第59回神戸新聞杯:9月25日 阪神競馬場
秋のドラマはここから生まれる
上がり馬が擡頭できる最後のチャンス
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実力勝負と考えるより今の調子を重視
かつては2000m戦時代のナリタブライアンがスターマンに、近年の2400m戦ではアンライバルドがイコピコに。この番組では一番人気が食われることが、ままある。三歳馬には圧倒的な強さなどというものはないのである。が、ディープインパクトは違った。この段で、同じ轍は踏まないと、このような傾向があることを見越して調整をされていた。三冠奪取は余念がなかった。
結果として勝てば良い。上がってナンボ、というゴルフのようには行かない。常にベストに向かって走るのである。それもそのはず、ダービー出走馬の多くは直行となる。運がなければ勝てないと言われるダービーだからこそ余力を蓄える、いち早く立て直す必要があるのだろう。しかも、東京コースとは違い、阪神コースの幅員は狭くなる。後手を踏んだら、立て直すことができないほど厄介だ。が、2400m戦ということもあり、距離適正が測られる。ここで駄目な馬には菊花賞がない。ダービー馬と言えども、苦戦を強いられることになる。夏に実力を付けてきた早生な馬がいる場合には要注意だ。それらを踏まえて、休み明け参戦馬は八掛けで値引いて、予想を組み立てる必要があるだろう。
かつては2000m戦時代のナリタブライアンがスターマンに、近年の2400m戦ではアンライバルドがイコピコに。この番組では一番人気が食われることが、ままある。三歳馬には圧倒的な強さなどというものはないのである。が、ディープインパクトは違った。この段で、同じ轍は踏まないと、このような傾向があることを見越して調整をされていた。三冠奪取は余念がなかった。
結果として勝てば良い。上がってナンボ、というゴルフのようには行かない。常にベストに向かって走るのである。それもそのはず、ダービー出走馬の多くは直行となる。運がなければ勝てないと言われるダービーだからこそ余力を蓄える、いち早く立て直す必要があるのだろう。しかも、東京コースとは違い、阪神コースの幅員は狭くなる。後手を踏んだら、立て直すことができないほど厄介だ。が、2400m戦ということもあり、距離適正が測られる。ここで駄目な馬には菊花賞がない。ダービー馬と言えども、苦戦を強いられることになる。夏に実力を付けてきた早生な馬がいる場合には要注意だ。それらを踏まえて、休み明け参戦馬は八掛けで値引いて、予想を組み立てる必要があるだろう。
枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手名 | 鬼結 |
1 | 1 | ステラロッサ | 牡3 | 56 | 川田 将雅 | 捨馬 |
2 | 2 | トリノ | 牡3 | 56 | 高倉 稜 | |
3 | 3 | スマートロビン | 牡3 | 56 | 小牧 太 | △1 |
4 | 4 | イグアス | 牡3 | 56 | 四位 洋文 | △2 |
5 | 5 | ウインバリアシオン | 牡3 | 56 | 安藤 勝己 | ○ |
5 | 6 | ショウナンマイティ | 牡3 | 56 | 武 豊 | ▲ |
6 | 7 | オルフェーヴル | 牡3 | 56 | 池添 謙一 | ◎ |
6 | 取消 | クレスコグランド | 牡3 | 56 | 浜中 俊 | |
7 | 9 | カーマイン | 牡3 | 56 | 和田 竜二 | |
7 | 10 | ナムラオウドウ | 牡3 | 56 | 北村 友一 | |
8 | 11 | フレールジャック | 牡3 | 56 | 福永 祐一 | 捨馬 |
8 | 12 | ダノンミル | 牡3 | 56 | 岩田 康誠 |
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●主線はこの二頭の勝ち負け
オルフェーブルが三冠に向けて始動した。四ヶ月の休み、ではなく、入念な調整だろうと思う。「九十九里を中半とせよ」ではないが、そのぐらいの念の入れようである。ここでは勝ち負けになることも確かに必要なことだが、休み明けで息が上がらないかというところを重点課題として追い切っている。つまり、負けないための競馬を研鑽してきたことになる。菊花賞の先、思惑通りに行けば、凱旋門賞へ繋がる道を歩く可能性も高い。その相手になるのは、馬格、距離適正と申し分のないウインバリアシオンを挙げる。この両頭で勝ち負けになってしまうとダービーの再燃である。が、このメンバーを考えると、この夏に力を付けた、という感を持つ馬が見当たらない。この両頭であれば休み明けは問題ないと考えた次第。果たしてどうか。
<>オルフェーブルが三冠に向けて始動した。四ヶ月の休み、ではなく、入念な調整だろうと思う。「九十九里を中半とせよ」ではないが、そのぐらいの念の入れようである。ここでは勝ち負けになることも確かに必要なことだが、休み明けで息が上がらないかというところを重点課題として追い切っている。つまり、負けないための競馬を研鑽してきたことになる。菊花賞の先、思惑通りに行けば、凱旋門賞へ繋がる道を歩く可能性も高い。その相手になるのは、馬格、距離適正と申し分のないウインバリアシオンを挙げる。この両頭で勝ち負けになってしまうとダービーの再燃である。が、このメンバーを考えると、この夏に力を付けた、という感を持つ馬が見当たらない。この両頭であれば休み明けは問題ないと考えた次第。果たしてどうか。
●番手にはこの三頭を挙げる
