カムバックと歴代級 | K-POP(勝手に)うんちくブログ

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韓国芸能、K-POP、新曲について勝手に語る。

 

 

【コメント】

私は元々洋楽が好きなのですが、k-popは洋楽と親和性のある音楽なのと女子アイドルの見た目が凄く好みなので、ゆるく浅く広くチェックしているゆるゆるなファンです。 その中でも、グループよりもソロの女子アイドルが好きで、イヒョリやガイン、ボア、最近だとテヨンや記事にして下さったチョンハ、ジェニのソロ曲を気に入っております。 記事の中に出ていたイヒョリ姐さんは、ソロのパイオニアで韓国女性の保守的な観念を打ち破るた メッセージ性がある所が好きなのですが、彼女って最近は歌手活動はしていませんよね??ほぼ引退状態なのでしょうか。また、k pop好きな友人にイヒョリの事を聞いても、名前しか知らないとか誰それ?という様な反応が返ってくるのですが、韓国での彼女の立場って洋楽におけるマドンナの様な尊敬される立場と思っていたのですが、その認識は合っておりますか??定期的に音楽番組でカバーされてるので韓国音楽界における影響力はまだまだ強いと思っているのですが・・・。 質問ばかりですみません(;ω;)もし、お時間あればよろしくお願い致します。

 

 

女性ソロ歌手界ではレジェンド的存在だと思います。

 

韓国の「カムバックシステム」って、歌手へのプレッシャーがものすごいんですよね。年に1回or2回ほど、しかも間が空くアーテイストなら2年ぶり、3年ぶりのカムバック!なんてのも珍しくないのもあり、日本のいわゆる「シングルシステム」とは全然違います。日本だと「新曲が出るよ!」と言っても、1、2曲程度(A面、B面的な)で、チョコチョコ活動しているイメージですが(そしてアルバムはシングルの集大成的に後から発売される)、しかし、韓国はいざ「活動しますよ!(カムバック)」となれば、ガチのレコーディングを要します。

 

さらに、韓国の国民性でしょうが、すぐに「王者」「アジアの王」「女王」「女神」などと、持ち上げて呼ぶので、「そうあるべき」というプレッシャーをもっとかけて来ます。あとは、「역대급(歴代級=史上最大級)」という言葉もよく使われ、これまでとはまた違ったアプローチや、破壊的なコンセプト、見る人に「これまでとはまた一味違うな!」と思わせる衝撃を与える必要があり、見る側の私たちは「カムバック」と聞くとワクワクしますが、当の本人たちは大変ですよね(^_^;)

 

 

日本の歌手だと「新曲が出るから」と、大幅イメチェンすることはないですが(俳優業の役柄で髪型を変える感じ?)、K-POPアイドルの場合は特にカムバックごとにヘアチェンジ、コンセプトの変化、ダイエット、お直し、などをして来るので、ビジュアル面での変化、進化も大きく、たまにグループだと誰が誰だか分からなくなる時もあるほどです。

 

 

そんな大きな期待(満を持して)活動するため、K-POP歌手には常に期待される以上の以上のパフォーマンスを準備する必要があります。K-POP歌手はあのすごいパフォーマンス込みで、見る人を魅了しているわけですが、逆に言うと、ネタももう出尽くしていて、毎回パフォーマンスでみなさん苦慮されています(代わり映えしなければ、面白くない、と言われるし)。正直、振り付けに関しても、披露すれば「〇〇のパクリ」「既視感」だとか、言われることも多いです。そりゃ、ダンスのネタだって、これだけダンスグループが存在すれば尽きますよね(T▽T;)

 

 

んで、おっしゃるようにひょり姐さんはソロ女性歌手の破壊的なパイオニアであり、毎回、見る人をアッと驚かせるパフォーマンスでカムバックされ、新人発掘やプロの色に染まっていない(斬新なアイデアを持っている)という面で、これまで無名の新人ミュージシャンなども積極的に起用されて来られました。が、それがアダとなって、以前、採用した無名ュージシャンの曲が、実は盗作曲だった、という騒動に巻き込まれ、3年も活動を停止し、それ以来はあまり活発に活動されなくなった印象です。

