最近スチームパンクにはまっておりまして(同時にサイバーパンクにもはまりつつあるのですが)、
歯車だの真鍮だの、複雑なメカニズムっぽいものがふんだんに取り込まれた装飾の入った物
に憧れを抱いています。
んで、資料集を買ったりネットで見たりして楽しんでいるわけですが、
資料集の中に作り方や工程が載っていて、それを見ていると
作りたい
と、思う様になるわけです。というわけで作り始めるのでした。
色々作ってみたい面白そうなものが沢山ありましたが、まずは簡単そうなものから。
スチームパンク的な装飾・オブジェクトによく使われる素材として、一つには真鍮が取り上げられています。
そしてもう一つ、木材もよく取り上げられる素材です。二つが組み合わさればそりゃもう最強なわけですが、今回作るのは木材の方。しかも、プラスチックを木材に変えてしまおうって魂胆です。
どういうことかと言うと、つまりはフェイクを作ろうってわけです。
プラスチックに木目調の塗装を施して、いかにも高級そうなマホガニー材で作った代物みたいに見せようってわけです。こういうのってワクワクしますね。
ちなみにこの技術「フォー フィニッシュ」という塗装の方法だそうで、
車の装飾なんかにはよく使われる技術だそうです。
今回塗装するのはこちら。
よくあるガチャガチャのカプセルです。
お手本にしてるものには、ちゃんと東○ハンズで買ったきれいな卵型のカプセルを
使っていましたが、僕はほとんど塗装初体験なので、失敗してもいいように上のカプセルを使いました。
これがうまくいけば、カプセル買ってきて第2号を作ってみましょうか。
んで、これを早速ブシューっとスプレー・・・することが出来ないんですね。
カプセルのツルツルの表面は塗装しても剥離する恐れがあるんで、表面をザラザラにしてやらないといけません。
というわけで紙やすりをかけます。
最初は粗いのでザラザラさせて、次に細かいのである程度表面を整えてやります。(粗いのだけでとめてしまうと表面がでこぼこしすぎてしまうんですよね)
削ったのがこちら。
二個やるだけでもだいぶ時間がかかったー。
穴が空いてる箇所には、穴やへこんだ部分を埋めてくれるポリパテを使いました。
これでいよいよ塗装に入れるぞー―――って所で、次週に続きます。
あ、ちなみにこれのやり方が載っているサイトもあります。
スチームパンクでグーグルで調べると2番目に出てくると思います。
スチームパンクってなんぞや?な人や、興味がある人は是非。
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今日の加工紹介は、
初心に戻った気分で、顔料のプリントです。
基本中の基本ですが、見てもらいたいのは
この部分。
「たたき」と呼ばれる細かい点々で色の濃淡を表現する柄です。
(以前紹介したことのある分解もこの柄の応用です。)
顔料プリントの場合は一回プリントしたらもう完成―――なんですが、
この点々を同じようにプリントするのは簡単そうに見えて凄く難しいです。
黒一色の場合は、はたから見ても差がわかりづらいですが、
分解などになるとその差は歴然。
この点々を均等に出せるのも技術がある証拠なのです。