なぜK-POPで授賞式が乱立したのか | K-POP(勝手に)うんちくブログ

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韓国芸能、K-POP、新曲について勝手に語る。

 

 

【コメント】

お元気ですか? 私はあっという間に社会人2年目になり、会社内のマンネ(何人もいますが)ではなくなった事実にビックリしています笑 最近韓国音楽コンテンツ協会がやっとK-POPの授賞式多すぎる問題に切り込んでくれましたが、私としては乱立に歯止めがかかるきっかけになればいいなと嬉しい限りです。K-POP界隈で毎年「第1回 〇〇アワード」という言葉を聞いているような気がしていて、いくらなんでも多すぎない?と思っていたので。

毎年ノミネートと受賞に大人の事情を感じますし、アーティストとしても毎回受賞式用のステージを用意するのは相当負担だよなあと。本来授賞式は権威あるべきものですが、乱立しすぎて本末転倒な状況になっている気がします。 けぽこさんは韓国音楽コンテンツ協会の声明、どのように捉えましたか?

 

 

>本来授賞式は権威あるべきものですが、乱立しすぎて本末転倒な状況になっている気がします。

 

ホントにね、乱立したせいで「行けばもらえるで賞」的な感じになってしまった印象です。どんな賞でも受賞すれば、本人たちもファンも嬉しいわけですが

 

 

〇〇(トップグループ)が来てないから、もらえただけ

 

 

とか、まぁ、色々と言われてしまうのは、かわいそうに思います。そーゆー権威のない賞だと認識されちゃうのは、主催者側の責任なので、ずっと対策は必要だと思っていました。

 

 

私も次々に新設授賞式が誕生しているので、昔からある年末賞以外、追いかけられなくなってますね。ニュースで見て「やってたんだ・・・」と知ることも(^_^;)

 

 

最近はトップグループの売り上げが前作より落ちる現象が続いてますけど、このような授賞式と名付けた「合同コンサート」の乱立も、ファンの出費に影響しているように思います。

 

特にCDは基本的に1つ買えば、ランダム封入なんちゃら、は別として、曲自体はちゃんと聴けるわけで(そもそも曲は音源サイトで回さないと)

 

「推し活資金」が無限にあるならイイですが、同じものが大量に届くCDをたくさん買うより、コンサートやイベントのチケット代にした方が・・・って考えになりますよね。最近はコンサート代、めちゃ高いですし、遠征代とかまで入れたらもっとΣ(゚Д゚)

 

そこにさらに、授賞式という名の「合同コンサート」まで参入して来たら、もうCDを買う分はどんどん減っていく気がします。授賞式にも「人気投票(有料)」という名の、これまたファン同士を競わせる?システムがありますし、賞を受け取って、ファンに感謝のメッセージを伝えるメンバーを目の前で見るため、より熱も入るものです。

 

 

韓国記事を一部、抜粋してご紹介しておきます。

 

<授賞式乱立に苦しむK-POP業界>

収益だけを追う無分別な授賞式に、K-POP業界が苦しんでいる。アーティストたちは過度な参加要求に苦しめられており、さらにファンたちは、企業・テレビ局・メディアの、収益目的のため、高額に制定された「授賞式チケット代」を支払う被害を受けている。

企業主催の「K-POP授賞式」は急増中で、この中にはファンを対象としたチケット価格「25万ウォン(2万8000円相当)」もする授賞式もある。

授賞式乱立による無理なスケジュール調整で、アーティスト側も体調を崩すメンバーが出ているが、主催者側は売上のため、事務所に対し出演を強要してくるとの不満の声まである。

また「収益主義」のせいで、経費を削減するあまり「最悪の音響システム」「ステージの手抜き設営」「チケット販売での不手際」など、主催者の運営能力も問題視されている。

この背景には、企業側による「後援会社誘致」「有料チケット販売」での収益増目的があるため、今年も授賞式が増えることが予定されている。

※この5年間の新設だけで5つ、今年はなんと!3~4つほど新設予定だそうです、ひぃぃぃΣ(゚Д゚)

 

 

これは今回の「韓国音楽コンテンツ協会」からの反対声明の前にすでに問題視されていたものです。

 

では、なぜあえて「合同コンサート」ではなく、「授賞式」という名のイベントがこれほどまでに増えてしまったのか?という理由が

 

 

<「授賞式」だと安くてすむから?年20回、月2回開催も>

昨今、乱立するK-POP授賞式により「賞を受ける」ということが、それほど光栄ではないことになっている。「年に約20回、月平均で2回」開催されるため、「権威のないK-POP授賞式」と呼ばれてしまっている現状。ではなぜ、これほどまでに増えてしまったのか?

「K-POPイベント」を計画しても、人気グループを一堂に集めることは容易でなく、スケジュール調整はもちろん、ギャラ交渉も高額になる。

しかし「K-POP授賞式は金になる」と言われている理由に、ギャラの安さがあり、「公演(イベント)」だと、有名グループの出演料は高額になるが、「授賞式」という名目で交渉すれば「お車代」程度でよく、さらに祝賀ステージまで要求できる。

加えて、ファンたちは応援するグループが「賞を受けとる姿」が見たいため、喜んでチケットも買ってくれるし、最近ではほとんどの授賞式で専用アプリによる「有料人気投票」まであるため、これがファンダムの競争心を刺激し、さらなる収益にもつながっている。

チケット代もどんどん高騰中で、ある東南アジアで開かれた授賞式は、1枚59万ウォン(6万6000円相当)で販売された。平均年収が約600万ウォン(67万円相当)なため、その国では信じられないほどの高額チケットとなった。主なファン層が10~20代前半にもかかわらず、参加企業が収益ばかりを追った結果、開催国の物価に合わない価格になることもある。

これも全て、参加企業、特にメディア系の収益目的が大きく影響している。開催される半分ほどがスポーツ新聞やオンライン芸能メディア系が運営しており、「K-POP人気に便乗」しただけの授賞式も少なくない。

だが、このように批判が集まる中でも「仕方なく」出演するアーティストも多く、それも主催者である有名企業やメディアからの「報復」を恐れてのことと言われている。

 

 

という感じです。

 

トップグループがみな一斉にボイコットして、この状況を変えるべきだ!という声もありますが・・・事務所がバラバラですから、事務所ごとにそれぞれまた、主催企業との親密な関係性もあって(ここからの頼みだけは断れない、など)、これも難しいのかな、と思います(^_^;)

 

 

ということで、まだまだ増えそうですね。

 

 

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