風水講義 (法蔵館文庫) | らくちん道への道

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福岡市中央区今泉で整体・鍼灸院をやっている人の雑感ブログ。

 

 

龍穴を探し当て、その上に墓、家、村、都市を営むと都市や村落は繁栄し、墓主の子孫、家の住人に幸運が訪れる――。

東アジアに浸透する「風水」とは何か。
原典を通して、その思想的基盤や原理的仕組みを解明する待望の案内書。

「本書は一部の読者が期待しているような風水のハウツウ本ではなく、本書を熱心に読んでも幸せになれるわけではない。風水というものを、それが生まれ出てきた中国の歴史的、文化的土壌にもどしたうえで、その思想的基盤や原理的な仕組みを明らかにしたい、というのが筆者の願いなのである」(本文より)

 

現在ジュンク堂福岡店3階で「法蔵館フェア」をやっていて、その中の1冊。

 

三浦國雄先生は日本の中国哲学研究者。

 

昨年の福岡気功の会のゲストで講演をされていて、80歳を超える年齢で元気を感じさせる人だった。

 

会を主催する山部嘉彦先生とは、以前からメールでやり取りする仲らしい。

 

この本は絶版となった文春新書の再編したもの。

 

風水の基盤となった思想と歴史が書かれていて、追加されたあとがき以降も面白い。

 

昨年の講演会では、鍼灸学校1年生で習うレベルの中国思想の基本的な話が中心で個人的には物足りなかったが、この本を先に読んでおけば何か良い質問が出来たかも。

 

特に儒教についてもっと深い知識が必要だった。