JBTSR【just before the staff roll】 -4ページ目

ブラック・ボックス ~記憶の罠~



ブラック・ボックス ~記憶の罠~ (2005年/原題:LA BOITE NOIRE)
監督:リシャール・ベリ


『スパゲティ農家になる』
『RP50』
『シルヴァン・ガネムに殺される』
『テキサスは存在しない』
『人生そのものを6倍に!』
意味不明な言葉の羅列、画面上は病院に寝ている男と医療関係者。
その呟きの異様さに………テンションが上がる自分(笑)


目が覚める、寝起きというものは大抵ぼんやりとして曖昧な状態ではあるけれど、この映画の主人公の目覚めは通常のものとは異なってて。
病院のベッドの上、事故にでもあったのか…ここは何所だ、記憶自体が曖昧。そして看護婦に「キミのパンツがなんたらかんたら…」なんてー唐突に聞くから、なんで「エロいこと聞いてんだよお前」と突っ込みを入れたくなるw
その看護婦が淡淡と返事を返し、そして去り際に彼へと言う―――

「あなたが昏睡状態のときに言った言葉は全部メモしてあるの」

主人公は自分の記憶を探ろうと色々してんだけど…突然人影の全くない状況になったりとかしたりするもんだから、自分は整合性のない画面上の雰囲気に「まだ夢ん中なんじゃ…?」と思わされたりして落ち着かない気持ちに。
その内に彼は人を殺した嫌疑で警察に連れていかれ、証拠がないからか釈放されて家へと戻る。扉の所の貼り紙、彼女からの「また来るわ」みたいな内容…ニヤけた面して部屋へと入るとその彼女の死体が!
隠蔽するつもりなのか、壁一面に貼った意味不明の自分の呟き「RP50」だとか「テキサスはない」だとかが書かれた紙を、ビリビリに引き裂き荒らしたりして。
ふと視線の先には彼女の死体が横たわるベッド、それに足を乗せて見ているものは破かれた紙。
散散探した相手の名「シルヴァン・ガネム」……アナグラムと気づき並べ変え―――となったら目が覚めた。

ほら!やっぱ寝てんじゃねーか!(笑)

そして此処からまた彼の『自分探しの旅w』が始まっていく、これよか前の夢の中の登場人物の設定は現実と違ってるから混乱すんだ…。
やっぱ夢と同じで、彼が昏睡状態のときに呟いていた言葉は記録されている。
夢ん中だと紙に書いてるとか言われてたけれど、現実世界では録音されてんの。それを手がかりに何を意味するのかを探って行くんだが、夢と違って現実だから段段と判明してく訳。

登場人物のシャッフルがあったりとかして、まぁ面白かった(´・∀・`)b
最後に判明するとある事件の犯人が誰かってのが、直前で判らないようにして欲しかったけどなぁ。

ちなみに「スパゲティ農家」ですが、1957年のエイプリルフールに「スパゲティの木が豊作」とか言う冗句が放送されてそれのネタだと思われます。劇中ではその付近の説明はなく、主人公が子供の頃に兄ちゃんに「スパゲティはスパゲティ農家で作られている」なんて嘘を教えられるシーンのみなので補足。

シャッフル



シャッフル (2007年/原題:Premonition)
監督:メナン・ヤポ


ある日を切欠にして1週間がバラバラに入れ代わり訪れ混乱する主婦の話。

なんて書くと全く面白く感じねぇ(笑)
自分は説明がとても下手だと判る記述よなーこれ。

サンドラ・ブロック演じる主人公は結婚しそして子供が2人いる主婦、突然「旦那さんは死にました」と訪問してきた警察に言われて「はぁ?」ってなんだけど、それが事実だっていうのが周囲の反応で判んだ。
けど次の日ベッドで起きたら隣に旦那が寝てんし、また「はぁ?」
そしてまた次の日は葬式で―――
何が何だかわからない、見覚えのない処方された薬、娘の顔に出来た傷、虐待を疑われ……「はぁ?」
記憶を残した侭で曜日がバラバラに訪れる1日を過ごしている事に、彼女はやっと気づく。
自分に起こってる状況を利用して旦那が死ぬ前に助けようと奔走すんだけど…。

