qどのオーデから研修生に入ったの?.

A.実ははっきりしないんですが、ちょうど2回目の12期オーデをやっていた時期が上記の空白期間なので、そこかなあと推測しています。14年中にユニットや研修生に入った他の12期オーデ組(カントリーメン、浅倉樹々、谷本安美ら)より遅い加入です。

逆に梁川奈々美や笠原桃奈ら12期オーデ2回目→15年5月の実力診断テストお披露目組よりも早く、この辺の経緯はいまだ謎です。上の動画では「ハロー!プロジェクトのオーディション」としか答えていないんですよね。(本当にどこでも明らかになっていないのか、チェック漏れがあるのではと実は若干自信がない)

 

Q.歌っている映像を見たいんですが

A.あとで違法じゃない動画を色々リンクして語るんで、ちょっと待ってください。待てない方はスクロールして、どうぞ。

 

Q.演技がうまいですよね

A.ロコドルとしての活動以外に、ミュージカルに出演していた経歴があります(こちらは上の動画の通り、本人も普通に語っています)。プロフィールにも特技はステージアクションと殺陣となっています。娘。ヲタには『トライアングル』に出たときのピンプで有名ですね。メンバーからもかなりほめられていました。

ただ、彼女の本気を見たい方は『ネガポジポジ』のDVDを買ってください。自分は劇場で彼女が主役を張っているBチームの公演を4回見ましたが、惚れ惚れするほどうまいです。

 

Q.高瀬さんの演技についてもっと教えて

A.彼女の演技の最大の特徴は、キャラクターの作り込みだと思います。目立つところはもちろんですが、セリフがないときの細かい演技が本当に良い。板の上で生きた人間として動いている感じがします。

『ネガポジポジ』で同じりさ役を演じた加賀楓曰く「冒頭のセリフの場面でも、その前にその人がどういう動きをしていたか想像してセリフにいってるんですよ」(ハロショトークショーより)。かえでぃーの説明が拙いのでアレですが、つまり、演じられていない部分まで彼女の頭の中では色々想定されているわけです。

昨夏に出演した外部の舞台『空想ペルクライム』でも、舞台は高校なんですが、高瀬くるみは多分「この子は親とこんな関係なのかな」とか「今日は学校来る途中に何があった」とか、そんなことまで考えていそうな演技を見せていました。まさに役になりきるというところが彼女の特徴だと思います。

 

Q.サイリウムは何色振ったらいいんですか

A.ハロステでは赤と黄色が好きだと言っています。知り合いの高瀬ヲタが赤を振っているので、気になる方は赤を振るのがよいと思います(稲場さんと出ると色かぶりなんだよな)。

 

さて、ここから高瀬加入以降の色々な動画を貼ります。Wi-FiつなぐかPCで読んだ方がいいかもしれません。

・2015年

まずはこれの16分58秒あたりをごらんください。

 

2015年の研修生実力診断テスト。高瀬くるみは直前の3月に研修生入りして、ここが初の本格的なパフォーマンス披露でした。曲はJuice=Juice『背伸び』。少し背伸びした選曲にしました、と話してました。

 

今でも覚えてますが、登場した瞬間に会場がややざわつきました。「衣装すげえ」。衣装もセルフプロデュースとはいえ、市販の洋服にアレンジを加える程度が主流だった実力診断に、いきなりこれです。

 

もちろん、パフォーマンスも堂々としたもので、強いインパクトを残しました。ただ、各賞には引っかからず(BPは加賀楓)。当時、室田瑞希に似ていると言われ「白い室田」とか「白むろたん」とか呼ぶ人もいましたね。

 

室田自身がアンジュルムのTwitterに2ショットをあげて「似てますかー??」って言ってたこともありました。メンバーも似ていると思っていたようで、かえでぃーがこの2ショットの仕掛け人です。(なぜかTwitter埋め込み失敗したのでリンクと写真を別貼り)

 

自分の印象として、当時は研修生の中で良くも悪くも異物感がありました。完成度が高い子だっただけに、逆にまったくハロプロナイズされていなかったと言ってもいいでしょう。この時期、壁に当たっていたんじゃないかなと思うんですが、本人にいつか聞いてみたいです。

