就職先での卒業生へのセクハラパワハラのおそれ 定員割れ私立女子大にとって“そんなの関係ない”のか?
定員割れの私立女子大学の“とらのこ”卒業生の就職先は国家公務員。
就職先でのセクハラやパワハラのために卒業生が自殺しても定員割れの私立女子大学にとって“そんなの関係ない” のか?
< セクハラ・パワハラを受け自殺、九州農政局の女性職員「公務災害」認定…遺族が国に賠償を求める > という見出しの2026年2月24日付読売新聞オン・ラインの記事によれば、
農林水産省九州農政局の20歳代の女性職員が直属の上長である中年男性係長のセクハラとパワハラのために、退職を余儀なくされ、退職後約8か月後の2023年8月に自殺した。この自殺について、国は、民間企業の社員の労働災害に相当する公務員の公務災害であると認定した。
直属の上長である中年男性係長の以上のセクハラとパワハラのために、退職を余儀なくされ、退職後約8か月後の2023年8月に自殺した農林水産省九州農政局の20歳代の女性職員は、2018年に、九州農政局に入庁し、その直後の2018年の5月から8月に亘る間での懇親会の会場で、胸を触られたり、懇親会から2次会に向かうタクシーの中で、同乗のその係長から、大声で怒鳴りつけられた。
その後、九州農政局は、農林水産省九州農政局の以上の20歳代の女性職員に対する直属の上長である中年男性係長の以上の2つの行為を、セクハラとパワハラであると認定し、その係長を停職9か月の職場規律の懲戒処分とした。懲戒免官されていない。それで、この係長は停職の9か月が経過したら、九州農政局内で働くことになる。
女性は休職を経て、一旦は復職したが、職場である九州農政局ではあの中年男性係長と同年代の中年男性に対して恐怖を感じ、勤務を時間限定にしても仕事ができなくなり、ついに、2022年12月に退職し、結局、2023年8月に、遺書を残して自殺した。
国は、女性のこの自殺について、女性への係長のセクハラやパワハラなどと女性の自殺との間の因果関係を認め、25年4月に公務災害と認定した。
自殺した女性の遺族は、この度、福岡地方裁判所に対して、九州農政局のあの係長のセクハラとパワハラに因る自殺のために精神的な苦痛を被ったとして、その係長を雇用し、人事管理を行うべき国の使用者責任と安全配慮義務違反という不法行為について、1億数千万円の賠償請求を行った。福岡地方裁判所に対してこの訴訟を提起した原告は、自殺した女性の両親、そして、夫君ということである。そうであれば、自殺した女性は結婚していたということである。そして、夫君との間にこの自殺した女性は子どもを設けていた可能性がある。
仮定として、自分の子どもを遺して自殺したとしたら、あの係長のセクハラとパワハラに因るこの女性の精神的な心的外傷としてのトラウマは、自分の子どもを遺して自殺することを選択する程に深刻で、重大であったと考えられる。九州農政局のあの係長は、それ程のことを自殺した女性に対して行ったということである。また、仮定として自殺した女性に子どもがいたとしたら、その子どもに対しても、九州農政局のあの係長は取り返しが付かない恐ろしいことを行ったということになる。
定員割れの私立大学、取り分け、定員割れが著しいのは、私立大学でも、私立女子大学であるが、その私立女子大学でも、大きな私立女子大学ではなく、小さな私立女子大学が現在、著しい定員割れを発生させている。定員割れの解消のために、その対策の1つとして、卒業生の就職先で、国家公務員や地方公務員になった卒業生を大学に招いて、卒業後に就職を控えている在学生に対して講演を行ってもらい、その講演を大学のホームページ上で公開し、うちの大学に入学すれば、だれでも、国家公務員や地方公務員になれるような授業があるかのように宣伝する定員割れの大学がある。文部科学省が私立学校事業団に編集させ、インターネット上に公開させている大学ポートレート(私学版)によれば、福岡県内の3つの小さなお嬢様大学も現在定員割れで大変である。福岡市内にある福岡女学院大学も、そのような小さなお嬢様大学の1つである。
側聞するところでは、上述した九州農政局に職員として最近採用されたと思われる福岡女学院大学の卒業生が、九州農政局の他の職員と共に、福岡女学院大学に招かれて、いわば母校に凱旋し錦を飾り、後輩の在学生たちの前で、講演したという事実を知った。
卒業した福岡女学院大学で講演したその卒業生が勤務する九州農政局には、自分のセクハラとパワハラに因って部下女性職員に自殺に至らせる精神的な苦痛を及ぼした上述のあの係長がまだ在職しているはずである。如何に九州農政局の職員がたくさんいるとしても、上述のあの係長がいわば野放しにされている九州農政局内で、上述のあの係長は、言葉は悪いが、懲戒免職や諭旨免職などの免職になっていないのであれば、いわば野放しにされている状態である。上述のあの係長は、九州農政局にまだ在官している。
