第59回有馬記念:12月28日(日) 中山競馬場
15時25分発走
毎年のことながら「おつり」の番組
余力のある馬が勝ち負けになる
一番人気は強さを発揮
この番組に辿り着くまでに多くのG1番組がある。天皇賞・秋、菊花賞、JCと世界でも認められるような番組を勝ち抜いてきた馬がこの番組に参戦してくる。その条件がまずは肝要。その中で、中山コース適性を考えて、そこまで走れるかということを考えなければならない。ただ、競馬の基本は最後の直線である。それまでは足に負荷を掛け、いざという時にどうかということを競うものである。そう考えれば距離適正は肝心で、その上で上がり時計がモノを言う。そう考えると、JCを前哨戦とした馬が強く、天皇賞・秋、菊花賞という順番になっている。しかし、この傾向が近年は異なっており、金鯱賞からの参戦馬も好走を果たしている。となると、必要条件としては2000m戦をどう走ったかということが肝心で、JCという最後の直線だけが勝負所となる番組との違いが現れている可能性がある。また、もう一つの課題がある。騎手の巧拙である。どうしても外国人騎手の巧さが目立っている。日本馬に跨がった外国人騎手がこの番組で好走をしている。それを考えると馬だけの問題ではなく、馬をどう捌くかという資質の問題にもなってくる。それらを併せて考える必要がある。総じて、締め括りの番組であるとは言っても、馬自体の余力が無ければ勝ち負けにならない。それらの点も踏まえて予想を組み立てる必要がある。
この番組に辿り着くまでに多くのG1番組がある。天皇賞・秋、菊花賞、JCと世界でも認められるような番組を勝ち抜いてきた馬がこの番組に参戦してくる。その条件がまずは肝要。その中で、中山コース適性を考えて、そこまで走れるかということを考えなければならない。ただ、競馬の基本は最後の直線である。それまでは足に負荷を掛け、いざという時にどうかということを競うものである。そう考えれば距離適正は肝心で、その上で上がり時計がモノを言う。そう考えると、JCを前哨戦とした馬が強く、天皇賞・秋、菊花賞という順番になっている。しかし、この傾向が近年は異なっており、金鯱賞からの参戦馬も好走を果たしている。となると、必要条件としては2000m戦をどう走ったかということが肝心で、JCという最後の直線だけが勝負所となる番組との違いが現れている可能性がある。また、もう一つの課題がある。騎手の巧拙である。どうしても外国人騎手の巧さが目立っている。日本馬に跨がった外国人騎手がこの番組で好走をしている。それを考えると馬だけの問題ではなく、馬をどう捌くかという資質の問題にもなってくる。それらを併せて考える必要がある。総じて、締め括りの番組であるとは言っても、馬自体の余力が無ければ勝ち負けにならない。それらの点も踏まえて予想を組み立てる必要がある。
枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手名 | 鬼結 |
1 | 1 | トーセンラー | 牡6 | 57 | 武 豊 | |
1 | 2 | ヴィルシーナ | 牝5 | 55 | 内田 博幸 | |
2 | 3 | ワンアンドオンリー | 牡3 | 55 | 横山 典弘 | △2 |
2 | 4 | ジェンティルドンナ | 牝5 | 55 | 戸崎 圭太 | 捨馬 |
3 | 5 | ラキシス | 牝4 | 55 | デムーロ | |
3 | 6 | トゥザワールド | 牡3 | 55 | ビュイック | |
4 | 7 | ラストインパクト | 牡4 | 57 | 菱田 裕二 | △1 |
4 | 8 | メイショウマンボ | 牝4 | 55 | 武 幸四郎 | |
5 | 9 | ウインバリアシオン | 牡6 | 57 | 藤岡 康太 | |
5 | 10 | フェノーメノ | 牡5 | 57 | 田辺 裕信 | |
6 | 11 | サトノノブレス | 牡4 | 57 | 池添 謙一 | |
