今まで足のトラブル、靴に関して読んだ書籍は医師が書かれた物がほとんどでしたが、こちらは靴職人、山口千尋さんが監修された本。
靴職人から感じた日本人の足の変化や、スニーカー、スポーツシューズと紳士靴についての考え方はとても面白く共感しました。
「スポーツシューズはあくまでも各競技の専用シューズなんです」
「みんなスニーカーという言葉で括ってしまわれがちですが、あくまでも競技用の専用シューズ」で「本来は歩くには向いていないはずです」と。
テニスボールもテニスをするためのボールで身体をほぐすためのボールではありませんよね。
また「靴底のクッションに関しては、それが過度になってしまうと足が本来持っているクッション性がなくなってしまう」のではとも。
少し前『クレイジージャーニー』というテレビ番組で山口さんが松本人志さんのオーダーシューズを作るその過程が紹介されていました。
左右足の大きさの違う松本さんは普段はクロックスを愛用されているとのこと。
どんな靴が欲しいのか、話し合い、細かく採寸。足の型取り、木型を作成、仮靴でチェックし、いよいよ本靴作成と本当に時間をかけて丁寧に作っていく。
そして出来上がったブーツを履いた瞬間、松本さんは、やはり「気持ちいい〜」と仰っていました。
ビスポークシューズ憧れです。