「レーベル」の自由さと不自由さ | K-POP(勝手に)うんちくブログ

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【コメント】

けぽこさんこんにちは。いつもブログを拝見しています。 私はイ・ハイちゃんのファンなのですが、デビュー6年にしてまだ2回しかアルバムを出していません…昨年の日本デビューも嬉しかったのですが、YGはなぜ韓国でカムバさせてくれないのか悲しくなりました。デビューから次のカムバに3年、そしてそれからもうすぐ3年です。デビュー6周年のコメントでヤンサが新曲録音中とか言ってましたが、そもそも一昨年の秋にカムバの予定だったのに…他のグループでもそうですが、なぜYGはとにかく活動をさせないのでしょうか。さらにYG宝石箱からボーイズグループを2組もデビューさせる予定で、ガールズグループバージョンもやりますとなると、本当にいつになったらイ・ハイちゃんは活動させてもらえるのでしょう(泣)

 

 

イ・ハイちゃん、私も大ファンです(^_^)

 

イ・ハイはヒットした前作からYGの「本家」所属ではなく、事実上、彼女はYG内レーベル代表だったタブロが持つ「ハイグラウンド」でプロデュースされていました。レーベル制については過去にも触れていますので、そちらを読んでみて下さい。

過去記事参照 → ★ アイドル事務所から誕生したバンド

 

 

<2016年のカムバック記事>

歌手イ・ハイが「ハイグラウンド」からカムバックする。イ・ハイがタブロが代表を務めるYG内レーベル「ハイグラウンド」でのカムバック準備に突入したことを知らせた。YGエンターテイメントには多くのアーティストが所属し、カムバック計画が常に進行している中、ヤン・ヒョンソク代表はイ・ハイのカムバックに100%集中できないとして、アルバム制作全般をタブロに任せたことを明らかにした。関係者によると「ヤン代表は体がいくつあっても足りないほど忙しいため、イ・ハイのカムバックに全力を注ぐことができないことを懸念し、信頼して任せられるタブロにイ・ハイのプロデュース全てを一任することにした。タブロはそれを快く受け入れ、自身が持つレーベル「ハイグラウンド」内でイ・ハイのカムバック作業に入ることを約束した。

 

 

この時に制作されたのが、イ・ハイにとって現時点で最後のカムバックとなっている、アルバム「SEOULITE」※このアルバムですら、3年ぶりのカムバックでした。そしてこの後にBLACKPINKがデビューしています(^_^;)

 

 

「SEOULITE」と言えば、イ・ハイにとって代表曲でもある「BREATHE」が収録されていますよね。

 

 

 


SHINeeのジョンヒョンが制作したことで有名な曲です。しかし、まず普通に考えれば、YGがSMのアーティストに楽曲依頼すること自体あり得ないことです。実際、レコーディングが終わり、完成視聴の時、ヤンサ氏にあえてタブロは「BREATHE」の制作者がジョンヒョンであることを伝えなかったそうです。ヤンサは収録曲の中でスローで独特なこの曲を気に入ったそうですが、好評な感想を聞いた後『初めて「SHINeeのジョンヒョンが作った曲だ」と伝えられた』とヤンサ本人が語っています。

 

 

YGには才能豊かなプロデューサー、やシンガーソングライターが多数在籍しており、正直、わざわざライバル会社でもあるSMのアーティストに楽曲依頼する必要性を感じません。でも、そこはタブロが自由な発想で、所属に関係なく、才能豊かな人材を見出す力がある証拠であり、だからこそ名曲が生まれた経緯があります(※ジョンヒョン本人も、当初はYGからの楽曲依頼にビックリしたようです)

 

 

これが「レーベル」の良さでもあり、YGは「アーティスト集団」と言われているように、多くのプロデュース力に長けたアーティストが在籍しているため、その人たちに「自分の城(活動の自由さ?)」を持たせる、という意味で、レーベル制を導入しているのです。

 

 

その代表例が、BLACKPINKやBIGBANGのヒット曲で知られる、K-POP界きってのヒットメーカーTEDDYや、そして、YGに途中移籍し、K-POP歌手たちの憧れのグループ「EPIK HIGH」のメンバー、タブロになります。

 

 

 

が!