6 | 12 | デニムアンドルビー | 牝4 | 55 | 浜中 俊 | |
7 | 13 | エピファネイア | 牡4 | 57 | 川田 将雅 | ○ |
7 | 14 | ゴールドシップ | 牡5 | 57 | 岩田 康誠 | ▲ |
8 | 15 | ジャスタウェイ | 牡5 | 57 | 福永 祐一 | ◎ |
8 | 16 | オーシャンブルー | 牡6 | 57 | 蛯名 正義 |
●主線はこの二頭の勝ち負け
釈迦に説法であるにも関わらず、何度も言って申し訳ないが、この番組はお釣りの番組、余力をどのくらい持っているかが問われる番組なのである。JCでは力を出し切れなかったこともあるが、明らかに余力があるジャスタウェイを主軸に据えた。JCでは洋行帰りということもあり、勝手が違った。それが結果として仇を為した。ここは巻き返しを図ることになる。対抗には展開抜群のエピファネイアを推す。この先、更に充実期を迎えることになる馬ではあるが、JCが余りにも巧く行き過ぎてしまった。それがため、余力が足りないという表現もお粗末だが、力の重点ができていないように思える。距離も100mほど長くなる。それが甲乙、勝ち負けの差を付けることになるだろう。
釈迦に説法であるにも関わらず、何度も言って申し訳ないが、この番組はお釣りの番組、余力をどのくらい持っているかが問われる番組なのである。JCでは力を出し切れなかったこともあるが、明らかに余力があるジャスタウェイを主軸に据えた。JCでは洋行帰りということもあり、勝手が違った。それが結果として仇を為した。ここは巻き返しを図ることになる。対抗には展開抜群のエピファネイアを推す。この先、更に充実期を迎えることになる馬ではあるが、JCが余りにも巧く行き過ぎてしまった。それがため、余力が足りないという表現もお粗末だが、力の重点ができていないように思える。距離も100mほど長くなる。それが甲乙、勝ち負けの差を付けることになるだろう。
●番手にはこの三頭を挙げる
休み明けのゴールドシップが中山記念で勝った。しかし、この番組とはレベルが違う。富士山の五合目と頂上ぐらいの差がある。となれば、ここではワイド連対までだろうと判断をした。勝ち負けになるとしたら道悪での展開である。それが叶わぬ状態であるために、ここでは3着までではないかと考える。しかし、ここまでの三頭の組み合わせでは一番人気だろう。穴を狙っても仕方がない番組だ。勢いに乗っているラストインパクトが割って入ってくる可能性も高い。しかし、古豪の馬がそう簡単に道を空けるとは思えない。となると、ワイド連対までかと思わせる。どうなのか、実に微妙なところにいる。そして、ダービー馬・ワンアンドオンリーを挙げる。菊花賞、JCとその力を発揮することなく終わってしまったが、中三週でこの番組に臨み、きちんと力を発揮することができればワイド連対までなら食い込むことができるのではないかと思える。そのことから△連下ならばと推し挙げた。
休み明けのゴールドシップが中山記念で勝った。しかし、この番組とはレベルが違う。富士山の五合目と頂上ぐらいの差がある。となれば、ここではワイド連対までだろうと判断をした。勝ち負けになるとしたら道悪での展開である。それが叶わぬ状態であるために、ここでは3着までではないかと考える。しかし、ここまでの三頭の組み合わせでは一番人気だろう。穴を狙っても仕方がない番組だ。勢いに乗っているラストインパクトが割って入ってくる可能性も高い。しかし、古豪の馬がそう簡単に道を空けるとは思えない。となると、ワイド連対までかと思わせる。どうなのか、実に微妙なところにいる。そして、ダービー馬・ワンアンドオンリーを挙げる。菊花賞、JCとその力を発揮することなく終わってしまったが、中三週でこの番組に臨み、きちんと力を発揮することができればワイド連対までなら食い込むことができるのではないかと思える。そのことから△連下ならばと推し挙げた。
●取捨選択を迷った一頭
