第28回フェブラリーステークス:2月20日 東京競馬場
追われて伸びる二の足が使える馬が有利
距離短縮で臨む馬を考える
ダート戦は実績よりも勢いが肝心
芝にはマイル巧者という馬が確実にいる。しかし、ダート戦にはマイル巧者ということではなく、マイルまでが持つ、という馬となってしまう。そのために、距離短縮で臨む馬が確実に有利となる。しかも、ダート戦は前々の競馬を余儀なくされる。これが厭だという馬は確実に差し足のある馬でなければならない。この馬を決めることは簡単である。切れ脚があるかだ。東京競馬場はご存知のように、なだらかな勾配が馬の力を殺ぎ、気持ちさえも萎えさせる。つまりは、東京実績がある馬が有利ということになる。しかも、こぞって出走してくる馬は名うての名馬ばかり。その実力は10回走っても、同じ結果が出ることがないだろうと思われるほど。それらのことを考慮して、予想を組み立ててみたい。
芝にはマイル巧者という馬が確実にいる。しかし、ダート戦にはマイル巧者ということではなく、マイルまでが持つ、という馬となってしまう。そのために、距離短縮で臨む馬が確実に有利となる。しかも、ダート戦は前々の競馬を余儀なくされる。これが厭だという馬は確実に差し足のある馬でなければならない。この馬を決めることは簡単である。切れ脚があるかだ。東京競馬場はご存知のように、なだらかな勾配が馬の力を殺ぎ、気持ちさえも萎えさせる。つまりは、東京実績がある馬が有利ということになる。しかも、こぞって出走してくる馬は名うての名馬ばかり。その実力は10回走っても、同じ結果が出ることがないだろうと思われるほど。それらのことを考慮して、予想を組み立ててみたい。
枠 | 馬 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手名 | 鬼結 |
1 | 1 | オーロマイスター | 牡6 | 57 | 吉田 豊 | |
1 | 2 | コスモファントム | 牡4 | 57 | 松岡 正海 | |
2 | 3 | ダイショウジェット | 牡8 | 57 | 柴山 雄一 | 捨馬 |
2 | 4 | ライブコンサート | せん7 | 57 | 福永 祐一 | |
3 | 5 | バーディバーディ | 牡4 | 57 | 池添 謙一 | |
3 | 6 | クリールパッション | 牡6 | 57 | 津村 明秀 | |
4 | 7 | ダノンカモン | 牡5 | 57 | リスポリ | ▲ |
4 | 8 | ビクトリーテツニー | 牡7 | 57 | 三浦 皇成 | |
5 | 9 | パワーストラグル | 牡5 | 57 | 後藤 浩輝 | |
5 | 10 | ダイシンオレンジ | 牡6 | 57 | 川田 将雅 | 捨馬 |
6 | 11 | メイショウタメトモ | 牡6 | 57 | 武 豊 | |
6 | 12 | トランセンド | 牡5 | 57 | 藤田 伸二 | ◎ |
7 | 13 | フリオーソ | 牡7 | 57 | デムーロ | △1 |
7 | 14 | セイクリムズン | 牡5 | 57 | 幸 英明 | ○ |
8 | 15 | シルクメビウス | 牡5 | 57 | 岩田 康誠 | |
8 | 16 | マチカネニホンバレ | 牡6 | 57 | クラストゥス | △2 |
●主線はこの二頭の勝ち負け
トランセンドが本格化し始めたなと思ったのは四走前の東海Sの頃だったと思う。若干、ブレがあったことは否めないが、そこからのこの馬の活躍はめざましいものがあり、陣営としても頼もしく思えたのではないだろうか。すべてはこの日のために、そして、きょうのこの日で一つの結論が出せる。ここできちんと勝って、心からの祝杯を挙げたいと思っているのではないだろうか。相手には距離が課題となるなと思っているセイクリムズンを挙げる。今回はフリオーソの逃げが鍵だ。それを気持ち良いように逃がすことなければ、差し切る足を持っている。そこを活かすことができれば対抗としての位置づけは間違いではないこととなる。非常に危ない対抗であることは否めないが、目下の勢いは十分、対抗位に値する。
トランセンドが本格化し始めたなと思ったのは四走前の東海Sの頃だったと思う。若干、ブレがあったことは否めないが、そこからのこの馬の活躍はめざましいものがあり、陣営としても頼もしく思えたのではないだろうか。すべてはこの日のために、そして、きょうのこの日で一つの結論が出せる。ここできちんと勝って、心からの祝杯を挙げたいと思っているのではないだろうか。相手には距離が課題となるなと思っているセイクリムズンを挙げる。今回はフリオーソの逃げが鍵だ。それを気持ち良いように逃がすことなければ、差し切る足を持っている。そこを活かすことができれば対抗としての位置づけは間違いではないこととなる。非常に危ない対抗であることは否めないが、目下の勢いは十分、対抗位に値する。
