10月13日(日)は、京都11R、秋華賞 | 競馬予想:予想師・紀伊國屋のJRA重賞予想

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狙いは三連複、軸馬は二頭、予想は三点、都合5頭で勝負を掛けることを
潔いとする。果たしてどうか、今週は!!

第18回秋華賞:10月13日(日) 京都競馬場
発走15時40分

二番人気が好走するというデータ
実力伯仲の番組


京都内回り、速い流れという条件
牝馬ながらもタフさが求められるこの番組。どうしても流れが速くなり、その流れを活かすことができる馬が勝ち負けになる。過去十年、一番人気は[2-2-3-3]、二番人気は[7-1-1-1]と勝率は二番人気が上を行く。三番人気は[0-1-0-0]と「伯仲」の世界に引きずり込まれている。また、五番人気以降が9頭、ワイド連対までに絡んでいる。いわば、紐荒れの状態。それだけ実力伯仲ということができる。前哨戦としては圧倒的にローズSからの馬が連対を果たしており、次にクイーンSで、以降は馬の個体差による。三歳牝馬が気難しいのかということはあまりデータとしては判らないが、走る馬は自らの体調を整えるという。牝馬だからということはあまり考えなくて良いだろう。そして、京都内回りということで、外枠が不利のようなことを言われる。が、実際には内枠、外枠の差異はそれほどなく、展開を考えれば、内に包まれやすい内枠よりも、自由に展開できる外枠にいることで持てる力を発揮しやすくなるだろう。然るに、その力があればということになる。それらを併せて予想を組み立てたい。

馬名 性齢 斤量 騎手名 鬼結
1 1 スマートレイアー 牝3 55 武 豊
1 2 シャトーブランシュ 牝3 55 北村 友一 捨馬
2 3 ティアーモ 牝3 55 川田 将雅  
2 4 コレクターアイテム 牝3 55 秋山 真一郎  
3 5 セキショウ 牝3 55 吉田 豊 △1
3 6 ウリウリ 牝3 55 浜中 俊  
4 7 トーセンソレイユ 牝3 55 メンディザバル  
4 8 マコトブリジャール 牝3 55 柴田 大知  
5 9 ノボリディアーナ 牝3 55 幸 英明  
5 10 サクラプレジール 牝3 55 福永 祐一  
6 11 リボントリコロール 牝3 55 横山 典弘 △2
6 12 エバーブロッサム 牝3 55 戸崎 圭太 捨馬
7 13 リラコサージュ 牝3 55 池添 謙一  
7 14 デニムアンドルビー 牝3 55 内田 博幸
7 15 ビーナストリック 牝3 55 津村 明秀  
8 16 メイショウマンボ 牝3 55 武 幸四郎
8 17 ローブティサージュ 牝3 55 岩田 康誠  
8 18 セレブリティモデル 牝3 55 松山 弘平  

