いくつか告知です.

SECCON全国大会向けに,アセンブラ短歌のコンテストの作品募集が行われています.
〆切は1月末です.我こそはとおもうかたはぜひ!

アセンブラ短歌 募集要項

1/29(水)のNSF2014で,SECCONに関するパネルディスカッションに参加します.

Network Security Forum 2014

2/28,3/1に開催されるOSC東京に出展・セミナー登壇します.(2/28のみの参加です)

オープンソースカンファレンス2014 Tokyo/Spring

アセンブラ短歌本が届きました.
オンデマンド印刷だけど,なかなかきれいです.

アセンブラ短歌本

軽く読みなおしてみましたが,なかなか面白いですね(自画自賛).紙の本で読むとまた新鮮.
普通は校正作業ではもうほんとに飽き飽きするものですが(なにせ同じ本を何十回と読みなおすことになるので),
この本はそんなことなく,校正もたのしかったですね.
私ひとりでは書けないような,いろんなネタを書いていただいた共著者の方々にも感謝です.

こちらは索引.「リトルエンディアン」「レジスタ」「論理積」といった技術用語に混ざって,
「躍動感」「様式美」「浪漫主義」「若山牧水」といった(およそ技術書とは思えない)言葉が入っているのが粋です.

索引

巻末には「熱血バイナリアン十訓」もあります.
あと参考文献には「熱血バイナリアン十訓」の出典も.

立て続けにブログ更新ですが,アセンブラ短歌の勉強会をやります.

第20回 IT基礎技術勉強会 アセンブラ短歌

アセンブラ短歌がどういうものか知りたいかた,興味のあるかた,やってみたいというかた,やってみる気は無いけどなんか面白そうというかたはぜひどうぞ.

あと来年1月なのですが,アセンブラ短歌の出版社主催の書籍イベントがあります.こちらもぜひどうぞ.

二〇一四 アセンブラ短歌詠みはじめ

いやーいろいろ面白そうだなあ.
次は,バイナリかるたの本を出してみたい.

OSCのLTなどいろんなところで話していた「アセンブラ短歌」に関してですが,アセンブラ短歌の書籍が無事に先行予約開始になりました.

31バイトでつくるアセンブラプログラミング ~アセンブラ短歌の世界~

マイナビで特集ページも組まれています.

普通の解説書では飽き足らないあなたのために - Mynavi Advanced Library


KOZOSのブログ


内容はまあ,アセンブラ短歌です.笑
「アセンブラ短歌」を知らないかたのために一言で説明しますと,「五・七・五・七・七の三十一バイト(みそひとバイト)から成る 機械語コードでプログラムを書いてみるという近未来の文化的趣味」というものです.

「なんの意味があるのか?」と言われるとまあ面白いから,という感じなのですが,いちおう技術的な意味もあります.アセンブラ短歌のホームページ の「アセンブラ短歌の意義」で説明しているのですが, 実はセキュリティ教育の意味があったりします.というのはまずアセンブラを理解することや,加えてこのような特定のバイト数でプログラムを書いたり,決まった制限の中でプログラムを書く技術というのは,脆弱性をついて送り込まれる攻撃コードを理解するために有用だからです(そして防御のためには,攻撃手法をまずは理解することが重要).ところがアセンブラ・プログラミングは空洞化してしまった技術分野で,勉強するのがちと難しくなっているように感じます.とくに「遊び感覚で,楽しく勉強する」という題材が少なく,とっつきにくいイメージがあります.そういう現況を打破するために考案したのが「アセンブラ短歌」です.


書籍中ではx86アセンブラの簡単な解説と説明から始まり,文字列を出力するだけの簡単なアセンブラ短歌から,徐々に高度なプログラム(というか,短歌)を扱っています.特定の命令を各句の末尾に(しかも,意味のある命令を)置くことで韻を踏んでみたり,短歌でなく川柳(川柳は5・7・5)を作ってみたり,電卓もどきを作ってみたり,かるたを作って競技用に難読化してみたり,Quineをやってみたり,内容は様々です.

