アルダブラゾウガメの甲羅 考察③ | 上社ペットクリニック 院長のブログ
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甲羅について。

甲羅は、肋骨が変化したものた考えられている。以前はいろいろな説があったようだが。

そして、骨がそのまま出ているのではなく、表面を角質層が覆っている。

つまり、甲羅は骨と皮膚からなる2層構造。

似たような構造物は鳥のくちばしがある。あれも骨のまわりを硬い角質が覆っている。

アルダブラゾウガメの幼体の甲羅が柔らかいのは、子どもの骨が柔らかいのと同じ。

甲羅の表面が柔らかいのは子犬の肉球が柔らかいのと同じ。

例えが変なような気もするが、まあ柔らかいのは最初だけ。


で、甲羅はカルシウムの塊みたいな風に思われている。

が、骨と同じと考えるなら微妙に違う。

骨は、カルシウムにより硬い構造物になっているが、
その比率は60%くらい。

後は何かというと、タンパク質。コラーゲンである。

つまり、甲羅のベース(骨甲板)はコラーゲンとリン酸カルシウムの複合体である。


では、表層の角質層(角質甲板)は、何からできているか。

爬虫類の角質は、いわゆる鱗になるわけだが、カメの甲羅の表層も同じである。

骨と同様に硬くなるが、骨ではない。ケラチンと呼ばれるタンパク質からできている。

ちなみに、魚類の鱗はカルシウムが含まれるが、爬虫類の鱗にはカルシウムは含まれていない。

つまり、カメの甲羅の表面はカルシウム関係ないということになる。

あと、骨甲板と角質甲板の継ぎ目は、ずれていると聞く。解剖したことないので知識だけだが。

ということは、表層に現れる甲羅の継ぎ目の異常は、角質異常による症状か。カルシウム関係なし?

ベースとなる骨甲板に異常をきたすのは、カルシウム関係あるとおもう。骨なので。


それと、甲羅の表面に現れる凹凸。甲板ごとに山のように盛り上がっているのは、骨甲板からの隆起なのか、それとも角質甲板の隆起なのか。


今日のまとめ。

甲羅を形成するのは、カルシウムとタンパク質。


次回

アルダブラゾウガメの幼体を育てるのに、低タンパクで本当にいいのか?

つづく