そんなあらすじ。
辻褄が合わない色々は気にせず見ないと、こういう時間ものって面白くねーんで無視しつつ見るのをオススメしたいところ。

2人の娘さんは素直そうで可愛い、ガラスに突撃するときはギャー!と思ったって!
子供ってあんな風に瞭かにサッシがあるって知ってて突撃するもんか?シングルタスクかよ!と思うくらい勢い良く行ってたし、1つんことしか脳内に置けねーんかね…頭からスコーンと抜けてんのか。

子供ってなにしでかすかわかんねーなぁ………って感想じゃ駄目よな?(笑)
ちゃんと映画は普通に面白かった。
ただその1週間の入れ代わりの並びを主人公が紙に書くシーンがあるけど、そのシーンだけじゃ瞬間的にはピンとこねぇ。映画館で見た人は一時停止とかできねーから、絶対そう思った人多かったんじゃ…。

自分は一時停止と巻き戻し使って、ははぁと理解した口。
瞬間的に脳内で構築すんのは無理でした(´・∀・`)

ボストン ストッキングキラー ボストン連続絞殺魔



ボストン ストッキングキラー ボストン連続絞殺魔 (2006年/原題:The Boston Stranglers)
監督:マイケル・フェイファー


実際にボストンで起こった女性連続絞殺殺人事件を元にした映画―――でした。
「でした」てー言う理由は、なんかの映画のスポットCMで見て面白そうと記憶して借りた経緯だから。
ボストンの絞殺魔と言われてるアルバート・デサルボのことは知ってたのに…、全くそれに結びつかなかったかったショックったらねぇ!記憶力がザル過ぎる自分(笑)

1960年代に起こったこの事件は未だ解決してない。
デサルボの自白(犯人しか知り得ないような内容があったにしても)だけでは、犯人と確定する決め手に欠けるんだろう。彼が裁かれた事件は別件の「グリーンマン(触り魔)」としてのものだけで、絞殺魔に関しては一応嫌疑のかかった侭、投獄の6年後に刑務所内で刺殺される。
当時より捜査方法も進化した2001年、どういう経緯かは知らないが被害者の墓に手を入れて犯人のDNAの採取をしたらしい。結果デサルボのものと一致せず、加えて複数のものが見つかったのだとか。そうなると複数犯の可能性だとか、模倣犯の仕業だとか捜査の方向性も増える…けど明確な犯人は見つかってないことに変りはない様で。

そんでこの映画はそれを踏まえてのストーリー展開。
デサルボはボストンの絞殺魔ではないという前提で。
なんだか随分と短慮で卑小な男に描かれてっからかも知んないけど、劇中で展開するシチュもありそうに思えたりする。誰かにうまいこと言われて先を考えずに乗るみてーな。
史実に則ってやっぱ殺されんだけど、彼を唆したやつの方が1枚上手だったし仕方がねーな…小悪党つーのは本物の悪党に食い物にされんだろうって感じで。
勿論これは劇中の話で真実は闇の中、本当はどうだったんだろうか。

デサルボが投獄されたすぐ後、1968年に「絞殺魔(The Boston Strangler)」という映画が公開されている。
犯人であるという確定がなされてない状態での、見切り発車的な公開だった為に非難が多かったとか。
そりゃそーか。
原題を比較してみると1968年のものは「Strangler」、2006年のものは「Stranglers」と複数形となっていて、タイトルから視点が別物と判る………んだろう。

あ、映画としては普通に見れたけど、残念ながら面白いとは言えない(´・∀・`)
他の映画のオマケで流れるCMスポットは面白そうだったけどwww