 

一方、演劇では先にも触れた娘。主演のトライアングルに出演し、ヲタに「なんだあのむちゃくちゃうまい研修生は」という衝撃を与えました(与えたよね?少なくとも自分は「この子は本物の役者だ」という印象を受けました)。ピンプショタかわいいよピンプ。

 

で、そんな中、開催された9月の生タマゴ・ミスムンオーディションでは、実力を発揮して1次審査を突破します。44分45秒から。

2次審査は41分7秒から

 

2次審査では加賀、段原、梁川に及ばず惜しくも敗退しましたが、ようやくスポットライトが少し当たりました。(っていうか、今あらためて見るとデビューしたメンバーも含めて味わい深い映像だなこれ。あんみぃとかすごいぞ)

 

そして迎えた11月12月の生タマゴショー「大好きだから絶対に許さない」オーディション。39分49秒から。

 

組み合わせを変えながら両パートをこなしていく難しいオーディションでしたが、追加で試験された加賀楓とのコンビで見事に「満場一致」の合格を勝ち取りました(これ、ぴったりハマりすぎてびっくりしたよ)。

 

個人的には加賀と歌い終わったあとの手応えがあるという表情と、合格を発表された時の「ニッ」ってかえでぃーに笑いかける顔が好きです。ステージに長く立ってきたプロの顔の中に覗かせた年相応の女の子の笑顔がかわいいですね。

 

15分30秒からが東京公演で披露された本番の映像です。なんか音よくないんだよな、この映像。

 

・2016年

年が明けて2016年。2月3月の研修生発表会『地球からの三重奏』オーディション。加賀ヲタにはトラウマみたいな映像ですが、あくまで主題は高瀬なので・・・17分3秒あたりから。

 

映像見るとわかるんですが、岡井千聖、鈴木愛理、矢島舞美の3パートに分けてオーディションは開催されました。全員分の映像があると仮定してですが、3パートすべてに参加したのは加賀、小野田、高瀬の3人だけなんですよね。

 

1つか2つに絞って練習を積み上げることも立派な作戦ですし、3つ参加したら偉いというわけではないのですが「挑戦してやろう」という気持ちがあるのはすごく好きです。高瀬は結果的には1次合格に入れずでしたが、僕の中ですごく好印象だった出来事でした。

 

余談ですが、鈴木愛理パートの段原瑠々ちゃんに、ワイプの雅ちゃんが「うまいなぁ」って言ってますね。GREEN ROOMを通じて雅ちゃん、めっちゃ研修生に詳しくなっていった印象があります。かえでぃー、地声最高音高いなあ。

 

で、こうして徐々に研修生ヲタの間でその高い実力を認められていった高瀬は、加入から約1年後の5月、実力診断テスト2016で再びハロヲタの度肝を抜きます。19分27秒から。

ウサ耳キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

前年のことがあったので衣装に注目だったわけですが、もう登場時からまたざわつきましたよ。

 

もちろん良かったのは衣装だけではなく、非常に優れたパフォーマンスで歌唱賞を獲得します。得票数は225票。ベストパフォーマンス(最多得票)を獲得した笠原桃奈、清野桃々姫とはわずか3票差でした。ここでようやく幅広くハロヲタから実力派研修生として認知されるに至ります。

 

2016年は、娘。主演の『続・11人いる』、つばきと研修生による『ネガポジポジ』と舞台が続きました。『ネガポジポジ』ではBチームの主役として大活躍です。自由過ぎる演技を見せる相方の小野瑞歩の手綱をしっかり握ってコントロールしてました。

 

ネガポジの高瀬についてはこのブログでも上演当時に触れてきているので、興味がある方は過去ログを読んでいたければと思います。

 

・2017年

2017年の高瀬くるみは、秋ツアーにアレンジを加えた℃-uteの新春コンからスタートします。13分17秒から。

ほとんど映っていないんですが、一応見てください。

 

