それからあたしは初めての『朝帰り』をしてしまった…何かあっても朝帰りだけは禁止と決めていたからあたしはルールを破ってしまった…あたしは明け方静かに外へ出て駅までの道を歩く中彼があたしを追いかけて来て抱きしめてくれた…あたしは人を好きになる事が出来なかったのに彼を好きになったと同時にあたしは現実を受け止める力をつけてそして彼が何時か居なくなっても平気な力をつけようと想った…でも独りで生きて行けないあたしは現実へ戻るしかなかった…
バスに乗り込みあたしは彼の元に行く事しか考えてなかった…バスを降り解らない彼の家に行くのに彼に電話したら彼は出てくれてあたしは彼の夕飯をコンビニで買ってもって行ったからこれだけ食べて…と彼に言ってあたしはたくさんの涙をだして帰ろうとした…そしたら彼はあたしを抱き寄せてくれた…あたしは何だか解らずに側に寄った…あたしは壊れていくガラスの様にあたしはあたしなりに気持ちが、今抱えているものすべてが壊れて行く音と共に彼へ委ねてしまった…人を好きになることに臆病だったあたしは知らない間に 彼に委ねた寒い冬の夜だった…
毎日が見えなくてボーイの男の子に甘えて居た…あたしは苛められていても何とか頑張って居た…だけどたえられずボーイの子に泣いてしまった…そしたら彼は休みだったのに店に来て彼女の前であたしを連れだそうとしてくれた…でも彼女は許さなかったしあたしはどうして良いか解らなかった…でも涙は止まらず彼はあたしを外で待ってるから、としか言わなかった…あたしはそれでも仕事を終わらせ帰ろうと想った時に彼の事を思い出した。抱きしめて彼女の前であたしを慰めてくれた彼を…あたしはバスに乗り彼の元へ走った…