 

 

ここで問題なのが、EPIK HIGHは昨年10月をもって、YGを去っているんです、実は(^_^;)

 

イ・ハイは正式に所属を「ハイグラウンド」にしたわけではないのですが、完全にプロデュース面では「ハイグラウンド」所属となっており、もちろん「SEOULITE」が成功したことで、次作もタブロがプロデュースすることは決まっていたでしょう。イ・ハイのカムバック計画も途中までは進められていたかもしれません(レコーディングも?)。しかし、肝心のタブロがYGを辞めてしまったことで、しかも昨年10月に急にYGを辞めたわけではなく、そのもっと前から話し合いは続いており、レーベル代表自体はさらにその前に辞めていました。つまり、もっと前から既にイ・ハイのカムバック計画はとん挫していたと思われ、肝心のプロデューサーであったタブロがYGから居なくなってしまったことで、今は正直、イ・ハイのプロデューサーは不在なのではないでしょうか?

 

 

 

<タブロ設立のYGレーベル解体へ>

YGエンターテインメントのレーベル「ハイグラウンド」の元所属歌手たちが、歌謡界でのカムバックを続々と計画している。レーベル「ハイグラウンド」は、EPIK HIGHタブロが2015年にYGの支援を受けて設立したインディーズレーベルだった。しかし、2017年7月に設立者だったタブロが代表を辞任、内部亀裂が表面化した。翌2018年には事実上の解体手続きを踏み、それ以降「ハイグラウンド」に所属していた歌手たちは移籍を余儀なくされ、それぞれが新天地での新たな歩みを始めている。

 

 

という感じなのです。つまり、あのアルバム「SEOULITE」を作った場所は既に無いのです。

↑の移籍した歌手たちは、インディーズバンドや、タブロの後輩歌手がほとんどでした。しかしイ・ハイはYG所属のまま「出向?」みたいな形でプロデュースをタブロに任されていたので、立場が1番中途半端だったことが裏目に出たのでは?と推測されます。タブロ的にも「自分のレーベル」とは名ばかりで、思ったほど自由が無かったことが原因なようにも感じるわけで(最後はゴタゴタしてレーベルを閉じたようですし、そして昨年付で本人もYGを去りました)

 

 

イ・ハイのカムバック計画もしていたけど(他のアーティストを優先するあまり、YGからのカムバックGOサインも出なかった可能性も?)まぁ、何かと色々とあったのは推測できますよね・・・少なからず、待遇に満足していたら出て行くことはなかったはずですから(^_^;)

 

 

私もイ・ハイちゃん、すんごいファンなんですよ。彼女、天性のボーカリストですよね(^^♪

だから活動して欲しいですし、「大人の事情」に巻き込まれた形で活動できていないように思えるので、本人はファン以上に、なかなかカムバックできない現状をきっと寂しがっているのではないでしょうか・・・以前「バラエティー番組などにもっと出たい」と本人が言ってました、でもイメージ戦略でYGのOKが出ないようです。

 

 

 

 

いっそタブロについて行ければ良かったのにな~

 

 

と、私は思ったほどでした(T_T)

 

 

タブロは現在、YGから離れすっかり自由な身となり、音源チャートでも今話題のイ・ソラ先輩のプロデュースを担当するなど、まさに事務所を越えた形で、防弾少年団SUGAとコラボしています。本来の「彼らしい」プロデュース能力を発揮していますよね。きっとYG内では自分のレーベルと言えど、窮屈なことも多かったのかな?と推測できる活発なコラボ活動を展開中です。

過去記事参照 → ★ 2019.1月第5週 週間チャート結果

 

 

 

 

YG宝石箱もそうですが、今年はもう先に入隊したBIGBANGメンバーも戻って来ますから、ますますイ・ハイちゃんのカムバックする隙間がなくなりそう・・・と思っちゃう今日この頃です(^_^;)

 

 

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