ジェンティルドンナをどう考えるか。燃え尽きたのかという話も上がったが、それほど走っているわけではない。単に走り気がしないまま参戦して、この番組に駒を進めてきた次第。それが「燃え尽きた」という話になり、尾ひれを付けて泳ぎだしたのである。しかし、覇気が無い。一時のガムシャラではないかと思えるほどの力強さもない。それを考えるとここでの巻き返しはあるのだろうかと思ってしまう。牡馬顔負けの走りを期待できるのかというところ。果たしてどうか。
ジェンティルドンナをどう考えるか。燃え尽きたのかという話も上がったが、それほど走っているわけではない。単に走り気がしないまま参戦して、この番組に駒を進めてきた次第。それが「燃え尽きた」という話になり、尾ひれを付けて泳ぎだしたのである。しかし、覇気が無い。一時のガムシャラではないかと思えるほどの力強さもない。それを考えるとここでの巻き返しはあるのだろうかと思ってしまう。牡馬顔負けの走りを期待できるのかというところ。果たしてどうか。
●捨てちゃえ馬
やはり、ジェンティルドンナは燃え尽きてはいないまでも力を出せる根拠が希薄である。調教時計もいまひとつ。そう考えると好走は期待できないと判断をした。そのために、ここでは要らない。故に捨てる!!
やはり、ジェンティルドンナは燃え尽きてはいないまでも力を出せる根拠が希薄である。調教時計もいまひとつ。そう考えると好走は期待できないと判断をした。そのために、ここでは要らない。故に捨てる!!
●今週の買い目!!鬼結!!
鬼結 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手名 |
◎ | 15 | ジャスタウェイ | 牡5 | 57 | 福永 祐一 |
○ | 13 | エピファネイア | 牡4 | 57 | 川田 将雅 |
▲ | 14 | ゴールドシップ | 牡5 | 57 | 岩田 康誠 |
△1 | 7 | ラストインパクト | 牡4 | 57 | 菱田 裕二 |
△2 | 3 | ワンアンドオンリー | 牡3 | 55 | 横山 典弘 |
捨馬 | 4 | ジェンティルドンナ | 牝5 | 55 | 戸崎 圭太 |
●結果
【配当】 | ||
単勝 | 4 | 870円 |
複勝 | 4 | 280円 |
6 | 500円 | |
14 | 160円 | |
枠連 | 2-3 | 2,610円 |
馬連 | 4-6 | 12,350円 |
ワイド | 4-6 | 3,390円 |
4-14 | 850円 | |
6-14 | 1,190円 | |
馬単 | 4-6 | 21,190円 |
3連複 | 4-6-14 | 15,250円 |
3連単 | 4-6-14 | 109,590円 |
【着順】 | 【時計】 | |||
1 | 4 | ジェンティルドンナ | 2.35.3 | 34.1 |
2 | 6 | トゥザワールド | 2.35.4 | 33.8 |
3 | 14 | ゴールドシップ | 2.35.4 | 33.9 |
4 | 15 | ジャスタウェイ | 2.35.5 | 33.4 |
5 | 13 | エピファネイア | 2.35.5 | 34.6 |
6 | 5 | ラキシス | 2.35.5 | 34.1 |
7 | 7 | ラストインパクト | 2.35.5 | 33.7 |
8 | 1 | トーセンラー | 2.35.7 | 34.4 |
9 | 12 | デニムアンドルビー | 2.35.7 | 33.9 |
10 | 10 | フェノーメノ | 2.35.7 | 34.2 |
11 | 11 | サトノノブレス | 2.35.9 | 33.6 |
12 | 9 | ウインバリアシオン | 2.35.9 | 34.1 |
13 | 3 | ワンアンドオンリー | 2.36.0 | 34.4 |
14 | 2 | ヴィルシーナ | 2.36.1 | 35.4 |
15 | 8 | メイショウマンボ | 2.36.4 | 33.9 |
16 | 16 | オーシャンブルー | 2.36.4 | 34.2 |