2012 JEC SUGO R1/2 Part4 | KRAZy TOPICS

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2012年JEC 第1戦、第2戦、菅生の続きです。

雪がまだまだ残る菅生サーキットの敷地の自然の地形を利用し設定されたコースでの戦となりました。





この競技の特徴は、1周の全コースのスピードを競うのではないこと。

その1周のうちの特定区間のタイムを競うこと。(残りは、次のセクションに向かう移動区間)

また、全選手が一度にスタートするわけではなく、数人毎にスタートすること。

その結果、選手は単独で走行することが多く、競う相手は自分であったり、コースそのものとなる。


つまり、他との競い合いという相対的なスポーツではなく、自分自身や、地形およびバイクとの戦いとなる。




ん? バイクとの戦い、って? と思われますよね。

バイクもいつもベストコンディションではないですよね。

特にこのJECでは(欧州のやり方に従っているんですが)マシンの整備の時間も定められています。

またマシンに触れるのは選手のみです。

そのベストではないマシンとともに走りきることが重要になるわけです。

今回も、#20和泉拓選手はパンクのままの走行を行っています。



哲学的とも言えるこの精神がこのJECの大きな価値、魅力となっています。

(ですよね、中西さん、春木さん。)




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つー、なかで、2日目の日曜日のRound2の午前、トップに立ったのは#2太田マサ。マシンはKTMの2st250。

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         すっかり泥にまみれて誰だかわかんない。。。






        スタート前はこんな感じの「KTMのマサです!」というわっかりやすい見え方だったんですよ。

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       2番手はケンジこと#8鈴木健二選手。マシンはYAMAHAのYZ250F ED仕様。

       今のED界は、気がついたらなんだかKTMばっかで、

       日本のマシンやメーカーはもうスポーツはやめたの?というような状況。

       そんな中、YAMAHAさんが頑張ってアピールしてきました。さすがYAMAHA。

       #8ケンジ選手は昨年YZ250(2st 250)での参戦でしが、今年はYZ250Fという4st250です。







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その#8ケンジ選手のチームメイトの#1ユータロー内山選手。

                どうも元気がない。マシンは慣れたYZ250Fなんですが。。。。








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            こちらは話題の#13タイチ田中選手。Red Bullライダーです。

            #13タイチ選手はとても小柄です。ライディングしている姿からはまったくわからないですが。

            あの世界一過酷といわれるエルズベルグで2011年7位に入っています。

            はい、カメラの前を軽快に駆け抜けていきます。   

                        が、その瞬間、「カツーンッ!」という音が。






            追いかけてみたら、あ、チェーンが外れてる。。。

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           ここはタイムアタックセクション。

           しかし慌てません。マシンをきちんと止め、とにかくチェーンをかけます。

           と、文章で書くと「簡単じゃん」ってかんじですが、

           タイムを競っているなかで、また足下はどろどろ、多少の動揺もある。「なんだよ!」というね。

           そこでいかに冷静に対応できるかが問われるわけです。



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           リアタイヤを回転させて完全にチェーンをかけたいのですが、そう簡単にはかからない。。。




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           今度はマシンをバックさせ、タイヤを回転させていく。

           足もとがぬるぬるなので、なかなかマシンがバックしない。。。

           が、なんとかマシンが動き、チェーンがかかった!




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ここまで約1分。 マシンを倒しただけでも疲れるのに、さすが。。。。




たぶんこの時、タイチ選手は

「KRAZyさん、ちゃんと見ててね! このトラブルも最少のロスで抑えるからね。見ててよ!!」

って、言っているように感じました。

こういう姿に出会えるのはプレスの特典です。すいません!てか、ありがとうございます。




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      前日のRound1で3位に入った#12池田智泰選手。マシンはKTM450EXC-R。



      HusqvarnaTE250は#18小菅選手。昨年膝を痛めシーズンを戦えず#18。

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      小菅選手はBIG TANK マガジンでもコラムを書いています。

      このコラム、エンデューロライダーのナマの姿がわかってとても面白いです。






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           #7吉川選手とFantic250。

           2010年の秋に行われたオフロードカルチャーの

           総合エンターテイメントレース「Ride is Life」を主催したひとりです。








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#22千葉選手とCRF。ホンダは千葉選手のみ。

     こんな高速セクションも一部には含まれています。とりあえずアクセル全開!








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すいません。こんなトリミングで。。。




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AMをおわってみると

  トップは#2太田マサ+KTM250

  2位は#8鈴木ケンジ+YZ250F。#2マサ選手との差は8秒

3位には#15水上泰佑+KTM250SX-F

  今年昇格組の#20和泉拓が6位と健闘。


このあと午後からファイナルクロスというMXコースをつかっっての最後の戦いに向かいます。

順位は、この一日の合計タイムで決まるわけですが、このドロドロのMXコースでは#8ケンジ選手が有利か。。。

トップ#2マサ選手はこの8秒差を生かせるか。

たとえば、#8ケンジ選手につかず離れずでフィニッシュすれば(8秒差の範囲で)、#2マサ選手の勝利となる。。。

#2マサはそういうレースはやらないだろうけど。




レースは午後へ。

あ、お昼やすみ、いやー、おなかが減った。。。。腰も痛い。







つづく。






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