また、あの係長が自殺した女性職員に対して行ったセクハラやパワハラは、九州農政局内で、その係長だけの個人の問題であるのか、あるいは、九州農政局内の職員間の局内雰囲気として、女性職員や女性へのセクハラやパワハラを容認したり、許容したりする雰囲気があるとしたら、女性職員や女性へのセクハラやパワハラはあの係長だけの問題ではなく、九州農政局内の職員全員の問題である。そのような九州農政局から卒業生職員や、中年男性職員を学内に招いて、在学生に対して講演してもらう中に、福岡女学院大学の定員割れ解消への形振り構わなさが見えるし、20歳代の若い女子学生をかかえている大学としての危うさを見る思いである。
真逆と思うが、福岡女学院大学は、如何に九州農政局の職員がたくさんいるとしても、上述のあの係長がいわば野放しにされている九州農政局に採用されるように、女子学生たちに勧めるのか。福岡女学院大学は、女子学生のために勧めるのか、あるいは、大学の定員割れ解消のために勧めるのか、または、その両方のために勧めるのか。後者の2つのためであれば、定員割れによる大学倒産を嫌悪する教育機関としての使命を忘れた形振り構わない恐ろしさがある。
それで、福岡女学院大学の女子学生たちは、如何に九州農政局の職員がたくさんいるとしても、上述のあの係長がいわば野放しにされている九州農政局に入局しようとするのか、あるいは、九州農政局内の職員間の局内雰囲気として、女性職員や女性へのセクハラやパワハラを容認したり、許容したりする雰囲気がある九州農政局に入局しようとするのか。
女子学生たちの親は、如何に九州農政局の職員がたくさんいるとしても、上述のあの係長がいわば野放しにされている九州農政局に自分の娘を就職させることを望むのか、あるいは、九州農政局内の職員間の局内雰囲気として、女性職員や女性へのセクハラやパワハラを容認したり、許容したりする雰囲気がある九州農政局への入局を望むのか。
まだ、上述のあの係長は、九州農政局の職員として在職していると思われるし、セクハラやパワハラはあの係長の個人の問題ではなく、九州農政局の職員間の局内雰囲気として、女性職員や女性へのセクハラやパワハラを容認したり、許容したりする雰囲気がある可能性すらある。大変に定員割れしている大学が卒業生を正規の公務員として就職させれば、そのことを大学のホームページに仰々しく大々的に掲載し、ホームページに掲載されたその記事を見た女子高生が定員割れしている大学に入学する。定員割れしている大学は、卒業生を大学の存続のための“道具”であると見なしている。このような卒業生に対する見方は、在学生に対しても、定員割れしている大学から行われているのではないのか。学生は大学の存続のための“道具”であると大学から見られていれば、以心伝心と言うが、学生は、自分が定員割れ大学の先生や事務職員から定員割れ大学の存続のための“道具”であると見られているのに気付くであろう。それは、日常的に、学生への先生の応対、学生への事務職員の対応において、思わず識らずのうちに、目付き、表情、言葉の選択、言い方、抑揚などで明確になる。学生も卒業生も、大学にとっては、大学教育の目的であって、定員割れ大学の存続のための“道具”ではないと考える。福岡女学院大学は、文部科学省が私立学校事業団に統計と編集を行わせている全国の私立大学の調査統計の結果としての大学ポートレート(私学版)によれば、文部科学省認可の大学全体の総定員数では2300余名程度であるということであるが、毎年度の退学者の人数が、1%乃至2%の間であるようであって、 大学全体で3000名以下の小さな私立大学としては感じとしてではあるが、多すぎるように思える。福岡女学院大学は、穿った見方であるとも思われようが、その多さの原因の1つとして、定員割れの解消について、過度に、国や地方公共団体などという卒業生の特定の就職先や公務員という卒業生の社会的身分とその社会的信用性の高さに依存しているのではないのか。福岡女学院大学は、就職先の身分が公務員でもなく、その勤務先が国や地方公共団体でもない卒業生が卒業生の大多数を占めているのを忘れている。福岡女学院大学は、就職先の身分が公務員でもなく、その勤務先が国や地方公共団体でもない卒業生についても、ホームページ上で記事として取り上げた方が良い。福岡女学院大学の大学教育の目的は、学生である。それが貫徹されれば、小さな私立大学で、しかも、お嬢様大学であるにもかかわらず、毎年度の退学者の人数が、1%乃至2%の間であるという高い割合はおおよそあり得ない。