今、クリパルジャパンでは、クリパルステージが開催中で、
私はそのアシスタントをしています。
クリパルヨガは、3つのステージに分かれています。
それを集中的に学んでいくわけです。
週末を使っての集中コース、10月からステージ1から始まり、ステージ2を経て、
12月1日からステージ3がスタート、いよいよ次の週末が最後になります。
それぞれ20時間で、20×3、全60時間の盛り沢山なプログラム!
ちなみに、ドロップインのクラスでもそのようにカテゴリー分けされていて、
生徒さんは自分が体験したいステージを選んで、クラスに参加することができます。
ステージ1・・・プレスポイントを使った誘導によって、ポーズのアライメントを整え、土台を安定させることに重点をおいたクラスで、マインドによるコントロール(自力)を強めます。
ステージ2・・・ステージ1を土台にして、ポーズをホールドし、自力を強めながらバランスよく自分を超えた大きなエネルギー(他力)を高めていきます。
ステージ3・・・自力を手放して、ステージ2で高めたエネルギー(他力)に委ねて瞑想的に体を自由に動かしていきます。
読むとちょっと難しそうなのですが、頭で考えるのではなく、とにかく体験していきます。
一人ひとり違う体験をとても大切にして、そこに焦点を当てていきます。
それを参加者の皆さんとシェアしていきますが、もちろん発言しない自由もあります。
自分の個人的な体験、そして、そこから得た気づきを大切にしています。
参加者の方の個人的な体験や気づきはここでは書けませんが、
本当にすごくて、アシスタントをしている私のほうが学ばせてもらっている感じです。
そこでの一つの私の体験を、ここに書きたいと思います。
先週からのステージ3、最初に行う体ほぐしの動きが、
先生のリードではなく、皆でするリードに変わりました。
参加者の皆さんが2つのグループに分かれて、順番にリードしていきます。
体をほぐしていく動きなので、難しいヨガのポーズをする必要はありませんが、
自分の番の時には、皆をリードしなくてはなりません。
おまけに、前の方の流れを受けて進める必要があるので、
予め自分がリードするものを考えておくことはできません。
いわば、即興です。
今回はアシスタントもその輪の中に入りました。
自分が生徒として受講していた時。
これが、すごーーーく苦手でした。
「予め準備しない」と言われていたにも関わらず、頭の中で、
「どうしよう、私は何をしよう・・・」とグルグルグルグル。
とっても緊張して順番を待っていました。
全然「今ここ」にいられない状況。
正直あまり楽しくはなく、辛かったです。
それが、今回、とっても楽しかったのです!
前々から頭で考えることはせず、その時の他の方のリードを楽しみ、
自分の順番になった時に、エネルギーが向かう方向にリードしていく。
そのリードは私には思いもよらないものだったりしました。
その瞬間瞬間にしっかり存在している、
「今ここ」での、自分のエネルギー、グループ全体のエネルギー。
それらを感じ、繋がり、そこに委ねていくことは、とても自然なことでした。
同時に大きな喜びでもあり、嬉しさがこみあげてきました。
私の大きな変化、数年前とは違う自分。
また大きな気づきがありました。
苦手苦手と思っていたけど、
私は自力を手放して、エネルギー(プラーナ)に委ねられるんだ、
また、それを楽しめるんだ、という思い。
ステージ3がいい、自力、マインドを働かせるステージ1が悪い、というわけではありません。
私にとって苦手だったステージ3が、そうではなくなっている。
でも、私の、頭で考える部分、コントロールしようとする部分も大切にしていく。
その瞬間に応じて、ステージ1~3を自由に行き来できたら・・・と思うのです。
まだまだですが、自分の変化や成長も喜びつつ、ゆっくりと歩もう。
自分の中にある光を信じて。
Jai Bhagwan!