 

 

<イ・ヒョリ カムバック曲盗作騒動>

イ・ヒョリ側は、作曲家BAHNUS(←問題の無名新人)より提供された曲が盗作だったとの騒動を受け、さらにBAHNUSの学歴や活動経歴などが全て嘘だったことを明らかにした。イ・ヒョリの所属事務所側は「BAHNUS本人や、所属する代表に確認した結果、BAHNUSの学歴と活動経歴は偽りだったことが判明した。BAHNUSは『延世大学中退後、作曲を学ぶためイギリスの音楽学校にて博士、修士課程を修了後、さらにドイツ・ケルン国立音楽大学にて再び修士学位を取得、海外有名歌手への楽曲提供を準備中との新進気鋭ミュージシャン』と聞いていたが、実際は全てが詐称で、イ・ヒョリへの提供曲も盗作だった。」として、大変ショックを受けている。

 

 

せっかく熱心に準備したカムバックでしたが、スキャンダルとなったことで(BAHNUSの曲はアルバムに6曲も収録されていたため大きな騒動に)、カムバック活動が全て中止となり、この騒動(いや、もはや事件ですね)をきっかけに彼女は3年間の空白期間に入ります。

 

3年の空白期間後のインタビュー

昔は新人作曲家の曲を好んでいました。新鮮さがあったからです。でも盗作事件後は新人作曲家からの提供が怖くなりました。

 

 

単純に名の通った有名ミュージシャンを起用すれば、安全に活動できると思うわけですが(そのミュージシャン自身も地位やメンツがあるので)、しかし、他アーテイストとの差別化や、常に斬新で歴代級なカムバックを求められる存在であるがゆえ、幅広い視野でカムバックを準備していた結果の、不幸な騒動だと感じました。

 

 

>イヒョリ姐さんは、ソロのパイオニアで韓国女性の保守的な観念を打ち破るた メッセージ性がある所が好きなのですが、彼女って最近は歌手活動はしていませんよね??ほぼ引退状態なのでしょうか。

 

都会的で、攻撃的なイメージの女性でしたが、今は結婚もされて、すっかり自然に触れながら、のんびりマイペースに仕事をされているイメージですね。バラエティー番組などにもたまに出演されていますし、あとは後輩グループのSPICAの全面プロデュースなどもされていましたが、ま、SPICAは思ったほどの成果を得られず解散しています(^_^;)

 

 

 

 

 

「ソロ女性歌手のパイオニア」と言えば、BoAも忘れてはいけない存在ですが

 

BoAは昨年の韓国カムバックでは逆さになって歩いてましたね∑(゚Д゚)、韓国のカムバックについては、本人が「パフォーマンスで驚かせないと」と言ってたのが印象的でした。

 

 

 

この「逆さ歩き」どう考えてもこの後(頭に血が上って)歌えないので、テレビ番組では事前収録の別撮りだそうです・・・じゃないとパフォーマンスできないらしい(そりゃそーだwww)素人目線で言えば

 

 

歌えないパフォーマンスって、どーなん?

 

 

と思うわけですが、「女王」と呼ばれる存在にまで昇りつめると、常に破壊的、斬新さ、サプライズ、が求められている象徴のように感じました(確かにいきなり逆さで登場したらビックリする)BoAは日本ではアコースティックライブとか、「メリクリ」なども今もずっとゆったりと歌い続けており、「シンガー」って感じ、でも韓国では「パフォーマー」というイメージが強く、同一人物とは思えない対照的な活動が印象的です。

 

 

↓同じ2018年にリリースされた、こちらは日本語曲。ハードメイクで逆さになって歩いてた人とは思えない、32歳の等身大の女性な感じ。

 

 

 

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