アセンブラというと難解なイメージがありますが,実は書籍中で使っているアセンブラ命令は数少なく,内容的にもそれほど複雑なプログラムになることもなく(所詮31バイトのプログラムなので),初心者が遊び感覚でアセンブラを学習する良い題材になるかと思います.

アセンブラの解説書は多数ありますが,なんだか難しくてとっつきにくいなあ,読んでても眠くなっちゃうし,もっと遊び感覚でできないかなあ,という初心者のかたにぜひ読んでいただければと思います.

とはいってもまああくまで遊びで,遊びなのだけどそれが勉強にもなればそれって良い趣味になるよね! って感じの考えです.なので「これでほんとに勉強になるのか?」「実用的か?」などあまり肩肘はって考えず,なんか面白そうくらいの感覚でやってみていただければと思います.やってみると,独特のパズル感覚があって実際結構面白いし熱中します.必死になって命令セットを調べたりするので,勉強にもなります.笑 なので初心者に限らず,フツーにアセンブラ使っているよ,というかたもぜひどうぞ.

メインは私が書いていますが,今回は共著で書かせていただいており,執筆陣がなかなか豪華です.セキュリティ・キャンプでお馴染み,最近は「たのしいバイナリの歩き方」でも有名な愛甲健二さん,SECCON実行委員で活躍中のネットエージェントの松田和樹(eagle0wl)さん,Shibuya Perl Mongersやセキュリティ・キャンプ,SECCON実行委員長など広範囲に活動されている竹迫良範さんらにも書いていただいています.書籍ホームページで目次を見ていただければわかるのですが,それぞれの得意分野で,64ビット環境でのアセンブラ短歌や6502でのアセンブラ短歌,MS-DOSでのアセンブラ短歌,表示可能文字だけを使ったアセンブラ短歌など書いていただいてます.(とくに松田さんの,「エクストリーム・アセンブラ短歌」がすごい)

あとメインはLinux/x86をターゲットにしているのですが,組込み向けにRXマイコンでのアセンブラ短歌や68HC11でのアセンブラ短歌なども扱っています.なので組込み系のかたもぜひ.

2011年にSoftwareDesign誌で連載していた「全国津々浦々! 勉強会&イベント探訪記」が電子書籍になりました.とはいっても9月末に出版されているので,すでに2ヵ月前の話なのですが.

KOZOSのブログ-イベント探訪記カバー

「全国津々浦々! 勉強会&イベント探訪記 完全版」の出版社のページはこちら


内容は,まあ全国旅日記の勉強会版です.全国各地のいろんな勉強会に参加して紹介しています.「勉強会ってどんな感じ?」「勉強会に行ってみたい!」と思っているかたは参考にどうぞ.連載時に読んでいただいたかたも,写真がカラーになりカット記事を収録して書き下ろし章も追加されているのでぜひどうぞ.価格は雑誌で既出の内容ということで,500円と安めにさせていただきました.(700ページ弱なのでだいぶお得価格かと)

勉強会の紹介とは言っても単なる参加レポートではなく,私自身が出展や発表をすることで,舞台裏みたいなものを多く紹介するようにしています.また現地での人との繋がりや,往路・復路,食事,懇親会の様子なども紹介することで旅日記っぽくしています.とくに食事は雑誌では(技術誌なので当り前ですが)カットになったものが多かったのですが,今回収録できたのでよかった.

書籍の紹介にもありますが,連載時には誌面の都合でカットされた写真や記事をすべて収録しています.感覚的にはだいたい5割増しくらいかなあ.電子書籍なので,写真もすべてカラーです.

さらに書き下ろしの章を追加しています.新章では6月のオープンソースカンファレンス名古屋 と,6~7月の間で2回行われた SECCON の問題作成合宿の様子を紹介しています.国内最大規模のセキュリティカンファレンス・SECCONのCTF問題はこうして作られています!

今回は技術書の電子書籍で有名な達人出版会 にお願いしたのですが,達人出版会の電子書籍はいわゆるDRMフリーのため,好きな端末で読めます.PCでもスマフォでもOKですし,(もちろん個人の利用の範囲で)自由にコピーできるので便利ですね.私はKindle端末と楽天koboとFreeBSDのPCで読んでます.DRMフリーいいわ~.とっても便利.