第154回天皇賞(秋):10月30日(日) 東京競馬場
15時40分発走
タフな番組だからこそ牝馬の2キロ減が有効
息をどこで入れさせるかが終いの脚に影響
騎手の巧拙も忘れてはならない番組
最もタフな番組なのではないかと思えるアキ天。2000m戦ながらも、その速さはマイル戦並みのファロンタイムを刻み、その脚でゴールを目指す。それでも最後の伸び脚が使えるかというところが試される番組だけに、最もタフな番組と位置付けている。
一番人気が[4-2-2-2]で押し出された強さが窺える。二番人気は[0-3-3-4]で、三番人気に至っては[0-0-2-8]という状態。六番人気以降が8頭絡んできているが、二桁人気は1頭のみ。一番人気を除いて、上位機が拮抗しているということと、惑星適な馬では勝ち負けになりづらいというところが窺える。つまり、実力上位がこの番組で勝ち負けになると言うことだ。この時期になると秋の上がり馬も大人しく形を潜める。紛れが少なくなる。毎日王冠からの馬が圧倒的に強さを見せているのだが、前述のように、またこの先にJCがあるように、この番組ではマイルハーフでの実績がある馬が有利だ。この番組、JCとマイルハーフで競るような走りが求められることが窺える。逆に考えると、宝塚記念で勝ち負けになったということはあまり期待ができないということになる。きちんとデータを考えるのであれば、番組のファロンタイムを参考にするしかない。ここでは距離実績を2ファロン延ばして考えてみることと、近走実績を重視して考えてみたい。毎日王冠だけの実績馬ではアテにはできないということになる。
最もタフな番組なのではないかと思えるアキ天。2000m戦ながらも、その速さはマイル戦並みのファロンタイムを刻み、その脚でゴールを目指す。それでも最後の伸び脚が使えるかというところが試される番組だけに、最もタフな番組と位置付けている。
一番人気が[4-2-2-2]で押し出された強さが窺える。二番人気は[0-3-3-4]で、三番人気に至っては[0-0-2-8]という状態。六番人気以降が8頭絡んできているが、二桁人気は1頭のみ。一番人気を除いて、上位機が拮抗しているということと、惑星適な馬では勝ち負けになりづらいというところが窺える。つまり、実力上位がこの番組で勝ち負けになると言うことだ。この時期になると秋の上がり馬も大人しく形を潜める。紛れが少なくなる。毎日王冠からの馬が圧倒的に強さを見せているのだが、前述のように、またこの先にJCがあるように、この番組ではマイルハーフでの実績がある馬が有利だ。この番組、JCとマイルハーフで競るような走りが求められることが窺える。逆に考えると、宝塚記念で勝ち負けになったということはあまり期待ができないということになる。きちんとデータを考えるのであれば、番組のファロンタイムを参考にするしかない。ここでは距離実績を2ファロン延ばして考えてみることと、近走実績を重視して考えてみたい。毎日王冠だけの実績馬ではアテにはできないということになる。
●出馬表
枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手名 |
1 | 1 | エイシンヒカリ | 牡5 | 58 | 武 豊 |
2 | 2 | クラレント | 牡7 | 58 | 内田 博幸 |
2 | 3 | アンビシャス | 牡4 | 58 | 横山 典弘 |
3 | 4 | サトノクラウン | 牡4 | 58 | 福永 祐一 |
3 | 5 | ロゴタイプ | 牡6 | 58 | 田辺 裕信 |
4 | 6 | アドマイヤデウス | 牡5 | 58 | 岩田 康誠 |
4 | 7 | サトノノブレス | 牡6 | 58 | シュタルケ |
5 | 8 | モーリス | 牡5 | 58 | ムーア |
5 | 9 | ルージュバック | 牝4 | 56 | 戸崎 圭太 |
6 | 10 | カムフィー | 牡7 | 58 | 蛯名 正義 |
6 | 11 | ヒストリカル | 牡7 | 58 | 田中 勝春 |
7 | 12 | リアルスティール | 牡4 | 58 | Mデムーロ |
7 | 13 | ヤマカツエース | 牡4 | 58 | 池添 謙一 |
8 | 14 | ステファノス | 牡5 | 58 | 川田 将雅 |
8 | 15 | ラブリーデイ | 牡6 | 58 | ルメール |
●主線はこの二頭の勝ち負け
タフな番組を勝ち負けになることができるか。仏国のイスパーン賞を圧勝したエイシンヒカリの新たな課題だろう。色々な言い訳があるんだろうなと思える6月に行われた英国での惨敗劇。ただ、合わない馬場があることは確かで、それに嵌まってしまっただけのこと。それが、この番組でなければとも思うが、馬場状態は更にタフな条件となる。が、主軸はこの馬だ。対抗にはアンビシャスを挙げる。まさに、待望を持ってこの番組に臨んできたのだが、勝負の行方はラスト100mからの力比べとなるだろう。この二頭の勝ち負け。大いなる名勝負が見られるはずだ。
タフな番組を勝ち負けになることができるか。仏国のイスパーン賞を圧勝したエイシンヒカリの新たな課題だろう。色々な言い訳があるんだろうなと思える6月に行われた英国での惨敗劇。ただ、合わない馬場があることは確かで、それに嵌まってしまっただけのこと。それが、この番組でなければとも思うが、馬場状態は更にタフな条件となる。が、主軸はこの馬だ。対抗にはアンビシャスを挙げる。まさに、待望を持ってこの番組に臨んできたのだが、勝負の行方はラスト100mからの力比べとなるだろう。この二頭の勝ち負け。大いなる名勝負が見られるはずだ。