秋ツアーは一岡、加賀、堀江、前田が帯同でした。加賀が娘。13期入りしたので入れ替わりで川村文乃が入り4人で・・・のはずが、加賀が抜けたあとの大黒柱・堀江が直前でインフルエンザ。そこで代打に急遽抜擢されたのが高瀬くるみでした。

 

出番も多く小道具まで出てくる帯同の仕事を前日と当日のたった2日で覚えたそうです。矢島リーダーはじめ、℃-uteメンからめっちゃ感謝されてました。今思うと、加賀→川村、堀江→高瀬って、帯同用の衣装のサイズぴったりですね。

 

そして、高瀬にとって3回目となる実力診断テスト。26分44秒。

 

注目の衣装、パット見ではわかりませんが、頭につけているバッジみたいなやつが光るんです。各賞には選ばれませんでしたが、安定したパフォーマンス力をしっかり見せていたと思います。毎回そうなんですが、この子は自分の力が生きる曲をちゃんと選んでくる。セルフプロデュースがうまいと思います。

 

そして、結果発表のあと、高瀬と清野は「新しいセクション」でのデビューが西口社長から告げられました。8分34秒から。

 

ヲタクはおろか、本人すらどうリアクションしていいのかわからない感じでしたが、少なくともデビューは決まりました。

 

3年連続となる娘。主演舞台(ファラオの墓)に出たあと、8月には前述した外部の舞台『空想ペルクライム』への出演もありました。女子高生の役でしたが、多分私物だろうパンダのバッグを持っていたりして、かわいかったです(なぜか2公演見ました)。

 

夏のハロコンではオリジナル曲を披露したりもしました。この辺から、きちんと高瀬を認識して、パフォーマンスを覚えている方も多いのではないかと思います。

 

 

で、その後どうなるかと思ったら、2018年に入って、先日ようやくオーディションの開催が発表されましたね(遅すぎるだろクソ事務所)。どうなるのかわからないというか、いったい何をするのか今ひとつ見えてこない部分はありますが、とにかく具体的な動きが出てきたことは良かった・・・。

 

リハ日記読んでいると後輩の面倒見もとてもよい子なので(写真も幅広いメンバーと撮ってるし)、どんな子が入ってきてもある程度、安心して任せられるかなと思っています。オーディション+研修生からの昇格になるとは思いますが、ひとまず待ちましょう。

 

自分の見ていた範囲での推測ですが、高瀬くるみは、研修生当初のあまりにギラギラした時期に、一度壁に当たったのだと思います。まあ、センターやっていたグループを辞めて、高校生でメジャーに飛び込んでくる子ですから、もっと上に行きたい、期限ギリギリだけど挑戦したいという気持ちは確実にあったでしょう。

 

そして、壁に当たった時にかつてセンターだった自分を一旦壊して、ハロプロのやり方を染み込ませつつ再構築することに、見事に成功しました。元々持っている歌、ダンス、表現力のスキルは高いものがありましたから、それをうまくハロプロの中で発揮できるようになった。

 

先日のひなフェスのMidnight Temptationは、ひさしぶりに全力でギラギラする高瀬くるみを見られたと思います。稲場愛香と一騎打ちのようなバチバチしたソロパートとキメ顔の応酬。お互い「私が主役、あんたは引っ込んでなさい」とでも言わんばかりのやり取りに、テンション上がってゾクゾクしました。

 

ああいうのってお互いの実力をわかっているからこそ、フルスロットルでもついてくると知っているからこそ、できることなんですよね。本当に霞んでしまうような相方だと、ユニットのパフォーマンスとして崩れてしまう。

 

そして、非常にこれからが楽しみだという気持ちにもなりました。推しは推しとして、今後とも高瀬のことは別で追いかけて見ていきたいと思っています。(またあのバチバチしたの見たいから、高瀬のグループに稲場入ってくれないかな・・・)

 

長い駆け足になりましたが(5000字超えた)、ひとまず紹介ブログを終わりにします。加賀ヲタの自分が書いていいのか迷いましたが、どこかにこういうのまとまっているに越したことはありませんからね・・・。

 

それでは!(・Д・)ノ