●番手にはこの三頭を挙げる
総合力の高さでは評価することができるダノンカモンだが、まだ、決め手に欠けることは否めない。そこをそのように活かすかが今回の勝ち負けに絡むための必要条件だ。きちんと走らせることはリスポリ騎手としても問題はないだろう。四肢のバランスが整えば、もっと力は出せるだろうにと思わせる馬だ。また、退路を断っての参戦と思わせるような、鬼気迫るものがあるフリオーソ陣営。明らかにNARとJRAの差があるからこそ、ここでも勝たなければ帝王賞や川崎記念を勝っても意味がない。マイル戦だからこそ、力で振り切ることもできる素養はあるが、前述のように脚力を殺ぐ、東京コース、定量戦ということも手伝って、勝つための条件に襲い掛かる。万難排して臨んでも難しさは一入だ。そして、マチカネニホンバレを挙げる。東京コース巧者として取り上げているが、ここ暫くはその実績がない。が、その脚質はこのコースに合っている。追い出してやれば、ある一定の距離までなら、グイグイと伸びるのがこの馬だ。クラスト騎手がそれを活かすことができればワイド連対も夢ではない。果たしてどうか。
総合力の高さでは評価することができるダノンカモンだが、まだ、決め手に欠けることは否めない。そこをそのように活かすかが今回の勝ち負けに絡むための必要条件だ。きちんと走らせることはリスポリ騎手としても問題はないだろう。四肢のバランスが整えば、もっと力は出せるだろうにと思わせる馬だ。また、退路を断っての参戦と思わせるような、鬼気迫るものがあるフリオーソ陣営。明らかにNARとJRAの差があるからこそ、ここでも勝たなければ帝王賞や川崎記念を勝っても意味がない。マイル戦だからこそ、力で振り切ることもできる素養はあるが、前述のように脚力を殺ぐ、東京コース、定量戦ということも手伝って、勝つための条件に襲い掛かる。万難排して臨んでも難しさは一入だ。そして、マチカネニホンバレを挙げる。東京コース巧者として取り上げているが、ここ暫くはその実績がない。が、その脚質はこのコースに合っている。追い出してやれば、ある一定の距離までなら、グイグイと伸びるのがこの馬だ。クラスト騎手がそれを活かすことができればワイド連対も夢ではない。果たしてどうか。
●取捨選択を迷った二頭
高齢馬に大きな変わりはない。だからこそ、根岸Sで3着になったとは言え、この番組ではきついのではないかと思えるダイショウジェットだ。きちんと走るだろう。が、その先の押し切る力が衰えていると思えるのである。また、良血馬ながら、東京コースとの相性が悪いダイシンオレンジも伸び脚を欠くのではないかと思えるところがある。京都コースでは抜群の走りを見せるのだが、東京コースではその力量を発揮できていない。それがどうかというところだろう。
高齢馬に大きな変わりはない。だからこそ、根岸Sで3着になったとは言え、この番組ではきついのではないかと思えるダイショウジェットだ。きちんと走るだろう。が、その先の押し切る力が衰えていると思えるのである。また、良血馬ながら、東京コースとの相性が悪いダイシンオレンジも伸び脚を欠くのではないかと思えるところがある。京都コースでは抜群の走りを見せるのだが、東京コースではその力量を発揮できていない。それがどうかというところだろう。
●捨てちゃえ馬
前述のように、東京コース、マイル戦、定量戦という条件の下、ダイショウジェットとダイシンオレンジは出番がないだろうと判断をした。須く、ここでは要らない。故に捨てる!!
前述のように、東京コース、マイル戦、定量戦という条件の下、ダイショウジェットとダイシンオレンジは出番がないだろうと判断をした。須く、ここでは要らない。故に捨てる!!
●今週の買い目!!鬼結!!
鬼結 | 馬 | 馬名 | 斤量 | 騎手名 |
◎ | 12 | トランセンド | 57 | 藤田 伸二 |
○ | 14 | セイクリムズン | 57 | 幸 英明 |
▲ | 7 | ダノンカモン | 57 | リスポリ |
△1 | 13 | フリオーソ | 57 | デムーロ |
△2 | 16 | マチカネニホンバレ | 57 | クラストゥス |
捨馬 | 3 | ダイショウジェット | 57 | 柴山 雄一 |
捨馬 | 10 | ダイシンオレンジ | 57 | 川田 将雅 |