さあ、始めよう!
2024年8月12日。いよいよ世界一周の旅に出発する。
夢想だけなら、10年以上前からしていたが、本格的に計画を始めたのは、2年前。コロナが落ち着き、還暦が迫ってきた頃、妻に大体の計画(主に予算)を話したところ、GOサインが出たのだった。
1.なぜ、今?
YouTubeでよく観る世界一周は、若者が退職してから行うパターンが多い。また、年配者が退職後に世界一周するケースも多い。
しかし、今回の世界一周は、退職しないまま決行する。なぜか。それは…退職して、再就職できるほど若くはないからである。しかも、退職して年金生活ができるほどの年齢には達していないからである。
世界一周とは、若気の至りで一気に行うか、歳を取ってゆっくり行うか、あるいは、お金に余裕がある人が行うものなのであろう。
だが、そのどれにも当てはまらない、一般ピーポー&中途半端な年齢の者は、世界一周などできないのであろうか?
否!道はあるはずだ!人間、知恵を絞ればなんとかなる!これまでの人生60年、そうやって生きてきたのだから!
2.計画の条件
前置きが長くなったが、まあ、そんな感じで世界一周計画を始めることとなった。
退職せずに、世界一周をするためには、いくつかの条件をクリアしなければならない。
【条件1】
職場に迷惑をかけない範囲で、休みを取らなくてはない。有給を使うとしても、せいぜい半月程度であろう。
【条件2】
当然、金銭面も考える必要がある。これから先、お金を大幅に稼ぐことが難しい年齢でもあるので、節約でいるところはしっかり節約せねばならない。でも、せっかくの大旅行だ。思い切りいきたい時は、思い切って使おう!
まあ、そのへんの条件をクリアした計画を提案したので、妻からもOKが出たわけではあるが、それを実現するのはまた大変なのである。でも、そこがまた楽しいとも言える。
3.計画を立てよう!
この条件をクリアするために、今回は航空機での移動を主とすることにした。うちは、JALマイルを貯めているので、JALの世界一周航空券を使いたい。残念ながら、JALのJGC会員の条件が2024年から変更になったので、今回の旅行で一気にメンバーに!というわけにはいかなくなった。その分、無理をしなくていいので、自由度は高いと考えることにした。
JALの世界一周航空券は、シートクラス(エコノミー、ビジネス、ファースト)と、大陸数によって料金が決まる。
一番安いのは、エコノミークラス・3大陸で、335,000円(空港施設使用料、現地空港税、燃油サーチャージ、空港保険特別料などは含まず)で、ビジネスクラスでは656,300円、ファーストクラスだと1,003,300円となる。
今回、わたしたちは、ビジネスクラスを選んだ。その理由は…
つづく