●番手にはこの三頭を挙げる
毎日王冠のルージュバックの走りが気になっている。要は疲れが溜まっていないのかということ。まさに、嵌まってしまった番組だった。が、そこにはエイシンヒカリはいなかった。悪くはない。が、牝馬である。2キロ減であっても、どこまで走れるか、大いに興味をそそられる▲単穴である。また、安田記念で2着となった結果を考えて、敢えて札幌記念から回ってきたモーリス。勝機を佚してなるものかという陣営の思いも感じられる。五歳馬となってしまったいま、あとは負のスパイラルが待つだけ。ここでどうにか勝ち負けになっておきたいというところだろう。そして、終い重点で仕上げてきたラブリーデイを挙げる。ここが頂点ならば良いのだが、下っていたら後進に道を譲ることとなる。連覇が掛かっていることは判るが、評価は△連下まで。
毎日王冠のルージュバックの走りが気になっている。要は疲れが溜まっていないのかということ。まさに、嵌まってしまった番組だった。が、そこにはエイシンヒカリはいなかった。悪くはない。が、牝馬である。2キロ減であっても、どこまで走れるか、大いに興味をそそられる▲単穴である。また、安田記念で2着となった結果を考えて、敢えて札幌記念から回ってきたモーリス。勝機を佚してなるものかという陣営の思いも感じられる。五歳馬となってしまったいま、あとは負のスパイラルが待つだけ。ここでどうにか勝ち負けになっておきたいというところだろう。そして、終い重点で仕上げてきたラブリーデイを挙げる。ここが頂点ならば良いのだが、下っていたら後進に道を譲ることとなる。連覇が掛かっていることは判るが、評価は△連下まで。
●取捨選択を迷った一頭
休み明けで参戦してきた馬が4頭。その中でも穴を開けるのではないかと思えるほど、休み明けは良く走るサトノクラウンを考えた。ただ、それだけでは勝ち負けにはならない。相手が強過ぎる。これがG2戦であればと陣営も考えたことだろう。ただ、走ってみなければ判らない一頭として挙げておく。
休み明けで参戦してきた馬が4頭。その中でも穴を開けるのではないかと思えるほど、休み明けは良く走るサトノクラウンを考えた。ただ、それだけでは勝ち負けにはならない。相手が強過ぎる。これがG2戦であればと陣営も考えたことだろう。ただ、走ってみなければ判らない一頭として挙げておく。
●捨てちゃえ馬
考え方で忘れていることがあった。道悪巧者ではないサトノクラウンでは荷が勝ち過ぎる。そのためにここでは要らない。故に捨てる!!
考え方で忘れていることがあった。道悪巧者ではないサトノクラウンでは荷が勝ち過ぎる。そのためにここでは要らない。故に捨てる!!
●今週の買い目!!鬼結!!
鬼結 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手名 |
◎ | 1 | エイシンヒカリ | 牡5 | 58 | 武 豊 |
○ | 3 | アンビシャス | 牡4 | 58 | 横山 典弘 |
▲ | 9 | ルージュバック | 牝4 | 56 | 戸崎 圭太 |
△1 | 8 | モーリス | 牡5 | 58 | ムーア |
△2 | 15 | ラブリーデイ | 牡6 | 58 | ルメール |
捨馬 | 4 | サトノクラウン | 牡4 | 58 | 福永 祐一 |
●結果
【配当】 | ||
単勝 | 8 | 360円 |
複勝 | 8 | 150円 |
12 | 350円 | |
14 | 240円 | |
枠連 | 5-7 | 1,510円 |
馬連 | 8-12 | 2,420円 |
ワイド | 8-12 | 900円 |
8-14 | 630円 | |
12-14 | 1,760円 | |
馬単 | 8-12 | 3,700円 |
3連複 | 8-12-14 | 7,430円 |
3連単 | 8-12-14 | 32,400円 |
【着順】 | 【時計】 | |||
1 | 8 | モーリス | 1.59.3 | 33.8 |
2 | 12 | リアルスティール | 1.59.5 | 33.5 |
3 | 14 | ステファノス | 1.59.7 | 33.5 |
4 | 3 | アンビシャス | 1.59.9 | 34.0 |
5 | 5 | ロゴタイプ | 1.59.9 | 34.5 |
6 | 6 | アドマイヤデウス | 1.59.9 | 34.2 |
7 | 9 | ルージュバック | 1.59.9 | 33.9 |
8 | 11 | ヒストリカル | 2.00.1 | 33.7 |
9 | 15 | ラブリーデイ | 2.00.3 | 35.1 |
10 | 7 | サトノノブレス | 2.00.4 | 34.7 |
11 | 2 | クラレント | 2.00.6 | 35.0 |
12 | 1 | エイシンヒカリ | 2.00.6 | 35.5 |
13 | 10 | カムフィー | 2.00.7 | 34.8 |
14 | 4 | サトノクラウン | 2.00.8 | 35.4 |
15 | 13 | ヤマカツエース | 2.00.8 | 35.6 |