ちょっと話が逸れてしまうが、今日は建築業界の人材不足について思うところを書いてみたいと思う。
今朝、電車の中吊り広告(DODA)を眺めていたら、どうやら、建築の施工監理や設計の求人が増えているらしい。
なるほど。
思い当たる節がある。
が、そこで謳っていた理由とは、ちょっと違う。
DODAによると、東北の復興需要や、団塊世代の定年退職で人材が不足してきていると、もっともらしい理由を並べている。
が、現場が感じる原因はもっと違うところにあるのである。
建設業界は今、過当競争の嵐の中で、忙しいが利益は出ないという負のスパイラルに陥っている。
ゼネコンや大手設計事務所と言えども、その状況は同じで、青息吐息、職員はみな将来への不安を抱えて生活している。
他から見ると、「そうは言っても、基本的な待遇が良いんだから、贅沢言うんじゃない!」と思われるかもしれない。
しかし、職場の雰囲気と言うものは、内部の人間によってのみ形成されるのであって、一度リストラや減俸の嵐が吹き荒れると、みな疑心暗鬼に陥り、一瞬にして雰囲気が崩壊する例も多々あるのだ。
そんな職場は、必然的に以下の流れに呑みこまれることになる。
職場の崩壊→有能な人材の流出→技術の空洞化→即戦力の採用
悲しいことだが、これが今回、求人が増える状況の一翼を担っていると、私は感じているのである。