●主線はこの二頭の勝ち負け
実績とは何か。信頼に応えるとは何か。時に人の道に通じるものさえ競馬に学ぶことができる。我思う故に我あり。競馬のもう一つの楽しみ片田と思っていただければ幸いである。
その観点から、主線は桜花賞馬がいないためにオークス馬・メイショウマンボを据えることにした。確かにローズSでは不発に終わったが、休み明け、難しい三歳となればそんなこともある。この点は難しく考える必要は無いだろう。同号的な力を持っているかということで考えるべきだ。対抗にはデニムアンドルビーを挙げる。やはり、オークス3着は伊達や酔狂で勝ち取れるものではない。叩いて伸びる底力があると考えるべきだ。秋華賞自体が奇異な展開をする。しかも、4角の立ち上がりでは包まれたら最後、出るに出られない状況さえも生まれる。先手を打てる競馬ができること、その実績があることを考えると、やはり、勝ち負けになる馬はこの二頭だ。
●番手にはこの三頭を挙げる
惑星的な存在、夏の上がり馬、別路線組と挙げられる馬は数頭いる。その中で▲単穴に推す馬は夏の上がり馬、芦毛のスマートレイヤーだ。器用さは勿論のこと、伸び脚も良い。前走で見せた脚質はリズ杯に参戦しても引けを取らないものだった。ユタカが引き続き手綱を捌く。これもまた心強い。侮れない一頭として考える。また、紫苑Sからセキショウ、リボントリコロールの二頭を推す。セキショウの走りはフローラSの時とは見紛うほどで、成長分が十二分に感じるものだった。その上で更に磨きが掛かった感がある。この先のことは判らないが、ここでは十分に通用する仕上がりとして考えた。そして、同様のリボントリコロールだ。前走では位置取りが後ろ過ぎた。どこまで伸びる脚なのか、前々走から距離を短縮して判りづらかったのかも知れない。いわば、ヨコテンとの調整が旨く撮れていなかったということだ。が、今回は両頭とも胸を借りる立場。思い切った走りをすることで、ここ一番の力を発揮してくれるかも知れない。
●取捨選択を迷った二頭
順当に駒を進めてきた春の緒戦。エバーブロッサムがどこまで巻き返せるかと考えた。オークスでは2着になりながらも、ローズSでは18着と大敗を記した。原因は輸送減りだ。今回は京都入厩で態勢を整えることとなったが、それが逆に水が合わないということもある。微妙な馬だ。その線の細さが仇となる。多頭数で戦う時にはそれが鍵を握る。また、ローズSで2着になりながらも、信頼に応えられるかと、その実力を疑われてしまうシャトーブランシュ。悪くはない。が、基本はダートだと思える馬。ならば、ここでの高速馬場に対応できないのではないかと思えるのである。決して好条件とならないはずだ。どの馬にも長所短所は付き纏う。この両頭もまた同様。迷わされる。

●捨てちゃえ馬
迷うということは期待を掛けているということだ。エバーブロッサムがどこまで立ちなっているのか、調教だけでは判らない。たしかに、調教時計は抜群のものがあった。戸崎圭騎手も乗れている。切るに切れないはずだ。が、難しい一頭であることは間違いない。また、シャトーブランシュも同様で、馬場状態が合えばという最大の条件が付き纏う。つまり、これ如何では勝ち負けになるか、ならないかが明確になってしまう。それがある故に、この奇異な展開のこの番組では勝ち負けにならないと判断をした。そのため、この両頭はここでは要らない。故に捨てる!!


●今週の買い目!!鬼結!!
鬼結 馬名 性齢 斤量 騎手名
16 メイショウマンボ 牝3 55 武 幸四郎
14 デニムアンドルビー 牝3 55 内田 博幸
1 スマートレイアー 牝3 55 武 豊
△1 5 セキショウ 牝3 55 吉田 豊
△2 11 リボントリコロール 牝3 55 横山 典弘
捨馬 2 シャトーブランシュ 牝3 55 北村 友一
捨馬 12 エバーブロッサム 牝3 55 戸崎 圭太


●結果
【配当】
単勝 16 520円
複勝 16 200円
1 180円
13 2,260円
枠連 1-8 630円
馬連 1-16 950円
ワイド 1-13 7,480円
1-16 500円
13-16 9,820円
馬単 16-1 2,250円
3連複 1-13-16 50,030円
3連単 16-1-13 233,560円

【着順】 【時計】
1 16 メイショウマンボ 1.58.6 34.2
2 1 スマートレイアー 1.58.8 34.0
3 13 リラコサージュ 1.58.8 34.1
4 14 デニムアンドルビー 1.58.8 34.3
5 11 リボントリコロール 1.58.9 33.8
6 2 シャトーブランシュ 1.58.9 34.0
7 7 トーセンソレイユ 1.58.9 34.5
8 5 セキショウ 1.58.9 35.6
9 8 マコトブリジャール 1.59.0 35.1
10 6 ウリウリ 1.59.0 34.9
11 17 ローブティサージュ 1.59.1 34.9
12 12 エバーブロッサム 1.59.3 34.8
13 3 ティアーモ 1.59.4 35.5
14 9 ノボリディアーナ 1.59.4 35.8
15 4 コレクターアイテム 1.59.5 34.9
16 18 セレブリティモデル 1.59.8 34.3
17 10 サクラプレジール 2.00.0 35.1
18 15 ビーナストリック 2.02.4 39.3