今日は読み終った楽聖少女の感想でも書いて行こうかなと思ってます。普段以上に的外れなことを言ってる可能性があるので要注意です。あとネタバレなので注意。
杉井先生とメル先生の新作ということで期待値が大分大きかったです。ホントに神様のメモ帳を全巻買いしようか・・・、とかまあ。
今作は主人公がゲーテに憑依?してヨーロッパで生きていく話でした。最初のに思ったのは、主人公同様に話についていけてない感があるなぁとか。僕はゲーテなんて若きウェルテルの悩みしか知らないですしね。はっきり言って何が一番有名な作品なのかとかも知らないです。歴史上の著名な人間たちも出てきたり、歴史詳しい人にはたまらないんじゃないでしょうか。解説がおろそかかと言われたらそんなこともないですが。
ヒロイン?のベートーヴェンを主人公の目から描いていく、というのも結構重要な部分で。教会とかいろんな団体と芸術家が戦う、みたいなのは歴史で習いましたがやはり理不尽なものでした。最後にバトル要素入ってくるの・・?とか思ってましたけどまあ気になるレベルではなくて。このタイプにバトルなんて不要かなって僕は思いました。
ヒロインが神メモのアリスまんまじゃね?っていうのは突っ込まないのが礼儀というもの。ベートーヴェンがなつきはじめて料理とかを食べに来始めたあたりが個人的に一番好きなシーンです()
いわゆる「悪魔」とみなされて処刑、とかあの時代ではよくあったらしいですが、ほんとに芸術家とか革命家と悪魔が手を組んでたら・・・という感じがなかなか新鮮でよかったです。というか作者さんこれ書くためにどれだけ勉強したんだろう。一般教養のレベルははるかに超えてますよね・・・?
僕は携帯小説とかも結構読んで楽しませていただいてはいるんですが、やっぱり文章量、知識量、クオリティとかそういった点ではそうそう勝てるものではないですよね。まあいつでも読めるっていう点もありますしいろいろあるんですが。
やっぱ杉井先生のクオリティは半端ないです。時間も絶対買います。
ではまた。