不器用な馬だが、きちんと走らせれば能力を発揮させることができると判断したショウナンマイティだが、今回は鞍上にユタカを据えた。浜中俊騎手にしてみたら面白くない。クレスコグランドと共に「見学」に回ってしまった。逆に考えると、ユタカは勝ち負けにならないと行けないのである。が、相手の格が違う。そのために▲単穴までとなった。また、大きな馬格と長い距離を得意とするスマートロビンを挙げる。能力の高さは判らないが、世界に通用する馬なのではないかと思えるほど、これまでにない馬のパターンではないだろうか。これで器用に2400m戦を勝ち負けになり、菊花賞でもそこそこ走れば、新たな血脈の可能性を見いだせるのではないかと思っているほどだ。評価は高い。が、実績が伴わない。須くこの位置となる。そして、イグアスを挙げる。休み明けとなったこの番組だが、長めの距離を終い重点で追われて、競馬が何であるかを思い出したはずだ。切れる脚がある馬だけに、最後のひと伸び次第ではワイド連対は大いにあり得る。
不器用な馬だが、きちんと走らせれば能力を発揮させることができると判断したショウナンマイティだが、今回は鞍上にユタカを据えた。浜中俊騎手にしてみたら面白くない。クレスコグランドと共に「見学」に回ってしまった。逆に考えると、ユタカは勝ち負けにならないと行けないのである。が、相手の格が違う。そのために▲単穴までとなった。また、大きな馬格と長い距離を得意とするスマートロビンを挙げる。能力の高さは判らないが、世界に通用する馬なのではないかと思えるほど、これまでにない馬のパターンではないだろうか。これで器用に2400m戦を勝ち負けになり、菊花賞でもそこそこ走れば、新たな血脈の可能性を見いだせるのではないかと思っているほどだ。評価は高い。が、実績が伴わない。須くこの位置となる。そして、イグアスを挙げる。休み明けとなったこの番組だが、長めの距離を終い重点で追われて、競馬が何であるかを思い出したはずだ。切れる脚がある馬だけに、最後のひと伸び次第ではワイド連対は大いにあり得る。
●取捨選択を迷った二頭
最内枠に入ったステラロッサだが、距離が長いと思えてならない。マイルハーフの実績がないことも確かだが、父系のスタミナを必要とする長距離線では、ハーツクライ産駒となると難しいのではないかと思える。現に長距離実績がない。間違えばという位置ならば判らなくもない。またDI(Deepimpact)産駒ながら距離適正が不明という状態でこの番組に出走となったフレールジャックだが、2000m戦までなら問題はないだろう。そこから2ファロン延びたこの距離で、どこまで力を発揮することができるかは未知数。となるとここでの逡巡は当然のこと。果たしてどうか。
最内枠に入ったステラロッサだが、距離が長いと思えてならない。マイルハーフの実績がないことも確かだが、父系のスタミナを必要とする長距離線では、ハーツクライ産駒となると難しいのではないかと思える。現に長距離実績がない。間違えばという位置ならば判らなくもない。またDI(Deepimpact)産駒ながら距離適正が不明という状態でこの番組に出走となったフレールジャックだが、2000m戦までなら問題はないだろう。そこから2ファロン延びたこの距離で、どこまで力を発揮することができるかは未知数。となるとここでの逡巡は当然のこと。果たしてどうか。
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●捨てちゃえ馬
結果として、可能性は見いだせるもの、ここでの勝ち負けは厳しいだろうと判断をして、前述の徹り、ステラロッサとフレールジャックがここでは要らない。故に捨てる!!
結果として、可能性は見いだせるもの、ここでの勝ち負けは厳しいだろうと判断をして、前述の徹り、ステラロッサとフレールジャックがここでは要らない。故に捨てる!!
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●今週の買い目!!鬼結!!
鬼結 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手名 |
◎ | 7 | オルフェーヴル | 牡3 | 56 | 池添 謙一 |
○ | 5 | ウインバリアシオン | 牡3 | 56 | 安藤 勝己 |
▲ | 6 | ショウナンマイティ | 牡3 | 56 | 武 豊 |
△1 | 3 | スマートロビン | 牡3 | 56 | 小牧 太 |
△2 | 4 | イグアス | 牡3 | 56 | 四位 洋文 |
捨馬 | 1 | ステラロッサ | 牡3 | 56 | 川田 将雅 |
捨馬 | 11 | フレールジャック | 牡3 | 56 | 福永 祐一 |
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●結果
【配当】 | 【着順】 | 【時計】 | |||||
単勝 | 7 | 170円 | 1 | 7 | オルフェーヴル | 2.28.3 | 32.8 |
複勝 | 5 | 130円 | 2 | 5 | ウインバリアシオン | 2.28.7 | 33.2 |
7 | 110円 | 3 | 11 | フレールジャック | 2.29.1 | 33.3 | |
11 | 170円 | 4 | 3 | スマートロビン | 2.29.2 | 34.5 | |
枠連 | 5-6 | 180円 | 5 | 6 | ショウナンマイティ | 2.29.3 | 33.5 |
馬連 | 5-7 | 270円 | 6 | 12 | ダノンミル | 2.29.5 | 34.2 |
ワイド | 5-7 | 140円 | 7 | 4 | イグアス | 2.29.6 | 34.5 |
5-11 | 430円 | 8 | 1 | ステラロッサ | 2.29.8 | 34.4 | |
7-11 | 220円 | 9 | 10 | ナムラオウドウ | 2.29.8 | 33.7 | |
馬単 | 7-5 | 380円 | 10 | 9 | カーマイン | 2.30.0 | 34.0 |
3連複 | 5-7-11 | 510円 | 11 | 2 | トリノ | 2.31.0 | 35.3 |
3連単 | 7-5-11 | 1,430円 | 取消 | 8 | クレスコグランド | - |